和書 554232 (330)
モルヒネはシャーベットで―家で看取った死
販売元: 海鳥社
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祖母は病院でなくなった。
病院に入院してすぐに精神安定の注射をされ、それ以来寝たきりになった。
意識もぼんやりして惚け老人のようになった。
注射で幻聴・幻覚が出て暴れたら、ベットに手足を縛りつけられた。
それでも「患者は人質と同じだから」医者や病院に文句は言えなかった、と母は言った。
もし苦情を言って悪印象になれば、家族がいない間に祖母が何をされるかわからない、と。
病院とすれば目いっぱいの看護でも所詮プレタポルテで、家族の思う通りにできるはずはない。
対価の面から言っても、患者一人ずつのわがままを聞くほどの費用はとっていないのだし。
しかし、母は病院で死ぬことを恐れている。
幸い病をもってはいないが、寄る年波でどこが悪いというのではないが、体調万全ではない日が多いようだ。
「自分が若いときには"夜になると黒い毛糸は編めない" とか "気持ちがついていかない" と聞いても理解できなかった。
あんたも今は笑っているけど、そのうちわかるようになるよ」と言う。
子供としても「万が一」を考えないわけにはいかない。
「家で死ぬためには何が必要か」を知るために本書を手にとった。
著者の母は、亡くなる前の5ヶ月間を家族と共に過ごした。
看護の具体的な方法や問題については本書は詳しくない。
介護の主な手は他の家族にあったこと、著者が倫理学を専門とする「論理のひと」であることがその理由かと思う。
在宅ケアをした家族の一員の所感の記録であり、在宅ケアについて一般的な情報を与えてくれる本ではない。
痛みを制御するためのモルヒネの経口投与など、自宅ケアの一端を知れて勉強になる。
医療用語などが説明なく唐突に使われるのは不親切かと思う。
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販売元: 新風舎
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