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和書 538546 (30)



「いき」の構造 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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恋愛は哲学者の不得意分野といわれる。ゲーテ、ピカソといった芸術家たちに比して、恋多き哲学者という話はまず聞かれない。ニーチェの痛ましい片思いもさることながら、スピノザがラテン語を一少女に教えていたことが詮索されたり、ハイデガーとアーレントの恋が騒がれるのも、いかにも地味なこの業界ならではのことだ。だが、ヴィーナスよりはミネルヴァの使徒である哲学者たちにも例外はある。わが九鬼周造がそれである。名著『いきの構造』の核心は恋愛論であり、九鬼は「<いき>は恋の束縛に超越した自由な浮気心でなければならぬ」(p48)と断言して、結婚という制度的束縛を嘲笑する。

 このたび、詳細な注と解説を付した文庫版が出版された。九鬼は西洋哲学や文学・芸術だけでなく、江戸時代の風俗や衣装、文学などを縦横に引用するので、言葉の注釈や図版が豊富なのは本当に助かる。これによって「いき」のイメージが生き生きと甦る。何よりもまず美的であることを重んじた九鬼周造その人の魅力と、芸の広さにあらためて感服。




「いき」の構造 他二篇 (ワイド版 岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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谷崎潤一郎という男が、その女好きを、たとえば『細雪』という文学に結晶させたように、九鬼周造という男も、それを、『いきの構造』という哲学に結晶させた。と、言っても、まんざら間違ってはいないように思います。つまり、谷崎の『細雪』程に面白い書物です。 そして、原点は、女好き。という、普通、ストレートに表現すれば、(何故か)軽視されてしまいがちなものから発生しているにも拘らず、谷崎の『細雪』がそうであるように、九鬼の『いきの構造』も、読み終えたその時、不思議なことに、居住まいを正したくなるというのでしょうか。「きれい」に、「ストイック」に生きよう。と思わさせてくれるのです。それが、あらゆる道で、その道の達人と呼ばれる人たちが為し得る技というものなのでしょうか。併せて、『いきの構造を読む』も読まれると、2度、3度、余計に面白いと思います。




いきと現代人の美意識
販売元: 名著出版

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いまこそ知りたい朝鮮半島の美術 (小学館アート・セレクション)
販売元: 小学館

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 朝鮮半島というと北半分はまあ色々あってあれだけれども、南半分は日本から気軽に行ける観光地として大変に一般的である。しかしその旅程の多くが2泊3日でアカスリと焼き肉と免税店で終わってしまう。何故なのだろうと思ったら、要するにガイドブックがそういう遊び方しか紹介していないのだ。

 じゃあ韓国で他に何の見所があるのか。かの地の文化財のほとんどは現地でいう所の壬申倭乱と日帝支配で概ね灰燼に帰し、朝鮮戦争でトドメが入っているもので、なかなかそのようなものに触れられる場所も無い。しかしそれでも景福宮にある国立中央博物館へ行けば書画や陶磁器の素晴らしいコレクションを見る事が出来るし、郊外や地方に足を伸ばせば色々と貴重な文化財も残っている。残っているのだけれど、通り一遍のガイドブックではなかなかそのような情報が取れない。

 そこでこの本。建築に書画に工芸と幅広い分野を系統的にまとめ、また豊富な図版と読みやすい解説で理解の助けをしてくれるのである。日本で教育を受けると伝統的な日本語読み(くだら・しらぎ・こうくり等)がアタマにたたき込まれてしまうので、向こうで英語解説しか無い場合などは「シルラ・・・・ああ新羅」などと悩んでしまうのだが、本書では現在韓国で一般的な読み方がルビになっており、その点でも有り難い。




いまなぜ青山二郎なのか
販売元: 新潮社

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そう、青山二郎と言う人物に興味を覚え、それとともに「白洲」と言う名のブランドに
魅かれ、本書を手に取った。
ううう、しかし、残念ながら自分にはこれを読みこなすことができなかった。

何と言うのだろう、このスノビズムは。盛んに出る「ジイちゃん」と言う呼び方にもな
じめなかった。とどのつまり、あの戦争のさ中にも美を追求できていた人たちの、極め
て特権的な人たちの、身内話でしかないのだろうか。

小林秀雄をはじめ、綺羅星のような我が国の代表的な文化人が登場し、その人たちが、
ちょうどこの「ジイちゃん」と言うようなかっこうで、日常として語られる。
その様子は、しかし素晴らしい人間の素晴らしい日常と言うより、むしろ素晴らしい文
化的な成果を生んだ、芸術的、哲学的な人たちも、当たり前的に極めて人間臭い人たち
だったと言うことでしかたかった。
それはそのとおりなんだろう。しかし、私は最後までこの白洲正子の語り口調になじめ
なかった。

結局のところ、このような素晴らしい、綺羅星のような文化人達の、「素の姿」を知ろ
うとしない方が良かったのか、と。あるいはその語り手として、極めて彼らに近かった
白洲正子は、近過ぎるがゆえ、その任にあたわなかったのか。
本当に、いまなぜ青山二郎だったんだろう。
記録者としての正子は、決して、青山の今日性を語ることのできる人物ではなかったん
ではないかと思ってしまう。




いま見ても新しい古代中国の造形 (アートセレクション)
販売元: 小学館

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うごくモノ 「美術」以前の価値とは何か
販売元: 平凡社

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うつろうかたち
販売元: 平凡社

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うめこぶちゃん
販売元: 幻冬舎ルネッサンス

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はじめて手にしたとき、大変内容にひきこまれました。
ほのぼのしたイラストと対照的に、感情を赤裸々に語っています。
ひとが日々暮らす中の葛藤だったり、ほんのちょっとした悩みや喜怒哀楽がさりげなく描かれていて、読んでいて「あ〜そうそう。」なんて共感して、いつのまにか癒される自分がいます。読むサプリですね。友人にも紹介したい本です。




えこよみ―ECOYOMI
販売元: Think the Earthプロジェクト

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母の誕生日にプレゼントしました。
一枚一枚の絵がすてきで見ていて飽きません。
祖母にも勧めたところ、たくさんかってお友達
に配っていました。

英語も併記されてるので、英語の勉強になるかも。


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