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和書 554314 (24)



イサム・ノグチ―宿命の越境者〈上〉
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

読み応えがあり、満足です。特に、野口勇氏に関った人々への著者のインタビューが興味深く、この本に命を与えていると思います。




イサム・ノグチ―宿命の越境者〈下〉
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 米国在住のノンフィクション作家が、日系米国人の彫刻家イサム・ノグチの生涯を丹念に取材した初の本格的評伝。日本人の父野口米次郎、米国人の母レオニーの非嫡出子として1904年ロサンゼルスに生まれる。赤子の彼を日本に連れて渡る時から「幼い頃から美への目を養い、やがては自分の思いを表現できる何らかの技術をその手につけてやりたい」と誓った母親の願いがすべての始まりであった。13歳の時、母親に従ってアメリカに帰り、その後ニューヨークを中心として彫刻の制作に励む。
 1960年以降、建築家ゴードン・バンシャフトとの仕事が本格化、「大いなる始まり」の時代に入る。庭という小宇宙に活路を見出し、更に公共的仕事をする豊饒の季節を迎える。香川県牟礼に石の彫刻仕事場、よき石工との出会いがあった。
 1985年、ニューヨークのロング・アイランド・シティにイサム・ノグチ庭園美術館がオープン。設立の趣旨を「われわれが生きた時代と重要な関わりを持ちながら展開してきた、私の仕事の全体像を見ていただきたいためです」と述べている。(同名の庭園美術館は香川県牟礼にも設立されている)
 従来の彫刻家の枠をこえ、美術界でぶつかるあらゆる境界線を突破してユニークな意欲作を末永く後世に遺したイサム・ノグチ。一人の命が完全燃焼して、歴史の激流に翻弄されながらも美を追求した魂に感動せずにはいられない(雅)




イサム・ノグチ〈上〉―宿命の越境者 (講談社文庫)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

読み応えがあり、満足です。特に、野口勇氏に関った人々への著者のインタビューが興味深く、この本に命を与えていると思います。




イサム・ノグチ〈下〉―宿命の越境者
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 米国在住のノンフィクション作家が、日系米国人の彫刻家イサム・ノグチの生涯を丹念に取材した初の本格的評伝。日本人の父野口米次郎、米国人の母レオニーの非嫡出子として1904年ロサンゼルスに生まれる。赤子の彼を日本に連れて渡る時から「幼い頃から美への目を養い、やがては自分の思いを表現できる何らかの技術をその手につけてやりたい」と誓った母親の願いがすべての始まりであった。13歳の時、母親に従ってアメリカに帰り、その後ニューヨークを中心として彫刻の制作に励む。
 1960年以降、建築家ゴードン・バンシャフトとの仕事が本格化、「大いなる始まり」の時代に入る。庭という小宇宙に活路を見出し、更に公共的仕事をする豊饒の季節を迎える。香川県牟礼に石の彫刻仕事場、よき石工との出会いがあった。
 1985年、ニューヨークのロング・アイランド・シティにイサム・ノグチ庭園美術館がオープン。設立の趣旨を「われわれが生きた時代と重要な関わりを持ちながら展開してきた、私の仕事の全体像を見ていただきたいためです」と述べている。(同名の庭園美術館は香川県牟礼にも設立されている)
 従来の彫刻家の枠をこえ、美術界でぶつかるあらゆる境界線を突破してユニークな意欲作を末永く後世に遺したイサム・ノグチ。一人の命が完全燃焼して、歴史の激流に翻弄されながらも美を追求した魂に感動せずにはいられない(雅)




石川節子―愛の永遠を信じたく候
販売元: 講談社

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石川節子―愛の永遠を信じたく候
販売元: 文藝春秋

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石川節子―愛の永遠を信じたく候 (1981年)
販売元: 講談社

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石原莞爾 その虚飾 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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本書を批判のための批判とするのは間違いだ。筆者と石原は同郷で、おそらく共感するところも多かったはずだ。そういう人物による真剣な石原評と見るべきだ。石原好きは「あばたもえくぼ」だが、本書の「解説」を読むだけでも意味がある。石原をそれだけ持ち上げてしまうと日本陸軍の知性とはどれほど低かったのかということになる。
おそらく石原自身が感づいていたにちがいない、満州事変を起こし錦州爆撃をやっておきながら五族協和を真剣に考えていた人物。ずっと後の世代の人間が石原を崇拝する姿を本人は苦々しく思い、おそらく皮肉の一つも言うだろう。おそらく本書の石原評は、石原が生きていたら自分で言ったかもしれない内容なのだ。
福田和也の「地ひらく」を読んで納得いかないと思った人はこの書を読むべし。飽くまで両書を読むのがよい。「地ひらく」は歴史の偽造、歴史という公共物に対する暴走族の落書きのようなもの。石原は赤面しているに違いない。是非この本で解毒するべし。確かに石原は日本人の間では独創的な人間だったが、その思想は第一次大戦直後のヨーロッパの終末論の影響があり、「満蒙生命線」という言葉は石原でなく松岡の言葉であり時代の流行であったということを忘れてはならない。石原が戦った張学良の軍隊は張子の虎であった。戦前の日本のリベラルは高い水準にあった。しかし誰もそれを思い出せないだけ。
石原がどれだけ海外で評価されているかを考えるのも重要だ。答えは全く評価されていない。軍事理論家としても戦略家としても評論家としても。日本の読者は、もっと現実を受け入れる勇気を持たなければならない。




維新前夜―スフィンクスと34人のサムライ (小学館ライブラリー)
販売元: 小学館

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一枚の集合写真からその時代を描くという手法は「追跡―一枚の幕末写真」(1984年)で著者はすでに用いているが、前回は誰が写っているのか分からない写真であったのに対して、今回は写された年月日、時間を始めとして、被写体の人物の名前、経歴、その後がかなり詳しくわかっている写真を採り上げた。

著者はこの「エジプト写真」を見てからご子孫に会ったり、図書館や資料館を訪ねて情報を集めていたが、「池田一行三十四人」の中の名倉予何人(なくらあなと)に関するものだけが漠然としていた。この本の主人公とした一番資料豊富な三宅復一(みやけまたいち)が維新後もつき合っていたという名倉という人物に著者は引っかかっていたのだが、99%偶然から彼が書いた旅行記を見つける。その瞬間、著者はこのドキュメントを「本当に書こう」と決心した。

「池田一行三十四人」に関する資料は確かに豊富なのだが、文章の中に感情を現わしておらず、このような状態で何を感じていたかを推定するにとどまっていたが、名倉の旅行記は情景描写の細やかさとともに時に感情をムキ出しにして書かれており、また何物にも好奇心を抱き、抱いたとみるや、直ちに言葉もわからぬ相手に向かって話しかけるというその旺盛な実行力は「三十四人」の中で名倉が随一だった。

今は無き武士たちの当時の純粋な使命感や未来へ鋭い眼をギラギラ輝かしている姿が描写されていて、著者一級の作品に仕上がっている。随行した他の人々や当時のフランスの様子を表す写真も多く掲載されていて読んでいて面白い。





維新前夜―スフィンクスと34人のサムライ
販売元: 小学館

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一枚の集合写真からその時代を描くという手法は「追跡―一枚の幕末写真」(1984年)で著者はすでに用いているが、前回は誰が写っているのか分からない写真であったのに対して、今回は写された年月日、時間を始めとして、被写体の人物の名前、経歴、その後がかなり詳しくわかっている写真を採り上げた。

著者はこの「エジプト写真」を見てからご子孫に会ったり、図書館や資料館を訪ねて情報を集めていたが、「池田一行三十四人」の中の名倉予何人(なくらあなと)に関するものだけが漠然としていた。この本の主人公とした一番資料豊富な三宅復一(みやけまたいち)が維新後もつき合っていたという名倉という人物に著者は引っかかっていたのだが、99%偶然から彼が書いた旅行記を見つける。その瞬間、著者はこのドキュメントを「本当に書こう」と決心した。

「池田一行三十四人」に関する資料は確かに豊富なのだが、文章の中に感情を現わしておらず、このような状態で何を感じていたかを推定するにとどまっていたが、名倉の旅行記は情景描写の細やかさとともに時に感情をムキ出しにして書かれており、また何物にも好奇心を抱き、抱いたとみるや、直ちに言葉もわからぬ相手に向かって話しかけるというその旺盛な実行力は「三十四人」の中で名倉が随一だった。

今は無き武士たちの当時の純粋な使命感や未来へ鋭い眼をギラギラ輝かしている姿が描写されていて、著者一級の作品に仕上がっている。随行した他の人々や当時のフランスの様子を表す写真も多く掲載されていて読んでいて面白い。



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