和書 554120 (274)
コミュニケーション不全症候群 (ちくま文庫)
販売元: 筑摩書房
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オタク女子に関する本だと思われている様ですが、それだけではありません。
オタク関係に興味がなくても、「ダイエット症候群」それに続く「病気の時代」はダイエットや摂食障害、
また羨望されたい願望の病に関心がある人に一度読んでみて欲しいです。
何故過剰なやせ願望を「持たなくてはならないか」、この本に書いてあります。
「彼女たちは体重を減らしたいから、スリムになりたいから、男にもてたいから(略)ダイエットをしているのではない。
彼女たちが求めているのは、社会に受け入れられる事、それ自体である」
「本当に恐ろしいのは、ダイエットと言う形でしか適応できない社会構造その物である」
(意訳)
皆にかわいがられ、愛され、求められたいのは、自分の存在をより多くの他者によって保証されたいから―これは昨今のモテ願望その物です。
その点では女性に限らず男性にも興味あるテーマだと思います。
2000年を超えて益々過剰になったダイエット、テリトリーの確保競争、人間の商品化。
この本は91年初出ですが、それらについて書かれています。
過剰な競争社会の構造を書き出しています。フェミニズム本よりよほど的確です。
年代のため細かい所で違いはありますが、今の2000年代以降の社会が既に20年以上も前から追われ続けた結果であると、
学生世代でこの閉塞的な社会がどうなっているのか訳もわからず苦しんでいる人に読んでみて欲しい本です。
オタク女子に関してはそれほど突っ込まれていない感がありますが、それは次作「タナトスの子供たち」に詳しいです。
小村寿太郎―近代随一の外交家その剛毅なる魂
販売元: 展転社
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歴史の授業の中で表面的に通り過ぎてしまった近代日本の外交の歴史、その中で史上屈指の外交家がいた。小村寿太郎の生涯を詳細に示し、彼がいかにして日本を西欧列強と闘い、日本を世界有数の国家へと押し上げていったかを、従来の歴史とは異なる視点から記されている。
国際化、グローバルスタンダードが叫ばれる中、一体日本はどう立ち振る舞うべきか、そして世界の常識がいかに我々の常識を前提としていないか、日本人はどう世界に対して向き合っていくか等が、歴史を追いかけていく中で、浮き彫りにされていく印象を受けた。
世代を超えて、多くの人が日本やその外交を考える上で貴重な一冊。
米はこうしてたたかい守られてきた―戦前の千葉県農民運動史
販売元: 筑波書房
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子守歌をうたいたい 長野県立子ども病院と小児医療のいま
販売元: 河出書房新社
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この表紙の子が、天国に行ってしまった次男です。カンガルーケアをしているところです。
カンガルーケアとは、父や母の裸の胸に小さな子を抱っこする方法で、子供が落ち着いたり、その他親子に、色々と良い効果があるそうです。
この本は、地元の新聞社が、子ども病院の新生児病棟を中心に取材し、紙面で連載したものを、まとめて本にしたものです。
未熟児や障害児、脳死判定など、少し重いですが、大切な内容が詰まった本だと思います。
小山貞知と満洲国〈上〉
販売元: 信山社出版
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小山貞知と満洲国〈下〉
販売元: 信山社出版
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小山貞知と満洲国〈中〉
販売元: 信山社出版
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孤鷹の眼―随筆戦陣余話
販売元: 創現社出版
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コルチン平原を血に染めて―少年の目撃した葛根廟事件
販売元: 全国興安会通信社
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コレクション鶴見和子曼荼羅〈3〉知の巻―社会変動と個人
販売元: 藤原書店
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