戻る

前ページ   次ページ

和書 529056 (393)



秘密のファイル〈上〉―CIAの対日工作 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

意外なところでG.ケナンに出会った。
「封じ込め」の人で、日本の占領政策にも
影響を与えた人、とは思っていたが。
CIAに秘密工作の権限を与えた人として
登場する。
ただし、軍事対決を避けるための策だったらしいが、
実際には核で対決する方向へアメリカは動いた。
ケナンはどういう気持ちであったろう?




秘密のファイル〈下〉―CIAの対日工作 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 
 文庫本とはいえ、上下巻併せて1000ページ以上にわたって、半世紀に及ぶCIA(中央情報局)等を中心としたアメリカの対日工作の軌跡を丹念に追求した労作であり、第一級の歴史的価値があると考える。
 著者の春名幹男氏は、共同通信記者としての在米経験を生かし、延べ「10年かけて、米国立公文書館などで大量の秘密文書を発掘し、関係者を探し出して、貴重な証言を得」(あとがき)てきており、新たな事実の発見も少なくない。

 これからも、「米政府の公然の外交活動は、秘密工作によって補強されなければならない」(1948年、NSC(国家安全保障会議)10/2号文書)というアメリカのスタンスは、基本的に変化しないであろう。
 1994年以降の「年次改革要望書」などで象徴されるように、アメリカは日本に対して露骨ともいえる“内政干渉”を行ってきているが、これらとともに、対日秘密工作を追跡・検証する地道な作業を今後とも欠かすことは出来ないと思われる。




秘録・陸軍中野学校 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

著者は「日本の埋蔵金」などの著書のある畠山清行氏で、編集はノンフィクションでは定評のある保阪正康氏です。中野学校は、その昔、小生の親族の一人が在籍していただけあり、興味をもって何度も読ませて頂きました。当然ながら「学校」システムそのものの克明な「足跡」調査は難しく、詳細暴露については有る意味インパクトに欠ける印象も否定できません。が、それはそれとして著者の熱意ある取材と努力には心より敬意を表します。時折小生に言葉少なに話して頂いた当時の状況そのものが、この書の随所に書かれており、深く感銘を覚えました。小生は決して戦争肯定論者ではございません。しかしながら、信念を貫きながら生きながらえるという執念にも似た「合言葉」。公私共につまづいていた小生にとっては、なにか、心の底から力が湧いてきたような気がいたします。




兵士を見よ (新潮文庫)
販売元: 新潮社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

いくら中国の反日勢力が騒いでも、北朝鮮が脅してきても、彼らが日本に攻めてこない理由。それはこの本を読めばすぐわかります。
世界最強の戦闘機F-15.この戦闘機のものすごさは最大9Gの係るコクピットとアフターバーナーを爆発させて垂直にスペースシャトルよりも早く高度1万メートルに到達する上昇能力の全てを、筆者である普通のオジサンが体験することで我々の感覚が疑似体験できるのです。

そして日本にも存在したのだ、あのトップガン。超人的なウルトラCを矢継ぎ早に繰り出すさまは読んでいて興奮します。こんなものすごい戦闘機と超人がこの日本に居ただなんて。

ちなみに米国以外にこの戦闘機を保有する国は世界でも僅かだそうです。




兵士に聞け (新潮文庫)
販売元: 新潮社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

まるで小説のような語り口で“兵士”たちの現実の姿をひたすら丁寧に追ったルポです。
常に政治と外交、そして国民の目に翻弄され続けてきた自衛隊の内部、しかも一部隊、一隊員にクローズアップすることで、生きている自衛隊を描いています。

国防の最前線を担いながらも訓練で実弾の一発も撃てないジレンマを抱え、世論に気を遣い、政府の苦しい憲法解釈に縛られながらも、厳しい訓練に耐える“兵士”の姿には感動を覚えます。
特に北海道南西沖地震の際に津波に襲われた奥尻島の航空自衛隊レーダーサイトの隊員たちの件では、涙があふれました。

防衛産業の汚職や自衛隊内での不祥事が後を絶ちませんが、ニュースにならない自衛隊の姿を知る絶好の書です。




香港市民生活見聞 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 香港の市民生活を豊富な写真で紹介した一冊。
 お葬式、占い、食べ物、住居、風水など、雑多な知識が色々と詰め込まれている。台湾に取り憑かれて15年という著者だけあって、簡単には知り得ないマニアックな話が多い。たとえば、鶏肉と梨は食い合わせが悪いとされていることとか、阿片の吸い方とか。
 あまりにとりとめなくつくられた本だが、その雑多さが香港なのだろうと思う。
 文章も充実していて読み応えがある。
 ガイドブックではない。




ポケットの中の野生―ポケモンと子ども (新潮文庫)
販売元: 新潮社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

子どもの心の中にひそんでいた「野生の思考」を刺激するゲーム「ポケモン」。これにより子どもたちは創造力を発揮し、「贈与」の行為を経験する。こういう見方をするとRPGなどのゲームの中には人の心理的発達にとって有益なものもあるのかと思う。大人が知らない間に子どもはそういうものを見分けているということだろうか。国や世代を超えてヒットするものには人々の心を揺さぶる「何か」があるということだろう。




マキアヴェッリ語録 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

人間の本質を見つめたマキアヴェッリの名言の数々。
内容自体は非常に素晴らしい1作。
塩野七生が語録としてまとめたくなったのはわかる。
だが、不要に解説をつけても仕方がないとわかってはいつつも、塩野七生の言葉を読みたかったこともあり、その分だけマイナスとした。




ミカドと世紀末―王権の論理 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






ミカドの肖像〈上〉 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 西武の元会長が逮捕されたとことで、改めて読んだが、最も強烈な印象が残っているのは御大の父親、堤康次郎の姿。東急グループの創始者である五島慶太が強盗慶太と呼ばれていたのに対し、西武の堤康次郎はピストル堤が異名だったという。なんともすさまじいあだ名だが、こういう名は永井道雄元文部大臣によると、東京大空襲時に「花火が散るように夜空が赤く染まっていた空襲の日の出来事だった。地下室で、電話を何台も並べて、ひとつの受話器に顎をあてて大声で交渉しつつほかの受話器のダイヤルを片手で回して土地を買い漁っていた阿修羅のごとき男」(p.87)というようなあたりからつけられたのであろう。

 そんな姿も息子から見るとこうなる。空襲の時「みんなカネを持ってよそに逃げようとする。カネが信じられない者はモノに換えた。しかし、土地を買うという発想はなかった。おやじは、逆に日本がダメになっても逃げないで都内の土地を買えるだけ買おう、と。製造業ではないのだから、土地を買っておけばなんでもできる、という考えでしょう」(p.126)。しかし、空襲で焼け出された人たちが広大な自宅に入ろうとするのを、いったん入られたら住み着かれてしまうと大変だといって追い出したりする。

 実は西武のことはとっかかり。

 メインの天皇制の問題については橋川文三の弟子らしくキッチリ分析している。


前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ