戻る

前ページ   次ページ

和書 554314 (25)



一葉に逢いたくて―檜細工、針穴写真で甦る樋口一葉の世界
販売元: 河出書房新社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






一葉の四季 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

「命薄けれど徳薄からず才名千載留まらん」

「たけくらべ」「にごりえ」などの名作を遺して僅か24年の生涯を閉じた明治の作家 樋口一葉。
長年彼女に魅かれ続け、その作品を読めば読むほど「他人とは思えなくなった」森 まゆみが、一葉の日記や彼女と交流のあった人々の回想から一葉の姿を鮮やかに浮かび上がらせている。

明治の風俗や事件の説明を一葉の日記の中に織り込みながら、彼女の息遣いが聞こえてくるような作品である。




一葉のきもの (らんぷの本)
販売元: 河出書房新社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

本郷菊坂…今は亡き舅が幼少時住んでいた町を
散策する機会があった。そこここに坂があり
古い家並があり、樋口一葉の足跡を示す案内板があり
なんとも不思議な気持ちに襲われた。
この界隈で一葉はどんな暮らしをしていたのだろう…

そんな疑問をこの一冊は打破してくれた。と同時に
一葉と同じ時代に生きた女たちの着物や化粧への
思いも覗くことができた。
今の24歳とは比べることは難しいけれど、でも
あの時代の女性は自分の与えられた状況の中で
一生懸命花を咲かそうとしていたのが分かる。
おそらくは今の24歳よりもずっとオトナだ。
一葉の残した文章からたどりながらのきもの道…
これは明治の時代を懸命に生きた女たちの来た道。
なんとも重く切なく不思議な気持ちになる本だけれど
今一度、樋口一葉の作品群を読んで見たいと思わせる
パワーを秘めた本でもある。
丁寧なつくりの、良い本をありがとうございました。




一死、大罪を謝す―陸軍大臣阿南惟幾 (PHP文庫)
販売元: PHP研究所

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 阿南陸軍大臣は、それ以前は、決して、陸軍において、目立つ存在でもなければ、失礼ながら「将来を嘱望された」人でもなかった。
 この彼が、どうやって大東亜戦争を終結させるかという鈴木貫太郎内閣の陸軍大臣になったことは、時代と運命のめぐり合わせでしかない。彼でなければならなかったという状況ではないし、彼しかいなかったという状況でもなかった。
 そういう状況の中で、鈴木貫太郎内閣で「終戦の方向」が暗黙裡に模索される中で、表面的には、「戦争継続」を強硬に論じ、他方、万一の場合の若手陸軍将兵の反乱を防止することも考えなければならないというのは、以下に心労であったろうか?
 「ご聖断」が下った後、鈴木貫太郎にそれまでの失礼を詫び、別れるときには、すでに自決は決まっていたのであろう。
 彼は、彼なりに「戦争継続」をいい続けることで陸軍を納得させながら、最後は「ご聖断」で彼の属した内閣の目的の達成を喜んでいたのではなかろうか?




一瞬の夏 (上) (新潮文庫)
販売元: 新潮社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

読み物としては面白いのですが、読んでいて少なからず反感を持つ内容です。
全編に渡り、主人公はカシアス内藤ではなく、沢木耕太郎であること。傍観者、批判者でしかないのに、かなり上から目線で書かれています。
ジムの横を徐行運転する電車。ふと見上げると、車中のサラリーマンと目が合う。たったそれだけでの事で、「サラリーマンはつり革にぶら下がっているだけの自分を恥じるように目を背けた」と言い切るのはなんぼなんでも失礼でしょ。東洋タイトル戦に向かう内藤選手が、移動の飛行機内でまだ、泣き言を言っている。それを前の席で聞いている沢木さんは「この期に及んで」と苦笑されるシーンがあるのですが、内藤選手き泣き言を言いながらも逃げなかった。沢木さんは、会社の面接が嫌で、途中で逃げ帰ったのに、彼を嗤う資格があるのか?
沢木作品は当時の若者に親しまれ 私も沢山読んだくちですが 大変偏りの強い内容なので、読まれるにはかなり客観的立場で読まれるよう、ご注意ください。




一瞬の夏 (下) (新潮文庫)
販売元: 新潮社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

4年に一度のアテネオリンピックの熱も残暑のように続く9月である。わずかな時間に発揮される凝縮されたエネルギーの発露がオリンピックやスポーツ観戦の醍醐味と思う。本書は一度は引退したボクサ―カシアス内藤の復活の中で見せる人間の弱さと強さそして、著者沢木が復帰支援にのめりこんで試合のコーディネーターにまで関わっていく様子に、おもわず、この二人を自分の事のように手に汗を握る。沢木さんが映画評論からスポーツライターまで手がける原点がこの本にあると感じる。




一瞬の夏
販売元: 新潮社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

学生時代、一気に読んだ。
装丁が文章とうまくマッチしていて、保存版になった。
文庫版より絶対おすすめ!




一千日の嵐
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

ナチズムと旧東独時代を過ごした女性たちの生き方とは。

3年前に訪れてから、今、彼女たちの現状はどうなっているのか。
ベルリンの壁崩壊を含んだ、3年間を澤地さんは「一千日の嵐」と記しています。
澤地さんが自ら現地に足を運び、ユダヤ人迫害で生き残った女性や刑務所で暴力を
振るわれて後遺症を持ちながら生きている女性など、旧東独の女性たちと長年に渡って
会話し、文通を交わしてきました。

社会主義国に生きた女性たちは、国を愛し、貢献してきたけれど、
国に裏切られ、不条理な差別を受けています。
そんな現実がドイツにあったのかと初めて思い知らされました。

辛い過去を持ち、今でさえも生きることが困難なはずなのに、
現状を自分なりに受け止め、明日への希望を持ちながら
突き進んでいく彼女たちを皆さんは知っていましたか?




一徹ヤクザ伝・高橋岩太郎 (幻冬舎アウトロー文庫)
販売元: 幻冬舎

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






何日君再来(ホーリイチュンツァイライ)物語 (河出文庫)
販売元: 河出書房新社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 本書を一言でいえば、かつて黄金の声と称えられた中国の往年の大歌手、周[王旋](チョウ・シュアン)や同時代の上海芸能界に関わる多くの人物の評伝だ。ただその構成がなかなか凝っていて面白い。「何日君再来」という戦時中の日本・中国双方でヒットした流行歌をキーワードに、当時中国に滞在していた著者が、横浜の中華街でテレサテンが唄う「何日君再来」を偶然聴いたことをきっかけに、現代中国でのこの歌の再流行やこれに対する当局の圧力なども交えながら、詳細のわからない「何日君再来」流行当時の背景をさぐり、そしてこの歌の作者を探していく。

 著者は8年もの歳月をかけて、様々な文献を調べ、李香蘭(山口淑子)を始めとする多くの関係者とのインタビューや手紙のやり取りを通してこのミステリーを解いていき、最後に作曲者本人にたどり着くまで謎解きの楽しさも味わえる娯楽読み物だ。ただ当の作曲者が文化大革命当時「何日君再来」が原因で迫害を受け、著者が出した手紙も検閲されているのには暗然とさせられた。それにしても「何日君再来」のようなすぐれた流行歌は、これを創った人間の企図や流行に圧力をかけようとする当局の意思とかかわりなく、大衆自身が好んで歌うことによって人々の間に膾炙し、後世にまで伝わっていくんだなあということを強く感じた。またテレサテンが、歌詞の最後を「再来来」と唄っていたとは気づかなかった。


前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ