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和書 554168 (50)



黄金の犬たち
販売元: 文藝春秋

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自分には関係がない世界だと思っていた。ところが読み始めると非常に興味深く、一気に読み終えてしまった。この本は、過去に社会問題となったペットの繁殖、利殖ビジネスの発端から結末までをわかりやすく描いている。(判断は微妙なところではあるが)彼らは最初から詐欺をしようとしてビジネスが始まった、ということではない。ビジネスが破綻してしまったのは事実だが...。ここには、ペット文化の健全な普及という大命題の中でも、特に「繁殖による利殖」という一側面が大きく出てしまったことによる善意から悪意への変質がある。日本のペット文化はこの事件を教訓に大きく質の向上が図られた、と言いたいところだが、決してそのようなことはない。あいわらず根強いブリーダー=利殖ビジネスという認識、愛犬家殺人事件、子犬を出演させ本質を覆い隠す金融会社のTVCF。今も本質は変わっていない。この事件の被害者は誰なのか?下心ありありで利殖ビジネスに便乗して多くを失った投資家...そんなことがあろうはずがない。では誰なのか?答えは簡単にわかるはずだ。そう、覚えている方も多いだろう。子供のころ日曜日の朝は動物を扱ったテレビ番組が多く流れていなかったか?イルカとか、犬とか。これはある種の洗脳、刷り込みだったのであるということをこの本から知った。社長がすべての罪を背負い、幹部だった残党は詐欺に加担した過去を隠しバラバラに散っていった。彼らは年月を経て堅気に戻り社会に吸収されていった。今ごろは、やさしいペットショップのおじさんとして近隣の子供たちに好かれているのだろう。いまさら彼らを追及するのは酷である。贖罪しているものと信じたい。日本人は投資、利殖話に弱い。そういえば昨年は株がブームにならなかったか?日本人は懲りずに同じことを繰り返しているのだ。最後に文庫化を切望する。




金儲け裏のカラクリ―思わず脱帽する巧妙なテクニック! (王様文庫)
販売元: 三笠書房

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図解 科学捜査マニュアル―ソナグラフ、スーパーインポーズ、ポリ検など捜査の秘密を一挙公開! (王様文庫)
販売元: 三笠書房

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ヤクザ「アメとムチの心理術」―なぜ相手は「NO」と言えなくなってしまうのか? (王様文庫)
販売元: 三笠書房

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 面白いですねこれ。綿密な取材活動に基づいて現代ヤクザの様々な実態を簡潔にまとめた労作であるという印象です。読んでいてホンモノの凄みが伝わってくるあたり、著者の取材活動の力量を感じさせます。

 三菱自動車に象徴される大企業の不祥事がマスコミを賑わせています。そうした大企業が不手際を内密に処理しようとすればたちどころに弱みを嗅ぎ付け、商取引せざるを得ない状況に陥れるまでのプロセスは実に巧妙です。

 交渉の過程においてあくまで自分がヤクザであることは懐刀としたままで、こちらのほうが筋が通っているのだと相手を自分のペースに持ち込むあたりなんかは一流ビジネスマンにも通じるセンスを感じさせますね。(苦笑

 合法と非合法の狭間でビジネスチャンスとしてのシノギを自ら開拓していくあたり、事の是非はともかくとして下手な商売人よりよほど商売のセンスがあるのでは?

 まあたとえ合法であっても、利権に群がる輩と組織の権力者の癒着なんて官民問わずいくらでもあるわけですが・・・。

 そう考えると結局行き着くところは、モラルの意識があるかないか、ただそれだけですね。究極的にはヤクザがどうこうという問題ではないような気がします。

 最後に一言付け加えておくと、本書を読むとなんだか彼らがすごい人たちであるかのように勘違いしてしまうかもしれません。しかしどんな組織であれ、優秀な人間やぼんくらな人間は存在します。

 本書では優秀な部類のヤクザを取り上げているだけで、暴対法が施行されている現代ではヤクザ稼業がやりにくいものになっており、また独特の世界ゆえに若年層が敬遠しつつあることもまた事実です。将来は歌舞伎や相撲のような古典芸能になるかも・・・(@@;




ドキュメント 女たちの殺意 (旺文社文庫)
販売元: 旺文社

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オウム-なぜ宗教はテロリズムを生んだのか-
販売元: トランスビュー

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 オウム真理教の地下鉄サリン事件とは何だったのか?

 著者は、麻原彰晃の人生形成を丹念に拾い上げ、そしてオウム神仙の会、オウム真理教、宗教法人の認証を受けるまでの過程を一つ一つ、積み重ねている。それを読み進めることにより、私たちは、オウム真理教の歩を知ることができる。

 なぜ、あのような事件を起こすに到ったのか?

 自分たちを、そして信者を守るための教義は、外部(世間)から自分たちを守る壁へと変化し、やがてその壁でもある教義の解釈は、麻原彰晃や教団幹部たちをがんじがらめに縛りつけ、救いがなく出口もない世界へと閉じ込めてしまう。そこには、もちろん光はない。

 オウム派とマスコミに叩かれ、攻撃された著者は自己弁護することなく、オウム事件を、客観的で冷徹に追い続ける。

 ただ、一つ危惧すべき点は、オウム真理教、麻原彰晃が構築し、設定したシステム通りに修行すれば、クンダリーニを覚醒させ、神秘体験を経験することができるのではないか、という期待を抱かせてしまう危険性が本書にはあると思う。そのため、星4つとしました。




オウム―組織犯罪の謎
販売元: 東京新聞出版局

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元信者への死刑判決 (オウム「教祖」法廷全記録)
販売元: 現代書館

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元愛弟子(治療省大臣)への無期判決―オウム「教祖」法廷全記録〈3〉
販売元: 現代書館

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名称変更で存続を図る―オウム「教祖」法廷全記録〈6〉
販売元: 現代書館

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