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和書 554118 (310)



ローマ教皇とナチス (文春新書)
販売元: 文藝春秋

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地上のモラルの体現者であるローマ教皇ピウス12世はなぜナチスの行動に対して沈黙を守ったか。

最大の理由はピウス12世が聖職者である以上に外交官であり、政治家であったことだろうか。
当時の世相として反共の防壁としての期待からナチスへの宥和政策がとられていたことは厳然たる事実である。宗教自体を敵視するソ連に教皇が危機感を持つことは当然であろうし、ナチスが暴虐であっても、同じくらい暴虐なソ連への危機感からナチスを批判しなかったということも十分考えられる。
また、ドイツ在留も長く、ドイツへの親近感を持つことがピウス12世の判断を曇らせてしまった可能性も低くはない。反ユダヤ思想のまだまだ根強い時代、ユダヤ人の運命に無関心であったことも当時の状況からしたらさほど奇異なことでもない。
現代から後付の理論で批判することは簡単である。しかし、歴史とは後付の理論で批判することではなく、当時の状況の中で行動の意味を考えることである。

それでも本書を読んで思ったのは、教皇の意志がすなわち全カトリック教会の意志ではないようだという事実である。ナチスに反抗して反戦を唱えたり、ユダヤ人をかくまう教会もあれば、ナチスと協力してユダヤ人を迫害する教会もある。第二次世界大戦下のカトリック教会は教皇の意志を末端まで貫徹させるような状態ではなかった。

教皇は沈黙を守った。
しかし、ナチスを批判したところで物理的な実行力を持たないローマ教皇では実質的な効果はほとんどあげることはできない。ナチスに弾圧の絶好の口実を与えるだけである。
現代から見ればピウス12世の行動は批判する余地はいくらでもある。しかし、あの状況下では沈黙こそが最善の手段であったのだろう。




望郷と訣別を―中国で成功した男の物語 (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

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2004年度のテクノセンターインターンシップに参加しました。
この本の主人公である石井さんにも出会いました。
石井さんは、この本からそのまま出てきたような方です。
すごい話・おもしろい話も(本では書けないような過激な内容も)
全部出し惜しみなく学生に語ってくださいました。
 眼がキラキラしてて、元気のオーラがボワ~って出てる

感じの人です。会えばとにかく元気になります。
 石井さんが代表幹事を務めるテクノセンターは
現在進行形で躍進中です。テクノセンターの町、観蘭も3ヶ月で
町の風景が変わってしまうほど、建設ラッシュが進み、人で溢れています。
 さあ、本を読んで中小企業の社長さん、何かがしたい大学生は
中国に行って石井さんに会いに行こう!

(大学生インターンシップについては
石井次郎/松田健『中国・広東省でやる気向上 女子工員が大先生』
重化学工業通信社。を参照して下さい。)




松下幸之助 一事一言 (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

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満月 空に満月 (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

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海老沢の「あの」文体で陽水のメジャーになるまでの半生を書いています。当時の陽水のメジャーになるまでのめくるめくような展開が、表現を抑えた一見淡々とした文体を通じて、コクと味わい、感動とともに伝わってきます。
そのメジャーさ故、陽水がスタンダードになってしまい、今の世代からは興味が薄い内容なのか、発行日が古い割に、版も新しい。熱烈なファン以外の人に適した、単なるサクセスストーリではない興味深い伝記です。




歴史をさわがせた女たち 外国篇 (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

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日本史だと、私は詳しくないので、「永井先生の話はよくわかって面白いです」という気分で読んでいるのですが、西洋史になると「ああ、それは違うんですよ、先生。その人は多分この人のことだと思います。こういうところが似てるから、混同しましたね」という気分で読みます。
 あちらこちら、事実誤認だとか、よく知られているけれども専門的な本では否定されている話が出てくるのですが、どこで何を感じるかという点では、日本史同様冴えているなあと感心しました。私はもっとこの人について読んでいるのに、そういう風に思ったことはなかったということもありました。
 歴史的事実の確認は他の本でするとして、この本では、歴史小説家永井先生の切り口を楽しむという感じで、私は楽しみました。




歴史の中の地図―司馬遼太郎の世界 (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

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私がアナウンサー (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

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事故のこと、身辺のこと、周囲の人に対する感謝。よく理解できたけど、1つ。意識がありながら、下の世話を親にしてもらうことのやりきれなさみたいなことが書いてあったけど、今もそう言う状況の人がこれを読んだらどう思うだろう?そうそう、そうなんだよね!って言うかなぁ?少々疑問に思いました。




文ちゃん伝―出羽ケ岳文治郎と斎藤茂吉の絆
販売元: 河出書房新社

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文明のなかの博物学―西欧と日本〈上〉
販売元: 紀伊國屋書店

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~いつもながらの感動の西村節.
西村三郎さんの著作は,いつも楽しく読まさせていただいている.いつも,かなり学問的傾向の強い内容なのだが,冒険小説を読んでいるような楽しさなのだ.
この本も,A5版732頁という大著ながら,最後まで興味深く読まさせていただいた.
この本は,一言で言うならば「博物学の博物学」なのだが,それだけに収まってはい~~ない.なにせ,大著なので,内容をまとめるのは大変だが,そんなことをここでする気は無い.
よんでいる最中に自然に頭に浮かんだ言葉が「科学マジックでは科学的興味は生まれない」そして「博物学は平和のシンボル」などだ.
そして,終章「来るべき時代に」では,この頭に浮かんだ言葉が間違いでなかったことがわかる.
若者の科学離れになやむ教育関~~係者および博物館関係者諸氏はぜひとも読んでおくべき本だと思う.~




文明のなかの博物学―西欧と日本〈下〉
販売元: 紀伊國屋書店

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