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和書 554314 (134)



パリへ行った妻と娘
販売元: 文芸春秋

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 ベトナム人妻の連れ子であった娘が、パリの男性と婚約し、妻は無断でパリにマンションを買ってしまう。

 ベトナムの旧宗主国であったフランスには、内戦で多くのベトナム難民が生活し、そこには妻の元夫や元恋人たちも生活している。

 国を亡くした妻や娘、そしてパリに集う難民たち。インドシナをよく知る著者だからこそ、彼の視点にたったパリには多くの物語があり、読み物としておもしろい。

 今この本を読む読者は、彼がもうすぐ短い人生に幕を閉じることを知っている。そんなことを脳裏にかすめながら読むと、なおさら考え深くなった本だ。




パリへ行った妻と娘 (文春文庫)
販売元: 文芸春秋

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 ベトナム人妻の連れ子であった娘が、パリの男性と婚約し、妻は無断でパリにマンションを買ってしまう。

 ベトナムの旧宗主国であったフランスには、内戦で多くのベトナム難民が生活し、そこには妻の元夫や元恋人たちも生活している。

 国を亡くした妻や娘、そしてパリに集う難民たち。インドシナをよく知る著者だからこそ、彼の視点にたったパリには多くの物語があり、読み物としておもしろい。

 今この本を読む読者は、彼がもうすぐ短い人生に幕を閉じることを知っている。そんなことを脳裏にかすめながら読むと、なおさら考え深くなった本だ。




パンツの面目ふんどしの沽券
販売元: 筑摩書房

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パンツやふんどしの歴史や地域での扱われ方の違いから、文化や感じ方の違いが見えてくる!
友達同士で、お風呂のタオルの使い方や歯磨き粉の使い方など…
話してみたことはありませんか?私は、同じ日本人同士でも意外と違っていて面白かった
と記憶しています。そんな何気なくて、でも普段は見られない下着事情を覗き見ることが出来ます。
しかも自分が常識だと思っていたことに、たいして歴史がなかったり、よく調べてみると
違った理由や利用方法があるのに、自分の行為だけを当然!!と思っていたことに気付かされます。
自分と違った何かに出会ったとき。とっさに否定してしまうことがあるけれど、
じっくり見つめて、しっかり聞いてみると文化や気候、歴史の違いを楽しむことができるんだ!
私にとって、好奇心という言葉をまた一つ豊かにしてくれた一冊でした。




日出(いず)る国の工場
販売元: 平凡社

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静かな「工場見学ブーム」が到来してすでにけっこう経つが、この本はそれよりもずっとずっと前(20年前なのか!)に書かれている作品。このあたりの先進性(?)も、ハルキさんらしい気がしますが。

いまの工場見学が、「でっかい機械」とか「すっごい技術」に萌えてるのに比べて(ブームをざっくりと見た印象ですが)、この本では、その工場で働く「人」やそこにある「物語」に目を向けている。小説家が書く見学記ならでは、といった印象です。

消しゴム工場が出てきますが、いまでも変わらずご商売を続けられているのだろうか…。年月が積み重なれば、経済状況も変化する。その意味で、後世に残しておくべき文章だと思う。




陽はまた昇る―映像メディアの世紀 (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

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私の父は、日本ビクターです。小学6年の頃でしたでしょうか?
いち早くビデオが我が家にやってきました。
その時父は「ソニーとの戦いだ。」と言いました。
なぜ、ビデオの機械が2種類あるのか、父に聞いた記憶があります。
忘れましたが。
そして、「ソニーに勝った」と。

プロジェクトエックス でその内幕を知りました。父は、もちろん映画「陽はまた昇る」を観に行きました。

そして「癌で死んじゃったんだよね。」と、ぽつり。

ビクターの救世主は、天国に居ます。




火はわが胸中にあり―忘れられた近衛兵士の叛乱 竹橋事件
販売元: 文藝春秋

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明治11年に起きた竹橋事件のドキュメント。徴兵された兵士の苦悩、農村の貧しさ、官の横暴・身勝手さが赤裸々につづられる。明治初期という時代を希望に満ちた新生日本の夜明けとしばしば語られる一方で、時代はこのような悲劇を内包していた。歴史には光と影があることを教えられた1冊。




ビラの精神
販売元: 晶文社

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悲歌―古賀政男の人生とメロディ
販売元: 毎日新聞社

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いつの頃からか? 新入社員とカラオケに行っても歌う曲、歌手が全く「断絶」してしまうようになったのは。小生が入社した80年代末の段階では、親世代(30年代生まれ)の上司や、団塊世代、50年代生まれの先輩たちとは、歌う歌がそれぞれに違っても「共有財産」ともいうべき名曲があった。内山田洋とクールファイブだったり、『喝采』『また逢う日まで』『北の宿から』『襟裳岬』だったりした。『落葉』のこともあったがフランク永井は知っていたし、「窓を開ければ港が見える」や「波の瀬の背に揺られて揺れて」も字幕があれば歌えたものだ。
それがあれやこれやで平成不況の新人採用ゼロ時代が続き、年代の溝が大きく開いたこともあろう、「長崎は~」も「いつものように幕が開き~」も「現在、過去、未来~」も全く聞いたことのない、全然知らない世代が後輩として入ってきたのである。昭和歌謡はクラシック・教養の世界になっているのである。音楽受容の形態などメディア環境の激変がこうした「断絶」をもたらしたことは想像に難くないが、妙に寂しいもので、「歌は世につれ、世は歌につれ」という文句は死語の領域に入ったかに思われる。本書は団塊世代より数年上の世代に属する著者による大作曲家の評伝。古賀政男自身、自作のメロディが短調の悲しい曲が多いことに触れ「古賀メロディよ消えていけ。そしてもっと幸せになれ」と言ったらしいが、「悲しい」ことは少しも減らず(むしろ増え)、その悲しい世につれる「歌」の方は不在の感が強い。いや小生が知らぬだけか。まあ「国民的」歌手などいない方が健全なのかも知れないが。
因みに、細かいことながら書中で「石原裕次郎主演の『太陽の季節』」とあるが、厳密には主演は長門裕之である。裕次郎は主役の弟役で映画初出演したのであった。




光の教会―安藤忠雄の現場
販売元: 建築資料研究社

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世界的な建築家、安藤忠雄さんの仕事ぶり、人となりが強く伝わってくる物語でした。大阪府茨木市にある茨木春日丘教会が完成してゆく工程を追いかけています。まずもって、この教会は破格の低予算での注文でした。ところが、安藤氏は、興味が湧いたようで、注文を受けてしまいます。この儲からない工事の引き受け手を見つけることからスタートしました。安藤氏は盟友の建設会社社長に依頼します。安藤氏は、施主を選ぶそうです。教会側は、安藤氏でなくてもよかったようですが、安藤氏がこの教会建築に何かを感じたようです。当時、バブル全盛で、現場の職人が集まりません。建築資材も高騰、その中でとことんまで芸術性にこだわりぬく安藤氏とその天才振りを信じて採算の合わない工事でも誠実に進めてゆく建設会社社長。光の教会を発想したと思われる様々なエピソードや登場人物のバックグラウンドも書き加えられており、建築現場の臨場感とものづくりへにこだわりぬく人たちの熱情が感じられました。そして、この光の教会は、安藤建築事務所や教会の人たち、建設工事に携わった人たちによって何年にも渡って手を加えられてゆきます。安藤建築に終わりはなく、その建築物を使う人たちが使い続けることによってさらに輝きをましてゆくのです。建築の醍醐味を味わえる良書だと思います。




光ほのかなれども―二葉保育園と徳永恕 (1980年)
販売元: 朝日新聞社

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