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和書 554120 (211)



黒い肺―旧産炭地からの報告
販売元: 未来社

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クワイ河収容所 (ちくま学芸文庫)
販売元: 筑摩書房

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第二次世界大戦下のタイで鉄道建設のために日本軍に酷使される捕虜たちの物語です。
日本軍の無慈悲な扱いの中で捕虜達はどんどん人間らしさをうしなっていき、仲間への思いやりも忘れ、人として悪い方にむかっていきます。

そんな中、信仰をもった同僚に助けられた著者が少しずつ人間らしさをとりもどします。その信仰にある希望がやがて収容所全体に広がっていき、ついにはどんなに過酷でむごい仕打ちを受けても敵をうらまず愛すると言う究極の善にいきつくようになります。
捕虜達がキリストの十字架にふれられてその本当の意味を知り、
神がつくった人間本来の「良い姿」にかえられていくのです。

人間とは、どんな過酷な状況にも希望を得ることができる。そしてどこまでも無慈悲になりえる存在だと言うことを教えてくれます。
希望を手にするために光(善)に目を向けよう、自分ではなく自分を犠牲にして他者を生かそうとする意志はキリスト教の本質であり、人間のもっとも人間らしいところではないでしょうか。




グアム島玉砕戦記―悲劇の島三百日の戦い (光人社NF文庫)
販売元: 光人社

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本書の良いところは、事実に基づいてはっきりと、そしてしっかりと書かれているところです。思想的なかたよりは全く感じずに、ただ事実だけをおって書いた、という感じでとても良かったです。とかくこの手の本に多い、「反戦色が強すぎて本筋からズレる」ということもありません。
グアム島での戦闘の様子はもちろん、人肉食、ジャングル内でのゲリラ戦、逃走、島からの脱出・海上遭難・救助、そして敗戦・・・と、区切りよく書かれてあります。
ただし、一部の部隊と幾人かの人物を中心に書かれているので「グアム玉砕戦の全容や概要を広く知りたい」という場合にはちょっとだけ範囲が狭いかもしれません。ただ「ああ、こんなだったんだ」と知るにはとても良いですよ!
大東亜戦争で祖国の為に国内・国外で亡くなった方々のご冥福をお祈り致します。61年目の8月15日に。




寓喩としての人生
販売元: 徳間書店

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 左翼の学生運動を、後に現在の保守思想の源泉となる反平和・反進歩・反民主の闘いとして闘う。中沢新一(前中央大・現多摩大)人事を巡る東大紛争を、真の学問の追究者として闘う。権力としてのマスコミ批判を公にマスコミの中で行う。こんなドラマチックな人生は世界中のどこを探してもないだろう。
 勿論左翼運動で散っていった闘士や東大教授でありながら名指しで糞味噌にされた人たちには申し訳ないのだが、著者が日本の最果ての地北海道での極貧生活から押しも押されもせぬ保守思想家となるまでの半生は数奇な魅力に富んでおり、そんなことはたかが人間の問題じゃないかという気がしてくる。最後に私が聴きたかったのは、麻薬で得られなかったという内なる外部からの働きかけを説明する言葉について、それだけは聴いておきたいことである。
 つまり、保守思想が「歴史」を強調するとき、それはごく一般の意味に於てそうされるのだが、世界的な視野でそれを見ると、特にキリスト教・イスラム教が政治的含意を明確にしないまま「歴史」が強調されるのを見ると、多分のユダヤ教のことだと思ってしまうのではないか。
 他方で、今の保守思想には明確な神学理論があるわけではない、このことについてである。




愚者の知恵 (叢書 ヒストリー・オヴ・アイディアズ)
販売元: 平凡社

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具体的経験の哲学―現代哲学思潮批判
販売元: 岩波書店

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グッドバイ ロンゲラップ―放射能におおわれた島
販売元: 築地書館

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グノーシス 陰の精神史
販売元: 岩波書店

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姉妹編「グノーシス異端と近代」と併せて読むと、この古代から現代へと続く秘教的思想の生成と原理についての理解を深めることが出来ます。

また、大貫隆氏の論文に『ナグ・ハマディ文書』の英訳改定第二版の後書きで、R・スミスが、北米におけるP・K・ディックの小説、文芸時評から映画にまで及ぶ「グノーシス的なるもの」の影響について論じていることがふれられていますが、この影響と拡散は現在の日本にも現れていると思います。

グノーシスの政治思想への影響について、触れられていないのが残念ではありますが、聖書学、宗教・神話学、西洋古典学の執筆者には無理な要求かも知れません。

この点では、科学哲学という否定的立場からではありますが、E・トーピッチュの『マルクス主義とグノー!シ!!ス「科学的思考と神話的思考」所収』が参考になります。

マルクス主義等の政治思想に、黙示録思想や終末論が刻印されていることは、これまでにも何人かの論者が指摘してきたことですが、科学を標榜する政治思想の根源的な動力源(秘められた力)の一つが、『知られざる神(グノーシス)』というのは興味深いものではあります。




愚問の骨頂 (新潮新書)
販売元: 新潮社

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愚問かそうでないかを、それが発せられた時点で見分けるのは大変難しいと思う。ノーベル賞受賞につながった問いは、あとから考えれば結局ノーベル賞という成果となったので、後世に「賢問」とみなされる場合が多いだろうが、果たして本当にそうなのか。それ以前に、果たしてどんな問いが「愚問」でどんな問いが「賢問」なのかという問いそのものも、もしかしたら愚問なのかもしれない、と思ってしまう一冊であるが、これを読んでから、じっくり考えながら問いを発するようになったという点で、インパクトのある書物であろう。




グラフィック・レポート 昭和の戦争記録―東京目黒の住民が語る (グラフィック・レポート)
販売元: 岩波書店

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