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和書 529056 (240)



群衆心理 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 ここのカスタマーレビューを見て興味が沸き、地元の書店を回ったがどの書店にもなく、Amazonで買った1冊。

 内容は、タイトルどおり群衆と捉えられた集団の性質、思考形態と行動形態、様々な場における群衆の分析に全体が当てられているが、読み方を変えれば、当時の指導者階層が群衆をどう捉えようとしていたのかが全体に読み取れる。「群衆」という名付け・概念・捉え方自体が社会の上層、貴族階級を代表とする支配者層から下層の人々への規定の仕方であるし、読んでいるうちに上層階級の意識・無意識に触れることが出来る。また、群衆の人心をどう掌握するかという技術・秘密、例えば断言・暗示・反復・感染のプロセスや、群衆は人物や出来事、事柄を個別的に認識したうえで自分なりに他と関連付け、比較して考えることはせず、与えられたイメージを感受し、それらのイメージを基に連想することしかしない・できないので、彼らには加工・編集されたイメージ・シンボルを与えて特定の連想を誘うように、特定の印象を抱くように、特定の意見が群衆一人一人の信条になるように誘導するのが非常に有効であること、指導者は知的であることは不必要であるばかりか有害であること、狂気を帯びるほどの確信に溢れた人物が望ましいこと、穏便な人物を罵倒することで周りの人々への威厳をを獲得したナポレオンの振る舞いなどが、数多くの実例を使って示されている。ここで展開されている議論は、他の人たちの上に立って統制・管理する人たち全てにとって必須のガイドブックになっていると同時に、統制者・管理者の統制・管理に服する立場の人たちにとっては、自分たちがどんな風に把握・統制・管理されているのかを知ることが出来る必須のガイドブックになっている。

この書物の持つ効果は、当分失われそうもないと思う。




群衆―モンスターの誕生 (ちくま新書)
販売元: 筑摩書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

諸君、近代に「自立的で自律した市民」などいないのだ。

そこにいるのは群衆、
あらゆる個別的差異が溶けてなくなる等質的な場、
指導者を要求し、作り出し、そいつに同一化することで互いの等質性を確認する粘着質の共同体、
それである。

現代思想の課題は、いもしない「自立的で自律した市民」による共同体などを夢想することにはなく、今ここにある「等質的で粘着質な群衆」を直視し、そこから出発して、新たな共同のための絆を見出すことにあるのだ。

ニーチェやルボンが現代に至っても成仏せず、思想界を徘徊する理由は、おそらくその辺にある。




軍事問題の急所 (三一新書 953)
販売元: 三一書房

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軍事衛星が解ると世界が見えてくる―宇宙からの警告 “地球の危機”から国際戦略までを解読する (トクマブックス)
販売元: 徳間書店

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軍事革命(RMA)―“情報”が戦争を変える (中公新書)
販売元: 中央公論新社

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情報革命がもたらした軍事面における革命(RMA)について考察した一冊。

湾岸戦争から見られ始めた軍事革命とは、端的に言えば情報の収集・処理
能力の向上を意味している。偵察衛星や、C3Iシステムなどが軍事革命によ
る代表的な産物であろう。

この革命は、これまでの「消耗戦」を「麻痺戦」に変えると筆者は指摘する。
つまり、軍の「要」となる司令部を、偵察衛星などによって位置を把握し、
反撃に移る暇が無いよう同時的かつ連続的に攻撃することで、軍全体の機能
を麻痺させることが、戦争における戦術的目標となるということである。

軍事革命の戦術的影響に絞ってよくまとめられているが、その限界についての
考察がやや弱い。筆者自身も非対称戦においては、軍事革命における優位性が
弱まるだろうと考えている。
特に現代においては、国家同士の正規戦よりも、ゲリラやテロ組織との非対称
戦が増えている。その戦闘において軍事革命がどのような役割を果たせるかを
考慮しないと、有効性のある戦略を描くことができないだろう。




軍事帝国 中国の最終目的―そのとき、日本は、アメリカは… (祥伝社黄金文庫)
販売元: 祥伝社

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中国が海軍力の増強に力を入れていることは、新聞等で知っていた。それらの断片的な情報を取りまとめて理解するのに良い本である。
中国の軍事力増強の背景にある中華思想、中国国内の政治的・経済的矛盾、日本の外交姿勢の脆弱さ、安全保障・危機管理教育の必要性を強く訴えている。
P.267に記載された「中国が日本を敵対国家のリストから外す」時の日本の状態には、思わず震えを感じたほどだった。




軍隊なき占領―戦後日本を操った謎の男 (講談社プラスアルファ文庫)
販売元: 講談社

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 GHQの政策転換、いわゆる「逆コース」の背後で動いたジャパン・ロビー(米国対日協議会)と、その中心人物であり、1978年のダグラス・グラマン事件でその正体を暴かれることになる元ニューズ・ウィーク記者ハリー・カーンについての研究。ジャパン・ロビーは、組織を変えつつもその活動は延々と続き、CIA、あるいはロックフェラーとの関係が深い外交問題評議会、日本国際交流センターなどとの深い人的つながりがあることが示唆される。岸信介、児玉誉士夫、ロストウなど、著名な政治家・学者とCIAの関係も、豊富な情報によって跡づけられている。





軍用自動車入門―軍隊の車輌徹底研究 (光人社NF文庫)
販売元: 光人社

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軍用機開発物語―設計者が語る秘められたプロセス (光人社NF文庫)
販売元: 光人社

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大戦中に活躍した陸軍の三式戦闘機「飛燕」などの設計者として知られる著者による軍用機開発の記録。まだ揺籃期にあった日本の航空技術が、外国人技術者の指導をうけつつ急速に成長し、第二次大戦では世界を瞠目させるまでになった過程を当事者として見続けてきた現場のエンジニアが何を悩み、どのように切り抜けてきたかが活写されています。




社会学の根本問題―個人と社会 (現代教養文庫 S 9)
販売元: 社会思想社

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