和書 529056 (351)
私物国家―日本の黒幕の系図 (知恵の森文庫)
販売元： 光文社
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国家を私物化して食い荒らしている、政治家、官僚、利権で生きる財界について、その黒い鉄のトライアングルに関し、著者は丹念に掘り起こして系図を描き上げる。その中心にいるのが税金を支配している大蔵官僚であり、金融における不良債権のでたらめな処理や、ゼネコンに対しての偏った税金の投入は、国家としての政治が機能していないために、税金の無駄遣いに終わってしまった。小泉が厚生大臣時代に起こした薬害エイズ事件をはじめ、住専事件やイトマン事件は既に風化して、責任逃れに終始した小泉が殊勝になの、日本は亡国の淵に立ちすくんでいる。国民はいよいよ貧しくなる一方で、ひたすら私服を肥やす権力者たちは、複雑な血脈で結ばれて国家に寄生しているが、それをこの本はあからさまに抉り出している。著者が作った系図を眺めているだけで、日本という国家が化け物であると理解できるが、それにしても黒幕をあぶりだした著者の作業は素晴らしい。
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シベリヤ抑留記―一農民兵士の収容所記録 (ちくま文庫)
販売元： 筑摩書房
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司法改革 (文春新書)
販売元： 文藝春秋
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存在自体が極めて貴重。その割には、民事陪審の必要性について書かれた頁は少ない。改めて、真正面から新書で書いて欲しいと思う。
民事陪審って言うと、アリーMyラブで、セクハラされた秘書が、重役と
会社を訴えて赤裸々な告白を聞く陪審員。マクドナルドのコーヒーカップが耐熱コーティングされるに至る多額の懲罰的賠償事件。
くらいしか日本じゃイメージない訳で、米国の事例とか沢山取り上げて欲しかったな。
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民事訴訟法 (司法試験解法マニュアル)
販売元： 早稲田経営出版
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司法書士試験一問一答式重要論点チェックカード〈1〉民法・不動産登記法編
販売元： 東京リーガルマインド
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過去問の中から、頻出の重要な肢を中心にカード化したもの。これだけの内容を暗記できたら、合格は間違いないだろうと思える。
肢の選び方、解説面などは完璧で、過去問集で勉強するのと、同じ効果が得られるだろう。
社会人にとっては、通勤電車の中や５分ほどの待ち合わせ時間でも、勉強が
できるので、大変便利。机に向かっての勉強時間が、それほど取れない者にとっては、大変助かると思う
敢えて改善要望を出すとすると、次の２点
１）通常のブック形式で販売されているため、自分で一枚一枚切り離してカード化する必要がある。これが結構大変。カードを切り離す過程で身につくものはないので、最初からカード化して販売してくれたら嬉しい
２）最後のページにカード化した時の表紙になるカードがついているが、これによると、一束２５０枚前後となるように想定している模様。しかし、これだと分厚さが２．５センチほどとなり、リングの大きさも含めると、持ち運ぶには少し大きい。
できれば、一束１５０枚前後となるように表紙をつけてくれると嬉しい（これは、個人で工夫すれば済む話だが）
最後に、私の工夫を一つ（たいした話ではないが）。
カード化した束をそのまま持ち歩くと、すぐにクシャクシャになるので、私は輪ゴムで閉じて持ち歩いているが、それだと、読み終えたところをすぐに出すのはむずかしい。そこで、輪ゴムを２つ使い、未読の部分のところと、全体の２箇所を閉じている。そうすることにより、全体は堅めの表紙によって守られ、未読部分にすぐに到達することもできるので、スキマ時間を狙った勉強が
しやすいと思う
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司法書士試験一問一答式重要論点チェックカード〈2〉商法・商業登記法編
販売元： 東京リーガルマインド
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過去問の中から、頻出の重要な肢を中心にカード化したもの。これだけの内容を暗記できたら、合格は間違いないだろうと思える。
肢の選び方、解説面などは完璧で、過去問集で勉強するのと、同じ効果が得られるだろう。
社会人にとっては、通勤電車の中や５分ほどの待ち合わせ時間でも、勉強が
できるので、大変便利。机に向かっての勉強時間が、それほど取れない者にとっては、大変助かると思う
敢えて改善要望を出すとすると、次の２点
１）通常のブック形式で販売されているため、自分で一枚一枚切り離してカード化する必要がある。これが結構大変。カードを切り離す過程で身につくものはないので、最初からカード化して販売してくれたら嬉しい
２）最後のページにカード化した時の表紙になるカードがついているが、これによると、一束２５０枚前後となるように想定している模様。しかし、これだと分厚さが２．５センチほどとなり、リングの大きさも含めると、持ち運ぶには少し大きい。
できれば、一束１５０枚前後となるように表紙をつけてくれると嬉しい（これは、個人で工夫すれば済む話だが）
最後に、私の工夫を一つ（たいした話ではないが）。
カード化した束をそのまま持ち歩くと、すぐにクシャクシャになるので、私は輪ゴムで閉じて持ち歩いているが、それだと、読み終えたところをすぐに出すのはむずかしい。そこで、輪ゴムを２つ使い、未読の部分のところと、全体の２箇所を閉じている。そうすることにより、全体は堅めの表紙によって守られ、未読部分にすぐに到達することもできるので、スキマ時間を狙った勉強が
しやすいと思う
司法書士試験一問一答式重要論点チェックカード〈2〉商法・商業登記法編
販売元： 東京リーガルマインド
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司法書士試験一問一答式重要論点チェックカード〈3〉刑法・民訴・民執・民保法・供託法編
販売元： 東京リーガルマインド
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全部で３分冊に分かれているこのシリーズであるが、本分冊が最も利用価値があるかもしれない。基本的にマイナー科目で、条文を中心とした基本的な問題が繰り返し出題されている科目が中心であるため、このようなカード方式で何度も勉強することが有効だからだ。マイナー科目ゆえに、勉強時間をあまりかけることもできないため、ポケットの中にカードを入れておき、ちょっとした移動時間中に読むなど、時間の有効利用ができる。
本シリーズにはアンケート葉書が綴じ込まれており、このアンケートに答えると、憲法と司法書士法のカードが無料で送られてくるが、このアンケートには絶対に答えてはいけない。憲法は過去問が少ないため、おそらく行政書士試験などを参考に作られた創作問題が中心となっているが、極めて簡単なものばかりで、利用価値は少ない。司法書士法は過去問だが、特に必要なレベルとはいえない。
ところが、このアンケートに答えると、山のようなダイレクトメールがくるばかりではなく、LECから受講の勧誘電話までかかってくる羽目になる。得られるメリットの割りに失うものが大きいので、アンケート葉書には応えるべきではないだろう。せっかく、本編のほうは価値が高いのだから。
司法書士試験一問一答式重要論点チェックカード〈3〉刑法・民訴・民執・民保法・供託法編
販売元： 東京リーガルマインド
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司法のしゃべりすぎ (新潮新書)
販売元： 新潮社
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判決の理由欄に理由以外のことを書いてはいけない。ということを言っているだけです。
その結果何が得られるのかというと、裁判事務の合理化・迅速化と理由以外の蛇足と言われているものによる害悪（？）の排除ということになっています。第一章の例がインパクトが強いようですが、これは著者の創作です。このことを忘れてはいけません。後に実例も出ていますが、結論部分でまた第一章の例に言及して、合わせて自説の正当性を主張しています。ちょっと作為的な感じがします。説得力をありもしない極端な例に依存しているようにも思われます。
逆に失われるのもの方が多いかもしれません。少なくとも現在の司法の違憲立法審査権も機能しなくなりますね。著者によると、立法は国会の権限であり、それをチェックするのは国会議員を選出する国民の役割ということになります。極端な三権分立論というより、ナイーブな三権分立論ですね。国政選挙が国民代表原理で行われているとは思えないのですが････だとすれば、司法改革の前にやるべきことがあるでしょう。
それにしても、「理由欄」は理由を書く欄だから、それ以外のことを書くのはおかしい云々という議論が延々と続くのに付き合うのはちょっとつらいです。