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和書 554120 (272)



子どもは判ってくれない (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

内田樹という思想家は「固執しないことに固執する」あるいは「立場をとらないという立場をとる」思想家ではないだろうか。
彼がプチブレークした「九条どうでしょう?」ではその独特な切り口で「九条このままで何か問題でも?」という論を展開し一躍脚光を浴びた。日本の外患内憂という内と外の統合できない、矛盾した状況。矛盾を矛盾のまま維持しておいたことに戦後約60年の日本の平和があったというのが彼の結論だ。

この「矛盾を矛盾のまま維持しておく」こと。本書『子どもは判ってくれない 』にもその彼の思想的エッセンスが縫いこまれている。
例えば、売春の是非について。
売春という性の商品化から少女を守ろうという反対派の意見もありながら、現に売春で飯を食っているセックスワーカーの人権はどうすればいいのか?という肯定派からの反問も出てくる。
この問題への彼の提言はいたってシンプル。
つまり「セックスワークで生計を立てている女性の人権を保障しつつも、少女たちを売春から守る」ということである。いっけんこれは「何も言っていないではないか!」という気がしないでもない。現にそういっている知り合いもいる。
しかし矛盾した状況の矛盾した様をかみ締めること、それが彼の思想の根幹であるのではないだろうか。そしてさらに突き詰めていけばそれは彼が、「世界は変えられない(変える必要がない?)」という経験的認識と「変えられない世界、変えられない状況下でいかにましにふるまうか」という倫理をあわせもっているということではないだろうか。
ペシミスティックに聞こえるが、前者は彼自身あまり語らない(語りたがらない?)学生運動へのコミットに、後者は彼自身が師匠と仰ぐホロコーストを体験した哲学者レヴィナスの思想に由来していると私は見ている。卵が先か鶏が先か。両者がどのように結びついているのかはわからないが、今後も注目すべき思想家であることには間違いない。





子供たちに残す戦争体験
販売元: 新潮社

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子どもたちの戦争
販売元: 講談社

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私たちがいかに恵まれていて、いま私たちに何ができるのか。
格差社会が叫ばれている今、貧しいというのがどういうことなのか、不幸というのはどういう状態を言うのか、本当の意味で知るためにも、ぜひ私たちが読まなければならない本だと思います。写真集のような、絵本形式で描かれていて、字も大きく、振り仮名もあり、だれにでも読めるような本になっています。自分たちの置かれた立場を考え直すためにも、全ての人に手にとってほしい本です。




子供たちは森に消えた (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
販売元: 早川書房

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チカチーロについて書かれてある本は結構読んでいるつもり
ですが、この本が全てにおいて一番詳しく書かれているので
はないかと思います。しかし、正直どうでもいい内容も多かった
です。担当刑事さんの経歴なんて正直全く興味ありませんでした。
こういう部分を削っていけばだいたい半分くらいのページ数で済ん
だんじゃないか?とも思います。というかチカチーロについて書いた本は
担当刑事等についてもやたらと詳しく書かれたような物が多い気がします。
なぜ!?

ただ、事件の内容等についてはかなり詳しく書かれてあるのでチカチーロに
関する本の中では一番オススメだと思います。




子供たちは森に消えた
販売元: 早川書房

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チカチーロについて書かれてある本は結構読んでいるつもり
ですが、この本が全てにおいて一番詳しく書かれているので
はないかと思います。しかし、正直どうでもいい内容も多かった
です。担当刑事さんの経歴なんて正直全く興味ありませんでした。
こういう部分を削っていけばだいたい半分くらいのページ数で済ん
だんじゃないか?とも思います。というかチカチーロについて書いた本は
担当刑事等についてもやたらと詳しく書かれたような物が多い気がします。
なぜ!?

ただ、事件の内容等についてはかなり詳しく書かれてあるのでチカチーロに
関する本の中では一番オススメだと思います。




近衛輜重隊
販売元: 近代文芸社

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小林秀雄とベルクソン―「感想」を読む
販売元: 彩流社

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 日本の哲学を担ってきたのは,哲学者ではなく,むしろ文芸評論家だった。小林秀雄を元祖とするこれらの人たちは,ものごとを原理から考えようとした。
 小林秀雄の原理的思考の根拠には,物理学史についての知識がある。とくに量子力学は小林に,いわゆる近代的思考の限界を覚らせた。
 こうしたこと等々を,本書は興味深く聴かせてくれる。

 ただ全体としては,20年前に評論家の西部某氏が小林について述べた,小林秀雄は,評論対象のイデオロギーを暴露し解体するにあたってはきわめて厳しいが,そののち対象を扱う手つきは,好々爺が孫を扱うごとくにやさしい,という指摘を超えるものではないと思う。




仔羊たちの戦場―ボクたち中学生は関東軍の囮兵だった
販売元: 読売新聞社

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世界史の哲学―戦後日本思想の原点 (こぶし文庫)
販売元: こぶし書房

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中井正一エッセンス (こぶし文庫―戦後日本思想の原点)
販売元: こぶし書房

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