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和書 554232 (291)



バイオロジー事始―異文化と出会った明治人たち (歴史文化ライブラリー)
販売元: 吉川弘文館

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 著者は日本近代の優生学や生物学の歴史についての研究者。
 本書は明治期のバイオロジー(生物学)について書かれた入門書。概説、生命、医、食農に分け、だいたいの流れ、主要な人物・著作、参考文献を示してくれる。初学者、またこういう話をざっと知りたい人には重宝されるだろう。
 しかし、私にはかなり物足りなかった。聞いたことのある話ばかりで、分析やまとめ方にも目新しいものはない。既にこういう世界に馴染んでいる読者は、購入する必要がないと思う。




売血―若き12人の医学生たちはなぜ闘ったのか
販売元: 近代文芸社

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幕末・明治初期数学者群像〈下 明治初期編〉
販売元: 吉岡書店

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暴露 エイズウイルスは細菌兵器だった
販売元: ベストセラーズ

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馬産地ビジネス―知られざる「競馬業界」の裏側
販売元: イーストプレス

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単に机上で雑誌等の資料をもとに安易に仕上げた本では決してなく、馬産地を時間をかけ、くまなく歩き回り丹念に関係者に取材をし苦心の末、馬産地の現状、惨状を浮かび上がらせている。
印象に残ったのはやはりどこの分野でも成功しているところはしっかりした考えをもって努力と投資を惜しまず取り組んでいるということ。

本書は飾らない表現で書かれ好感が持て、この人の他の著書も読んでみようかと思っている。一口出資をはじめ馬産に興味を持った人は一読の価値がある。




バハマ―イルカと光の迷宮 (Riverside Press)
販売元: 早川書房

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婆と乙女のトリオ
販売元: 碧天舎

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バビ
販売元: 近代文芸社

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万人の学問をめざして―倉田令二朗の人と思想
販売元: 日本評論社

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万物の尺度を求めて―メートル法を定めた子午線大計測
販売元: 早川書房

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1メートルの定義のために、子午線長を測った2人の科学者、メシェンとドゥランブルの物語。2人のキャラクターの違いも面白いが、、科学者の物語より、フランス革命の時代背景とか、メートル法が提案された背景とか、その後のメートル法の広がり方とかの方が面白かった。

今まではメートル法はフランス革命の狂乱の中で、それまでのことはすべてアンシャンレジゥムとして否定するために提案されたのだと思っていた。実際、革命時には、年も月も週も時間も分も秒も角度も変更しようとしたとか。ところが、これらはまったく定着しなかった。一方メートル法は、その後紆余曲折があったものの、現在では定着している。メートル法は、タダの熱狂を越えたものがあったのだ。

メートル法施行前の度量衡は混乱の極みだった。日本でも長さの単位は尺だ鯨尺だ間だと、対象に寄って異なっていた。また、一畳の広さは地域によって異なっていた。メートル法以前のフランスでも度量衡は対象、地域によって異なっていて、通商を妨げていた(逆に言うと、それぞれの地方の商売を保護していた)。統一するのに、どこかの度量衡を使うとなると、どれを使ってもそれ以外の地域が反対するので、どこにとっても不利な度量衡に統一しようとしたのだ。それが、地球の子午線長の1千万分の1の長さを単位とする、メートル法であった。

王政復古でメートル法は廃れかけるのだが、経済圏が広がるにつれてフランスとその周辺で定着して行き、経済がグローバル化するにつれて、世界に広まって行った。アメリカがメートル法を採用しない唯一の国になったのは、アメリカは国の成り立ちからローカルな度量衡がなくて、メートル法にメリットがなかったからだと本書にあるが、なるほどと思った。

度量衡の統一は、貨幣の統一と並んで、極めて経済的な事柄であるとの認識を深めた。

翻訳は良くこなれていて読みやすいものではあったが、全体に極めて冗長であるのが読んでいてかなり苦痛であった。このような膨大で冗長な書物が西洋には多いが、あちらではこれほどの本を読む人が多いのだろうか。漢字のある日本語の方が速読には向いていそうに思えるんだけどなあ。


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