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和書 538546 (356)



私のピカソ 私のゴッホ (中公文庫)
販売元: 中央公論社

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池田さんは本書の中で、個人的な内容が多いことや、話が場所的にも時間的にもあちこちに飛ぶことが多いことを、お詫びとも反省とも言えない様子で何度か書いておられますが、確かにある意味、個人的でまとまりの悪い画家論かもしれません。しかし、個人的な内容には池田さんの純粋な情熱を感じ、話の飛躍は池田さんの天才的な直観で離れたものを見事に結びつけたものであり、結果、ピカソやゴッホについて、これまで感じなかった新しく強烈な好奇心を呼び起こされました。
ピカソ論、ゴッホ論では、岡本太郎さんの素晴らしい文章も読んだことがありますが、岡本太郎さんは情熱的でありながらも、あくまで論理を踏み固めて話を展開するのに対し、池田さんのは「私にはどうしてもこうとしか思えない」という調子のものもあり、また、自分のぱっとしない学生時代を披露しつつ、その時に各々の画家について感じたことを語るというのが、まるで池田さんとお茶でも飲みながら芸術談義を聞いているような感じがしてなんとも味わいがありました。
しかし、ゴッホの絵がなぜ現在も新鮮さを保っているかについての、画材(特に絵の具)についてのお話は、画家池田満寿夫の面目躍如たるものがあり、ゴッホの生活状況と合わせて非常に興味深いものでした。
そして、3人目に取り上げた画家が、「好きだというのが恥ずかしい」というモディリアニ。池田さんは勘違いからモディリアニのファンになったという、人を食った話を始めますが、なんとそのモディリアニ論が素晴らしかった。勘違いから入っても好きは好き。池田さんのなんともユニークな人間性に触れ、私は池田満寿夫さんの大ファンになりました。




中国―その伝統美術と現代 (1977年)
販売元: 美術出版社

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中国絵画総合図録 続編〈第4巻〉総索引
販売元: 東京大学出版会

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中国絵画総合図録続編〈第2巻〉アジア・ヨーロッパ篇
販売元: 東京大学出版会

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中国絵画の流れ―上古から現代まで (中国の水墨世界)
販売元: 露満堂

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中国絵画のみかた
販売元: 二玄社

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中国画巻の研究
販売元: 中央公論美術出版

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 B5版、625頁に、一つ一つが1冊の本になれそうな12篇の論文がびっちり入っている。中型の辞典ぐらいの大きさの本である。
タイトルとは少し違って、主に「中国説話画の画巻」の研究なので、純粋な山水画卷は、ほとんど扱っていない。
全ての論文が、現在鑑賞できる絵画そのものを、まず材料にして分析するという姿勢になっている。古い時代の中国絵画史は、しばしば文献の記述や画家の伝記が優先されて、肝心の絵画そのものをおざなりにする通弊があった。著者はその反対の立場に立っている。また、模写本や類似の絵画をできるだけ多く挙げて、その相対的な価値や系統を批評探求している。これは、他では得難い優れた記述である。
一見、高価な本であるが、ボリュームがすごいので、相対的には適正価格かと思う。図書館、大学などには是非備えたい。





中国芸術の光と闇―波瀾万丈の百年芸術史
販売元: 秀作社出版

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中国山水画の誕生
販売元: 青土社

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中国山水画の誕生
販売元: 青土社

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