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和書 554190 (308)



日韓音楽ノート―「越境」する旅人の歌を追って (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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日韓の歌謡が、相互にどう影響しあったかについてよくまとまった貴重な書。「韓国歌謡史 1895‐1945」朴 燦鎬 (著)が絶版なので、より貴重さが増している。

「学ぶための本」としての価値も高い一方で、文章の香り、そして紹介されている現在の歌手達、姜 信子の迫ったこの世界とその香りに、読者も漂うよう。。。




日本絵画のあそび
販売元: 岩波書店

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 著者はサントリー美術館の学芸員から大学教授に転じた人物。
 専門は日本絵画史で、本書では「奇想」の美術品が紹介されている。たとえば、顕微鏡で見た虫たちを巨大に描いた図、画面から抜け出しかけている鬼、猫のような虎。いずれも眺めて面白く、解説されて納得。
 さらに、やや専門的になり、日本絵画における右と左、達磨と遊女の話へと展開されていく。こちらも言われてみると目から鱗という感じである。
 やや説明が粗いようにも思うが、題材の面白さ、説得力、語り口の上手さという点で評価できる本であった。
 日本絵画の遊びを堪能できた。





日本近代史学事始め―一歴史家の回想 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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近代史家であり、大久保利通の曾孫である大久保利謙による自伝本。
利謙の人生そのものが、正に近代史学の歴史とも言えるのではないかという本である。氏の語り口のユニークさや、歴史観の芳醇な一端がわかり、同時に近代史学の問題点を突いた本でもある。

氏はこの本が出版される直前に亡くなられたそうであるが、御年95歳まで歴史研究の手を休める事がなかったというのも脅威であり、裾野の広い視点が持ちえたと言うのも納得である。

良書!




日本縦断 徒歩の旅―65歳の挑戦 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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北海道の宗谷岬から沖縄県の那覇市まで3300Kmを徒歩で縦断した石川文洋さんの記録。
日本の良さと悪さ、大きさと小ささ、美しさと醜さ、色んな景色や出来事や人の出会いを
彼の写真と文章を通じて紹介している。
旅の行程の所持品や出会った人を詳しく掲載しているし、旅の記録としても優れているし、日本の現状を知るためのニュースとしても素晴らしい。
「えー歩いて日本縦断した人がいるんだ!」って人は、ぜひとも読んで欲しい。
毎年5人くらいが挑戦しているのですよ(経験者は語る)。




農の情景―菊とメロンの岬から (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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 渥美半島の日常、農業の状況を綴る。1987年から翌年にかけて新聞に連載した物をもとにしていて、四季それぞれの様子が平易な文章で語られる。
 年収が一千万をこえる農家もめずらしくなく、高級車を乗り回し、カラオケに興じる人も多い。

 しかし、嫁不足、婿不足は解消せず、高校生のうちに何とか相手をつかまえるよう、子供にそそのかすという。大変なことは大変だ。
 花も野菜も換金性重視なのは当然だが、毎年同じ物を作っていくわけにもいかない。キャベツについては見切りをつけていく様子がわかる。

 機械化が進み、老人はすることがなくなり、小遣いはあるので遊ぶしかないのだが、ゲートボールのグループと、カラオケのグループに分かれるという。
 コーヒー好きが多く、喫茶店が多いというのは意外だった。
 おそらく、日本中どこででも同じような情景が見られるのだろう。

 あれこれ論評するわけではなく、日常の会話で知った話をまとめているだけだが、かつて宮本常一がかいたような、一地域の風俗誌にもなっている。




ハワイ (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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 ハワイ(ハヴァイイ)を第二の故郷と考える1953年生まれの社会学博士(エスニシティ論)が1993年に刊行した本。日本人は一般にハワイについて、太平洋の楽園、最も身近な米国、擬似日本領という、主として観光によって歪められた、三つの固定観念を持っている。著者はこうした見方を是正すべく、本書ではカマアイナ(土地っ子)の視点・複眼的視点からのハワイ像を提示する。ポリネシア出身と考えられるハワイ先住民は、高度な農耕(タロイモ栽培等)・航海技術と三身分制社会(後にカメハメハ王朝へ)を持っていたが、18世紀のクック来航以来の伝染病の流行と、白人(宣教師→五大財閥等)がアジア系移民労働者を雇って経営した砂糖きびプランテーションの開発によって、ハワイは急激にどの民族集団も単独では過半数にならない複合文化社会(階層序列あり)となり、しかも白人主導のクーデタを経て、1898年米国に併合された。間もなく白人たちは、それまで養魚池・水田の地であったワイキキに海浜型リゾートを形成し、ハッパ・ハオレ音楽を売り込んで観光業を開発するが、真珠湾攻撃で始まったアジア・太平洋戦争を契機として、軍事依存体質をも帯びた。こうした観光開発は今日世界中で発生しているリゾート問題を先取りする諸問題をもひき起こした。戦後には日系人(二重の帰属意識あり)の地位が向上し、また1970年代には米国エスニシティ革命の影響を受けながら、ハワイアン・ルネッサンス(先住民意識の復興)と汎太平洋志向の動きも見られる。著者は日米の戦争と経済摩擦がハワイの諸民族を翻弄した歴史を見ながら、太平洋が日米だけのものではないことを改めて強調し、むしろハワイ史から我々が学ぶべきことを提言する。冒頭に地図が、巻末に対抗的情報の提供を意図した独自のハワイ・ガイドが付いている。民族、観光、ハワイ現地社会に関心のある人にはお薦め。




秘境・崑崙を行く―極限の植物を求めて (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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プラハを歩く (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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この本を読んでプラハを歩くと、感動が違います。歴史を知りながらの旅は良いものですね。
チェコビールの肴に最高です。




翻訳と日本の近代 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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 翻訳だけでなく、近代史もある程度学べるオトクな書物です。
丸山真男の該博な知識から、江戸時代儒学者の翻訳観、漢語との対比。
さらには比較文化論にもなっています。
きちんとそれらの思想家がどこで翻訳、言葉について論じていたかを
丸山はソースを提示しつつ述べています。それに比べると加藤の方は
独断と偏見、推測だけで語る、あるいは質問する形で丸山がそれを
たしなめるような形にもなっています。質問者がまだ有能な人であれば
更に深く「近代そのもの」の問題へと発展したのではないか、と思うと少し残念です。
とはいえ丸山の学生時代の法学教育もどのようなものだったかを知ること
ができ大変有益な書物だと思います。




幻の声―NHK広島8月6日 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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