昭和天皇のヒドラクラゲ研究について。
「コトクラゲ」の発見は、昭和天皇の名による著書で目にしたことがあるが、二つに壊れていたからだをくっつけての同定だったとは初めて知った。
昭和天皇が専門をヒドラクラゲ類に決めた理由は「競争者が少なかったから」というのも愉快だ。
天皇自らアメフラシを煮て食べた、との話も激烈。
アメフラシは茶色まだらで、背中全体にひらひらがついた巨大ウミウシ様の生き物。
春の南西が吹く頃、出産を終えて弱ったのが大量に浜に打ち上げられたのを目にする。
日光で乾いたアメフラシは、鳥に啄ばまれることもなく、じわじわ乾燥してオレンジ色のゴムのようになる。
煮たアメフラシもあんなふうにオレンジ色のゴムのようになるのだろうか。
ネットで検索したら、昭和天皇のほかにもアメフラシを食した人がいて驚いた。
「モツのようなゴムの食感」だそう
千葉県大原町ではアメフラシを食する、とこの頁で目にした。
大原は九十九里浜の南側、勝浦の北側に位置する海沿いの町。
「海のものならなんでも取れる場所で、何故よりによってアメフラシ?」と思ったら。
その宿の紹介番組をTVで見た父によると、よその地方から来た人が開いた民宿で、その料理を出すそうだ。
ヒザラガイ料理を出すところもあるという。怖。
天皇の側近は、おつきあいで泣く泣くアメフラシを食べたそうだが、下痢したという。もしアメフラシの成分がなんら問題なくても、調理前の姿を見ていたら精神的に下痢しちゃいそう。
天皇陛下が下痢したかどうか、までは未確認のようだ。