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和書 538546 (39)



小堀遠州 綺麗さびの極み (とんぼの本)
販売元: 新潮社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 本書は、茶人、建築家、庭師、政治家としてマルチな才能を遺した小堀遠州の魅力を、ふんだんなカラー写真を織り交ぜつつ、遠州に関心が高い著名人の解説を織り交ぜている。「NHK美の壺 表具」を通じて遠州に関心を持ったものの、どの本から遠州について学べばよいかわからなかった。検索した結果、本書を含む2冊の本が入門書に相当することを知った。そして、本書は遠州の入門書としては最適で、遠州のマルチな才能を体系的に理解できる。

 私と同様、大半の方は遠州について存じない方が多いと思う。遠州は吉田織部の弟子であり、千利休の孫弟子である。利休は有名なので私なりにわかりやすく説明すると、遠州は信長、秀吉、家康の家康に相当する。
(中略)
 作風としては、明るく開放的な空間で、世界中で受け入れられる近世の取れた形と装飾性が挙げられる。利休にありがちな白黒の世界ではなく、カラーをふんだんに使用しているといったところだろうか。本書の22〜23ページに利休、織部、遠州の茶碗比べをカラー写真で取り上げているが、このページは本書の全てを濃縮しているといっても過言ではない。

 自分の世界を徹底的に追求するのが利休と織部だとすれば、遠州はおもてなしを最重要視している。相手の地位や気持ちを最優先し、TPOに合わせて舞台をコーディネートする。まさに、現代のサービス業にも通じる要素であり、グローバル化が進んでいる21世紀は遠州の時代だといっても過言ではないと考える。
 ただ、誤解して欲しくない点が1つある。それは、利休や織部の時代は終わったということではなく、遠州も両者と同等に評価されて然るべき時が来たのではないかという点である。遠州は利休と織部の直系であり、利休と織部なくしては遠州も存在し得ないのだから。

 以上のように、本書は遠州を知る上では最適な本の1冊である。しかし、不満も無くはない。それは、作品と解説が中途半端に混ざっている点である。2ページで1項目を取り上げたほうが、読者に対してより体系的に遠州について理解でき、織部や利休についても派生するのではないかと考える。さらに、歴史上の人物との兼ね合いや趣向の変化等をわかりやすく紹介し、解説も小出しで取り上げれば、遠州の偉大さや業績を再認識することができるのではないかと考える。




天才 青山二郎の眼力 (とんぼの本)
販売元: 新潮社

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どうぶつたち (こどもとみるせかいのびじゅつ)
販売元: 福音館書店

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中村とうようの収集百珍 (ミュージック・マガジンの本)
販売元: ミュージックマガジン

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なんでもコレクターの著者(ミュージック・マガジン社会長)が、コレクションの中から珍品我楽多~お宝を100項目紹介。
音楽関係のレコードや楽器の珍品、逸品や、ポパイやベティまでもが写真と共に解説されていて楽しい図鑑となっています。
萬コレクターの私には、バイブルとなる事でしょう。
続編も出るといいなぁ!




なぜ、これがアートなの? (水戸芸術館現代美術センター展覧会資料 (第39号))
販売元: 水戸芸術館現代美術センター

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なぜ、これがアートなの?
販売元: 淡交社

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もし、現代アートの突飛な発想に戸惑い、なぜこれらがアートと呼ばれるのか、
その明快な「美術史的観点」からの回答を求めるなら、それはこの本の中には
書いてありません。

合計69の図版を元に解説が展開されますが、それは解説を読んで分かった気になる
質のものではありません。作者アメリア・アレナスは対話を通しての鑑賞という手法
を提唱した人物であり、一方的な「だから、これはアート」といった論評ではなく、
まずは自分で作品に向き合うことの大切さを教えてくれています。

タイトルの答は自分で考えるしかない、という良い意味で放任主義の本といえます。
少なくともそのきっかけは与えてくれる、アート好きにとってもアートに縁が無い人に
とっても良書だと思います。







なつかしい未来の世界―荒川修作の仕事
販売元: 新曜社

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なにも見ていない―名画をめぐる六つの冒険
販売元: 白水社

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中身に関するレビューは下の方がうまくまとめていらっしゃる通りだと思う。
少し難しさを感じる場面はあるが、絵を見るのが好きな人であれば一気に読める。
それほどのスピード感があり、絵画に対する真摯な姿、深い洞察力には感銘を受けた。

いくつかの章は会話調で進んでいて、一見真面目な本でないような印象を持つが、
簡単に書いているように見えて実はとても高度な内容を論じている。
本書はもちろん翻訳なのだから、原書をうまく意訳するのは大変なことであったと思う。
訳者には感謝するとともに、やはりこのような書物がもっと多く日本語にならないものか、
プロの方々にはぜひ奮起していただきたい。

最後に、本書を読むと「絵画の見方は一つではない」ことを再認識させられる。
少しばかり学習が進むと「この絵はこう見るべき」という考えに陥ってしまうが、
頭のコリをほぐすのに最適であるとも感じた。




アールヌーヴォー名作〈1〉ミュシャ (色鉛筆で描くぬりゑ塾)
販売元: 美術出版社

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イメージスキャナーで取り込んでフォトショップを利用して着色してみました。塗り絵としても面白いのですが、お手本とは別に、違った彩色も楽しめました。
思うにミュシャの絵は、線の描写が優れているのですね。
アールヌーボ期の装いも、塗り手の思惑では現在風にもなると思います。
個人的には、直接塗ってしまうのはもったいないような気がします。線を楽しむだけでも楽しめます。




大人の塗り絵 花鳥風月編
販売元: 河出書房新社

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年月を経て今に伝えられている絵ばかりなので
絵の持っているパワーをひしひしと感じることが
えきるものの、これを塗り絵で楽しめるかというと…
経年による顔料の焼けのようなものも表現せねば
ならず、これが案外しんどかったです。
自分が好きな「色目」というものを、よく認識して
ぬりえを買うこと、まず大事と反省しました。
楽しくぬるというより、襟を正してぬる感じ。
この手の絵がお好きな方にはよいでしょうが…



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