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和書 554118 (82)



奥野昌綱先生略伝並歌集―伝記・奥野昌綱
販売元: 大空社

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小倉金之助―生涯とその時代
販売元: 法政大学出版局

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 「小倉金之助」(1885〜1962)という名に接したのは、岩波新書『日本の数学』によります。その著者紹介で、戦前から戦後にかけての重要な研究者と知らされるとともに、内容はもちろんですが、文章からもどういうかたかとの関心を抱いたものです。さすがに全集までは手を出しかねますが、この阿部氏の著書とはそうした興味から出あうことになりました。
 阿部氏は、巻末の著者紹介や出版案内をみると、山形県立高校教諭で、この出版社からほかにも『石原莞爾 上・下』(2005)『土門拳』(1997)などを出版している郷土史家のようです。また、小倉の『われ科学者たるを恥ず』(2007)の編集にも携わっています。
 さて、この1992年初版発行・2007年新装版発行という小倉金之助の伝記ですが、あからさまな偉人伝ではないにしろ、そうした視点が支配していることは否めないように感じました。全体として穏当な書きっぷりで、それはそれで好もしいものなのですが、「生涯とその時代」との副題に見合う充分な記述がなされているかということになると、あるいは踏み込みが足りないと感じるかもしれません。どうもじっくりと深読みをする必要がありそうですし、そのための最低限の記述はされているように思います。たいへん難しい時代を生きたかたですから、読み手も少し心してかからなければいけないといったところでしょうか。
 いかにも大学の名を冠した出版社のものらしく、一般向けの読みやすい書ですが、各事項の典拠も物々しくなく示され、また、年譜・主要参考文献・人名索引のついたしっかりしたつくりになっています。
 すこし時間をおいて再読してみたいと思います。






小倉昌男 経営学
販売元: 日経BP社

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いままで様々な経営に関する本を読んできたが、これほどまでに実践に裏付けされた本はいままでに読んだ事がない。
今では、宅急便という言葉と、数日で日本全国どこにでも小包を送れるというのが当たり前のようになっているが、そのシステムの構築と規制緩和には想像を遥かに超えた苦労があった。目先の売上よりもお客様を大切にし、現場の声を何よりも大切にする。こんな企業が日本にもっと増えれば、必ず経済は良くなるだろう。
本書のような心に訴えてくるようなあつい経営書をもっと読んでみたい。




小倉昌男の福祉革命―障害者「月給1万円」からの脱出 (小学館文庫)
販売元: 小学館

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 少しだけですが、私は障害児童との付き合いがあります。その障害児たちの現在は社会の多くの部分から隠蔽され、本当にこの本にあるように「作業所」と呼ばれるところで「預かっていただく」ことが多くの目的で給与はほとんどない、または逆に支払うなどの話を聞き、強い衝撃を受けました。この本と出会ったのは、やはり障害児童たちと長年付き合ってきた夫の勧めがあったからです。
 今私たちが関わった障害児は成人を迎え、やはり作業所に通っています。彼らの本当の自立とはなんなのか、どのようにサポートし、また共存していけばよいのかを、小倉昌男という人は端的に行動で示しています。実際には資金がないと、なかなか難しいと思う場面も多々ありましたが非常に勉強になる本です。
 また、私たちが障害者に対に「お気の毒」と思うことはなんとなくはばかられる気持ちになりますが、小倉はこのスワンベーカリー立ち上げの動機に「気の毒だったから」という言葉をさらっと使います。それに対し、著者の建野は「私たちはこうした人たちを『気の毒』だと思うことを強制的に禁止させられているきらいがあるが、小倉は素直な感情で『気の毒だったから』と言ってのける。それは本当に障害者と向き合った人だからこそ言える言葉なのかもしれない」と書いています。気の毒は気の毒でいい、でもそこから自分がなにができるのかをきちんと真正面から考えることの方が大切なのだと教えてくれました。




幼いイエスの聖テレーズ自叙伝―その三つの原稿
販売元: ドン・ボスコ社

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「幼いイエスの聖テレーズ」という名前を初めて聞いた方は、何のことだかわからないなと
考えるでしょう。私もそうでした。これはカルメル会という修道院で神、キリストを愛し、
愛にのみ、自分の生涯を捧げ尽くし、聖人となった若き修道女の自叙伝です。
わずか2歳で修道女への希望を抱き、16歳で念願のカルメル会に入会、その折に頂いた修道名
が「幼いイエスの聖テレーズ」だったのです。なぜ、「幼いイエスの」なのか。
テレーズはこのような言葉を残しています。
「地上での望みはただひとつ、幼いイエス様に小さなぶどうのひと房として身を捧げ
イエス様の喉を潤し、楽しませ、小さいイエス様の気まぐれのままに押しつぶしていただく
こと・・・」

「神を愛すること=人を愛すること」に身を捧げることを渇望したテレーズの言葉は、どれも
心に衝撃を与えます。「愛はありとあらゆる召命を含み、愛はすべてである。
愛はあらゆる時代、場所を包含する。ひと言でいうならば、愛は永遠なのです」

自叙伝のなかには少々大袈裟な文章だな、と感じる部分もあります。しかし
テレーズのはにかむような愛らしい笑顔を見て、悟ったことがあります。
この人の存在自体が「愛」の具現化なのだと。ただ、そこに居るだけで「愛」の空気が
漂う美しさ。彼女は24歳で亡くなるとき、自分は薔薇の雨を降らせることを皆さんに
約束します、と言いました。「薔薇の雨」とは奇跡を起こすということ。その言葉どおり、
世界中でテレーズは苦しむ者の祈りを聞き、救いの手を伸べるといいます。

マザー・テレサの「テレサ」の修道名はこのテレーズの名からとられています。
「愛」に生きたマザーに、最も愛された聖人が、この「幼きイエスの聖テレジア」なのです。
現代そして、永遠に最も必要とされている「愛」。
すべての人が渇望し、追い求める「愛」。

愛によって満たされるのは、愛する時にこそ感ずるもの。
この自叙伝には、痛みを感じるほど愛を与えたいと願う、
美しい修道女の姿がつまっています。





小沢昭一的新宿末廣亭十夜
販売元: 講談社

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 TBSラジオに「小沢昭一の小沢昭一的こころ」という、もう30年以上も続いている長寿番組があります。

「小沢昭一的」という芸風を確立した著者に、ある日、
  寄席へ出てみませんか。
  それも、ちょこっとゲスト出演なんていうのではなく、10日間
  みっちり出演してみませんか。
というお誘いがありました。

 しかも、出演打診があった寄席は新宿の末広亭。
 著者は、子どものころに末広会という後援会に入っており、楽屋へもぐりこんだり、表で客寄せしたりと、いろいろ手伝った思い出がありました。
 せっかくのお誘いですから、……と出演した高座の様子を実況中継したのが本書です。
いやぁ、もう、小沢昭一ファンには、たまらない一冊です。

 まず、本の作り方に凝っています。
 字体が普通の本と違う。通常の本を行書とすれば、草書のおもむきを醸し出しています。「と」の縦棒などはグサッとつきぬけていて、老眼ぎみの私が油断していると、「も」に見えないこともありません。
 欄外に章の見出しを書いてある部分(柱)が縦書きで、ページ番号(ノンブル)は漢数字。もう、徹底的に舶来ものの雰囲気を排除しています。
 なんとも、小沢昭一さんの語り口、寄席のふんいきを伝えようという、心憎い配慮じゃありませんか。

 下座の三味線は、ラジオの「小沢昭一的こころ」のテーマ曲。今は亡き山本直純さんが作曲したものです。
 客席から「待ってました!」の声があがると、
  「待っててくださったほどのお話もできないんですけど。(爆笑)」
 と、小沢昭一節がはじまりましたよ。

 小沢さんの話は、単に笑わせるだけではありません。おもわず、ホロッとしてしまうところが持ち味のひとつですよ。
 私も、本書を読んで心の中で3度泣きました。

 いやぁ、いい本を読みました。
 誰かと、この満足感を分かち合いたい気持ちになりましたよ。




武士のなったキリスト者 押川方義 管見 明治編
販売元: 近代文芸社

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オスカル・ロメロ―エルサルバドルの殉教者
販売元: 聖公会出版

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押せば成る―儲けるための考動戦略
販売元: 経済界

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織田信長の経営塾
販売元: 講談社

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私自身は北見昌朗氏は存知上げてなかったのですが、織田信長が好きで、またタイトルのユニークさに引かれて読んでみました。実際に読んでみると、内容、構成、コンセプトが非常にユニークで、実際の信長にまつわる史実を引用しながら、その歴史の教訓を現代の会社経営へのアドバイスとし、実際に信長が経営者の質問に答えるという形で進行していきます。そのQ&Aも信長の名をかりた押し付けがましいものでなく、逆に確かに信長であったらそうアドバイスしただろうと思われる非常にキャラクターを生かした適格なアドバイスであり、また現代経営に大変参考になるものであります。私は経営者ではありませんが、部下を持つもの、中間管理職の方、管理職ではなくても信長ファンのかたであれば、読まれて大変参考になると思う一冊です。


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