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和書 548206 (308)



ある女医の手記
販売元: 新風舎

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ある女子職員の一年
販売元: 新風舎

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ある娼婦の秘密の生涯
販売元: 河出書房新社

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本の内容自体が読者の猟奇的な嗜好を満足してくれると思う。
ただ、文学性のまったくない作品であることを覚悟する必要がある。原作のせいでもあるかもしれないが、とにかく訳文の日本語は小学生レベル!
この本に引かれる方には、条件がよければ、本屋での立ち読みがお勧め。蔵書をするほどの価値はない(個人的な観点としては)。




ある婦人の肖像 (上) (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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著者ヘンリー・ジェイムズは、魂が生き生きと躍動している見た目の美しい女性に尽きせぬ興味を抱いていた人でした。或る意味ヘンリーは、「興味を抱いた」というレヴェルで終わってしまった人でもありましたが、本書において、ヘンリーが描き出したイザベルの姿は、宝石のように、文学史上に永遠に輝き続けることでしょう。




ある婦人の肖像 (下) (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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ジェイムズ自身も会心の出来だという、第42章。この内的独白に辿り着くために、この小説は読みすすめるべきだ。といってものめり込めば、ここまで来るのは決して困難ではない。ともあれ、ヒロイン(イザベル)が自分の夫(オズモンド)を分析するという、ただそれだけのことだけで、これほど手に汗握る迫力が生まれてしまうというのはいったいどうしたわけか。オズモンドの俗物像――世間を軽蔑しているかに見せて、もっとも世間に対する評価に敏感であるという性格――は、今を生きる我々とそう遠い存在ではない。第42章は、私にとって鋭利な人間描写を読みすすめる快感と、それが読む自分に跳ね返ってくるような不安とを同時に体験させる充実したひとときであった。




ある婦人の肖像 (中) (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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19世紀アメリカ文学を代表するヘンリー・ジェイムズの初期の代表作。
ジェイムズの小説の主要なテーマである、ヨーロッパの文化(成熟、経験、退廃)とアメリカの文化(未成熟、未経験、無垢)の対比を軸にヨーロッパの美しい舞台のもと、将来に希望を馳せる無垢なアメリカ人女性、イザベルの人生が緻密に描かれていく。

作者の視点はどの登場人物からも一歩離れ、彼らの思考、感情、表情を細かく描写している。そのため読者はまるで映画のカメラを通して見るような形でイザベルの人生を眺めることになる。まさに言葉で描かれた一人の女性の「肖像」なのである。

ヨーロッパの文化とアメリカの文化の対比と述べたが、厳密にはアメリカ人としての純粋さをなくし、経験の故にずる賢くなったヨーロッパ在住のアメリカ人の中で、ヨーロッパを自分の目で見てみたいという強い希望を持ってやって来た若く聡明なアメリカ人女性が騙され、打ちのめされながらも、必死に自分の信じているものを守り貫こうとする物語となっている。しかし、単純にヨーロッパが悪で、アメリカが善という図式で成り立っている訳ではない。

才気に溢れ魅力的なイザベルが自分の判断力を信じ、自らの人生を選び取って幸せになれるはずであったのだが、自分の判断力を過大評価し、周りの意見や忠告にも耳を貸さない頑なさが災いして、思いもよらなかった運命に巻き込まれていく。気が付かぬうちに、確かにヨーロッパ化したアメリカ人の策略にはめられてしまうのだが、結局、これはイザベル自身が選んだ結果であり、周りの意見を聞いて、考慮しうることができたとしたら、防げたかもしれない運命なのである。

また、ヨーロッパ化したアメリカ人にもどことなく喪失感が漂っており、祖国にもヨーロッパにも完全に根を生やせなくなってしまった空虚さが、彼らの人物像に深みを与えているのである。

作者はイザベルを単に悲劇のヒロインとしてその人生を描くのではなく、ある一人の女性の心の襞を丁寧に描いて、一枚の「肖像を」作り上げている。

読者はその「肖像」を自分の好きな角度で鑑賞できる魅力がこの作品にはあると思う。私は、挫折をしながらも不器用なまでにの信念を通そうとするイザベルの生き方が好きである。自分で選んだことに対して責任を持つということを彼女は放棄することをしない。

自分だったら同じ生き方はできないかもしれない、そう思いつつ彼女の生き方から目が離せなかった。是非一度手に取って、自分がイザベルだったらどうするかを想像する楽しみを味わっていただきたい。




ある家庭医の苦悩―病めるアメリカの医療の現場から
販売元: 保健同人社

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ある家族の会話 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)
販売元: 白水社

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第二次世界大戦前後を背景にしてユダヤ系イタリア人一家の歴史をたどった作品。
会話と行動描写のみで淡々と描かれているにもかかわらず、行間から湧き出ている怒りや悲しみに心を動かされる。
最後の章の、すべてを乗り越えてきた家族が以前と変わらぬ会話をかわす場面は一筋の光を読者に印象づける。
大げさな感情の表現なしでここまで深く大きな作品を作り出した著者に尊敬を覚えます。




ある家族の会話
販売元: 白水社

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ある家族の会話
販売元: 白水社

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