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和書 538546 (187)



サム・フランシス (現代美術)
販売元: 講談社

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 東京都現代美術館で、サム・フランシスの作品を見た。

 第一衝撃(ファーストインパクト) 
 樹齢何百年もの巨木が倒壊した現場に遭遇した。
 しかし、これは描かれたもの。物そのものではない、自然の成生とは違い、見られる為のスキルによって、創られたもの。
 譬えるなら、これは「書」。

 「書」には、厳然と再現すべき文字=「原型」が存在する。
 彼の作品を前に、思い知るのはこのこと。
 「原型が存在する」
 これは、偶然によるものではない、即興(厳格な一過性)によって具現された生命のカタチとでもいうべきもの。
 




フィニ (現代美術)
販売元: 講談社

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現代美術 (9) (現代美術 9)
販売元: 講談社

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形式ばかりが洗練されてエネルギーを失った現代美術に嫌気がさしてたときに彼の絵に出会って、とても衝撃を受けました。その後自分で絵を描き始めましたが、色を楽しむという点で彼の影響が強くあります。




現代美術逸脱史―1945~1985
販売元: 晶文社

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たいへん充実しており、読み応えのある一冊(タイトルには明記されていないが本書の考察対象は日本における美術のみ)。筆者はあくまで一貫した視点から現代日本美術史を読み解こうとしている。特に日本における美術家の展覧会活動を細かに追うことによって西欧の現代美術思想や批評に惑わされることなく日本固有の美術の歩みをあぶり出し、同時にこれまでの美術批評を覆していく筆者の力量は並大抵ではない。時代状況への目配りと理論的考察の双方のバランスがとれており、たいそう説得力がある。
ただし難点もないわけではない。後半以降「類としての芸術」「プラクーシスとしての美術」論を展開していくくだりは、いささか気負いすぎているためか多少の混乱や強引な論理づけも見られるし、繰り返しも多いため、正直読み進めるのがしんどかった。加えて、日本美術への西欧の美術概念の安易な適用を批判する筆者が、肝心な「類としての芸術」の部分で、ポイエーシス/プラクシスという概念に無批判に依拠しているのは正直どうなのかな、とも思った。とはいえ、「プラクーシスとしての美術」という考え方によってもたらされる「コペルニクス的転回」(「『砂利と格闘するのも美術である、道路を清掃するのも美術である、穴を掘るのも美術である』から、『美術家が美術の位相からのプラクティスとして道路を掃除することも有りうる』への、発想の転換」p.205)には、まさに蒙を啓かれる思いだった。総合的には力作であり良書だと思う。




現代美術入門―国内コレクションで見られるゴヤからシュナーベルまで
販売元: 美術出版社

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 現代美術入門のための手軽な一冊であるが、出版からかなりの年数が経っているので、当然のことながら最新の動向を捉えることは出来ない。しかし、類書であるアメリア・アリナス『なぜ、これがアートなの?』や小林康夫編『現代アート入門』などと比べても、参考図版が多く、国内のここに行けばこの作品が見られる!といったガイド本としてはまだ有効だと思う。
 主に「絵画に親しむ」「やさしく現代美術」「『なぜ?』に答えましょう」の三部から構成されているが、本書のおよそ半分を占める「絵画に親しむ」が読みにくい。本文と、コラム、図版及びその解説、各美術館ガイドが同じページに混在しているように感じるのだ。したがって、見たい部分だけパラパラと見る分には楽しいが、真面目に本文を読もうとする向きにはストレスがあるかもしれない。なお、「やさしく現代美術」は、中原祐介と故・如月小春の対談という体裁をとり、現代美術の見方について語っているので初学者も読みやすいのではないか。 




現代美術―アール・ヌーヴォーからポストモダンまで (ワードマップ) (ワードマップ) (ワードマップ)
販売元: 新曜社

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形象という経験―絵画・意味・解釈
販売元: 勁草書房

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形象と時間―美的時間論序説 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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形象と時間―クロノポリスの美学
販売元: 白水社

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啓蒙主義の美学―ミメーシスからポイエーシスへ
販売元: 晃洋書房

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 1977年に書かれたベルギー出身の美学者ニヴェルの『ヨーロッパ啓蒙主義の文芸美学』の翻訳。一般に啓蒙の世紀と言われる18世紀を通観した一冊。原題に文芸美学とあるとおり、修辞学的な流れが把握されている。
 古典主義的な理性や規則から、想像力説、崇高を経て、ロマン主義の先駆となる天才概念まで、一気に語られている。驚異的なのは、それぞれが密接な連関を持って論じられていることで、全体の緊密な後世には圧倒される。18世紀美学をやるのなら、まず本書に目を通しておくべき。
 あくまでも修辞学的内容であり、美術や文学など、他の分野には全く論究がされてない。まあ、それはそれでいいのだが、読者は狭まってしまうだろう。


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