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和書 554118 (244)



魔術と錬金術 (ちくま学芸文庫)
販売元: 筑摩書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

錬金術やオカルト学の系譜を、幅広く概説。「広く浅く」の印象は免れないが、入門者には適切。いろいろな知識を得ることが出来る。




野口英世の生きかた (ちくま新書)
販売元: 筑摩書房

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子どもの頃から偉人伝でなじんでいた野口英世。
実際の彼はとても聖人君子なんかじゃなく、破天荒な人物だった。
それでも魅力的な「偉人」だと思いました。




ヨーロッパの死者の書 (ちくま新書)
販売元: 筑摩書房

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死をめぐることどもは、文化である。
死について口をつぐむことは、退化である。

たまたま本書を手に取ることができた。
カトリック文化における死の考え方の一端を知ることができた。
転生思想は許されていない
が死者との交流は可能であるとされる
など。

次には日本の死についての文化を知りたいと思う。




ローマ法王 (ちくま新書)
販売元: 筑摩書房

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ローマ法王は、カトリック・キリスト教の頂点に立つ存在である。しかし、キリスト教人口の少ないわが国の多くの人にとっては知らないことが多すぎる。法王の素顔・歴史

そして現法王ヨハネ・パウロ2世(おそらく歴史に永く残るであろう存在)が果たした役割がコンパクトにまとめられている。ただ惜しむらくは、いわゆる「新書戦争」の中での企画で、十分な準備がなされていない感じがする点である。記述の多くは文献等による間接取材であり、本書のハイライトである現法王の東西冷戦の終結への寄与の部分は、ネタ本の消化と記述の簡素化にやや完成度の低さを感じる。また、イエスの弟子ヤコブと、「主の兄弟」ヤコブを混同する大きなミスもある。しかし、毎月洪水のように新刊が発行される新書としては一!定の水準にあるし、類書もないことから、少々迷ったが☆を4つ進呈することにした。




定本 畸人研究Z (ちくま文庫)
販売元: 筑摩書房

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全編、ちょっと変な人の表層的な紹介にしかなっていない。

一つ、例を挙げれば最初の"数列畸人「ナンバーズ」の謎を追え!"
ここでは、道路にチョークで数列をダーっと書く人を紹介しているが、
彼はなぜ地面に数列を書くのか、数列は何を意味しているのか、そういった質問をしても
彼の返したノーベルだの、イヤリングだのの、単純な言葉のレベルで立ち往生するだけで
そこから先に話を進めようとせず、ここにこんな人がいた、その人はこんなことをしていた、的な記述にとどまっている。

全編がこんな調子か、それ以下の当たり障りの無いドキュメンタリーもどきで埋め尽くされている。

知りたいのは奇矯な行動が彼らにとってどう位置づけられているのか、だ。
彼らにとってその行動は何を意味しているのか、どういった秩序に基づいてそれを行う理由が
できていったのか、そういった独特の論理性こそが著者や私達に、
畸人に対するある種の憧れを抱かせる原動力なのに。
(p325の正しい畸人はエネルギーに溢れている云々というくだりを見る限り、
著者はこのことに気づいているはずなんだが)

もっと突っ込んで質問するなり、丹念に行動を追うなりして
彼らの美学、宇宙観をきちんと描き出すべきだ。

追記
内容紹介に偽りあり。
"まったく新しい数列を用いてノーベル賞をめざすオヤジ"、とあるが
彼は「世界一でなくては」、「ノーベル」とつぶやいていただけで、
実際に目指しているかどうかの言質をとっていない。

また、"工事現場で惑星を作っている“ラム王国の王子”"については
「惑星を作っている」と本人から聞いただけで、その言葉が字面どおりのものを指しているのか、それとも他の行動を示すある種の符丁なのかどうか、そういうことを尋ねてもいないし、そもそも実際にその現場に行って、見たわけでもない。
さらに情けないのが彼と会話した時のシチュエーションで、著者はべつに取材に行ってきたわけではないのだ。もともと彼、“王子”は著者の仕事場のお客としてきていただけで、後に取材に行くことも無く、きちんとしたインタビューも取らずにその時の彼との応対、および同僚の話のみを元に記事にしているのだ。

こんなお粗末な代物を「綿密にフィールドワーク」と称するのは不穏等極まりない。




発明超人ニコラ・テスラ (ちくま文庫)
販売元: 筑摩書房

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ファーブルの生涯 (ちくま文庫)
販売元: 筑摩書房

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目玉と脳の大冒険―博物学者たちの時代 (ちくま文庫)
販売元: 筑摩書房

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荒俣氏のライフワークの1つである博物学の歴史をまとめた楽しいエッセイの一冊。博物学の歴史はデビュー作の「博物学の時代」に詳しいが、本書はもう少し噛み砕いたエッセイ集となっており、表紙の幻想画家グランビルの魚が人間を釣る風刺がに象徴されるように楽しい愛蔵書となっている。

目玉と脳の冒険とは、博物学が新大陸発見をきっかけとする大航海時代が西洋諸国にもたらした未開の国の万物のワンダーに満ち溢れたものを意味している。




父・上原謙への恋文
販売元: 河出書房新社

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父 荷風
販売元: 白水社

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 荷風は著者・甥永光を養子にした。26歳年下の弟大島一雄の子である。一雄は遊び人であったが文筆に親しみ「荷風先生」と呼び、荷風を人一倍尊敬していた。
〈書面だけの〉養子になったのは、昭和19年3月、荷風64歳、永光11歳だった。荷風は偏奇館に独り住んでいて、同居はしていない。
 昭和20年3月、空襲でその館が全焼した時の打撃を幼心にも理解できたという。焼け跡から拾った「断腸亭」の印鑑を谷崎潤一郎から贈られる。しばらくの同居生活もあったようだ。
 荷風の日常は周知のようにケチで、手土産をもらっても一度も分けてくれたことがないと言う。
 昭和34年4月30日荷風は自宅で孤独死する。発見者は福田とよ。検死の結果、死因は胃潰瘍による心臓麻痺と断定。関係者で一番早く駆けつけたのは大島八重(著者の母)で、後始末もしたようである。
「この日以来、私はずっとこの家を守り続けることになったのです」という。荷風は実子がいないために、家督相続を生前手配していたので、確実に甥永光に譲られた。
「私は望んで荷風の養子になったわけではありません」と言い、「話したくないことも含めてまとめた」と言う本書。抽象的な評論家の論文よりはるかに貴重な荷風の実像を伝える。
 平成の今になってこのような英断に踏み切ってくれた著者に、荷風フアンとして心から感謝する次第である。


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