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和書 554168 (146)



少年事件―暴力の深層 (ちくま文庫)
販売元: 筑摩書房

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世間を騒がせた少年犯罪について、感情を交えず冷静に書かれた貴重な一冊です。

記事、本として読むには奥が深く丁寧な内容だと思いますが、親として読むと、恐ろしさを感じます。
子どもを育てることすら恐怖に感じてしまいました。

何が悪くて、何が問題だったのか・・
確かに事件後になれば色々と見えてくるものはあるのでしょうし、こういう形で残されたものを研究し、二度と不幸な過ちを繰り返さない事が大切だとも思います。
しかし、その時点で苦しんでいる親にそこまで考えることも、冷静な目も、客観性もなかったと思いますし、それを求める事はできないと思います。

最後に書かれた専門家による見解が、参考になりました。




少年事件を考える―「女・子供」の視点から
販売元: 朝日新聞社

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少年事件の臨床―「いのち」を学ぶ付添人活動
販売元: 明石書店

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少年と犯罪
販売元: 青土社

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少年に奪われた人生―犯罪被害者遺族の闘い
販売元: 朝日新聞社

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少年犯罪について、数冊ではあるが本を読んできたが、
「被害者の視点」を大切にしている書はさほど多くない。

本書を読むと、被害者のいたたまれない心情を推察することができる。
「少年法」、少年を守るための法律が被害者を苦しめている。
というのも、被害者も加害者の情報をほとんど入手できないからだ。
怒りの矛先をどこに向けたらよいのか分からないし、
加害者の行方をニュースで知ることもあるだろう。
このようなシステムは、被害者の心をさらに引き裂くような気がする。
少年法で、社会から少年をかくまって保護するという理念も理解できないわけではないが、
少なくとも、被害者にはこのシステムがこのまま適用されることは心配される。

少年院での生活についてもふれられているが、もう少し踏みこみ、具体性を持たせると
さらによいと思う。
少年院での生活が、更生につながるには?と考える契機にもなる。
また、どのような生活を送ることが罪を償うことになるのか、考えさせられる。

昨今、少年犯罪が多いが、本書を読んで「被害者の立場」から物事を考えることは
有意義だと考える。
少年犯罪に少しでも目を向けることで何かが変われば、と願う。




少年にわが子を殺された親たち (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

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「少年の健全育成・更生のための法律」の前に、自分たちの犯した罪に対する「社会的に真っ当な」な罰を受けなかった加害者少年たちへの怒りは、犯罪の被害者遺族の方々にとり、やりきれない、救いのない、言葉にできない重い感情をもたらすものだろう。そして本来語られることもなかったのではないか。この本では、そういった方々の心情を綴るとともに、被害者・被害者家族・遺族に対しマスコミはどう関わっていくべきかについても触れられている。ゆえに、他の方のレビューにあるとおり、被害者家族・遺族の方々のために奔走し、親身になってこられたのであろう。自身の疑問や書いたことに対し、自身で答えを見出そうとした。行間からもその姿勢がうかがえる。
加害少年は、法の解釈からすれば「更生」し、人生を全うすることができる。しかしその「更生」ですら、本来なら許されるべきものなのだろうか? 死して償えとは当事者でない私には言えないが、せめてその保護者くらい反省しろよ、真向からその責任を認め、刑法で罪を償えないならそれなりの反省をもって償う方法を模索しろよ、せめて墓前で手を合わせろよ、そう憤るほど肉迫した感情をもった内容であった。
加害少年の保護者ですら贖罪しない、あるいは贖罪しないですむ方法を「弁護士」から学び、責任を逃れようとする。少年に刑法でも民法でも罪を問えないなら、せめて保護者にその責任を負わせる法律を作るのはどうだろうか? そこまで考えさせられた。
最後に、被害者やそのご遺族の無念の思いを社会へ伝え、被害者・ご遺族の気持ちのそばでジャーナリストとしても一個の人間としても真摯に向き合ってこられた筆者に、深い尊敬の念を持つとともに、哀悼する。





少年の街
販売元: 教育史料出版会

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先に読んだ『17歳の殺人者』の内容と重複しているところが多い。事件周辺の少年達の声は後半少し。でも誰か一人でも立ち上がって、声を出してほしかった。なぜできなかったのか。信頼できる大人は全くいなかったのか。自分の周りで何が起こっていようと他人事の顔をするのはこの少年達だけではない。最近起こったばかりの栃木の兄弟誘拐殺人事件でも、周りの人間達がもう少し事の異変や危険性を敏感に感じ取っていれば、二人を助けてあげることもできたかもしれないのに。誰かがSOSを出していれば、知らない人でも身を投げ出すような社会になってほしい。




少年犯罪―ほんとうに多発化・凶悪化しているのか (平凡社新書)
販売元: 平凡社

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少年犯罪―子供たちのSOSが聞こえる!
販売元: 童夢舎

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少年犯罪―統計からみたその実像
販売元: 東京大学出版会

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『安全神話崩壊のパラドックス』の参考文献リスト中(p.314)で酷評されていたので読んでみた。抜粋↓
「前田は、一九七二年にシンナーが、毒物・劇物取締法に加えられたことにより、
シンナー遊びが虞犯少年ではなくなったために虞犯少年の数が激減したことを見落としている(鮎川潤『少年犯罪』平凡社新書。二三頁、参照)。
実は、これに限らず、そもそもこの書物は、犯罪統計の分析の初歩さえ踏まえていない低レベルのものである。
参考文献がひとつも掲載されていないこのような書物が、
学問書を装って東京大学出版会から刊行されたことに驚きを禁じえない。
荒木伸怡は、「統計学の名著をも多数刊行している東京大学出版会が、
その刊行書籍の品質を問われかねない本であると考える」と指摘しているが同感である。 」←ここまで抜粋

97年頃から、少年による強盗事件が急増したが、その年の6月に関口警察庁長官(当時)が
「悪質な非行には厳正に対処、補導を含む強い姿勢で挑む」と発言したこと。
8月には警察庁が「少年非行総合対策推進要綱」を制定し、少年事件に係る捜査力の強化を打ち出したことによって、
より重い罪名で検挙するようになったことを考慮していない。例:窃盗及び傷害→強盗
※詳しくは浜井 浩一, 芹沢 一也『犯罪不安社会 誰もが「不審者」?』で
また、加害による死亡者数(他殺)が増加していないことについて、「殺人だけを取り上げて治安が良くなっているというのは科学的でない」
というようなことを書いていたと思うが(『日本の治安は再生できるか』に書いてあったのかも知れない)、ここは深く分析して欲しかった。
参考までに、近年の統計↓
警察庁:『警察白書』(殺人)
平成14年:1,396件 平成15年:1,452件 平成16年:1,419件 平成17年:1,392 平成18年:1,309件 平成19年:1,199件

厚生労働省:『人口動態統計』(他殺) 
平成14年:730人  平成15年:705人 平成16年:655人 平成17年:600人 平成18年:580人 平成19年:517人
これらの白書はインターネット上で公開されているので、「Acrobat Reader」をダウンロード(無料)すれば簡単に読むことができます。
※「Acrobat Reader」は初期設定では重いですが、「編集」→「環境設定」→「インターネット」→「PDFをブラウザに表示」のチェックをはずすとだいぶ軽くなります。


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