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和書 561446 (5)



歴史序説〈3〉 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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第3巻の前半に当たる第五章では生計とそれに伴う文明社会の諸技術について詳述してある。商業論を含むこの章は本著の中でも現代における教養書として最も読み応えのある部分ではないだろうか。

「商業に従事する者は詐欺や不正売買によって不利益を被らないように、ことがあれば論争や裁判をいとわない姿勢を示すことが大事である。ところで行為はその人の性質に影響を与えるが、論争好きという性質はその人の人格に決して良い影響を与えない。よって商人の人格は指導者のそれに劣る。しかし権威の庇護を受けた商人はこの限りではない。」これは著者のいくつかの見解を一文にまとめたものだが、是非本文を読んでその根拠に触れてもらいたい。

後半からは諸学問の由来と存在意義を説明する第六章に入る。神学と哲学の対立を明確に説明するなどの他、魔術についても存在する「事実」と認めた上で三種類に分類し科学的な証明を試みている。




歴史哲学講義 (上) (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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ヘーゲルは哲学的歴史について次のように語る。
「というのも、歴史においては、あたえられた存在に思考が従属し、思考はあたえられた存在を基礎とし、それにみちびかれるのにたいして、哲学本来の思考とは、あたえられた存在にとらわれることなく、自発的に思索をうみだしていくものだとされるからです。哲学が自前の思考をたずさえて歴史におもむくと、歴史を一つの材料としてあつかい、それをそのままにしておかないで、思考によって整序し、いわば歴史を先天的に構成することになる。」
ひとびとはこの哲学的歴史の概念を理解せずに、自分の考えを押し付けて、ヘーゲルを批判する。ヘーゲルによれば、哲学的歴史とは、歴史を材料にして、材料をそのままにせずに、思考によって整除し、歴史をアプリオリに構成することだ、いう。この意味では最初からヘーゲルは、所与の存在に思考が従属し、所与の存在を基礎とする、それに導かれるのを拒否し、アプリオリの構成に向かっている。だから、歴史はアプリオリに構成されないとする人たちとは初めから袂を分かっているいるのである。





歴史とは何ぞや (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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史学の方法論を体系的に示した名著。
文献史学でも、考古学でも、資料の扱い方を知らずして、
研究に取り組むことはできません。




世界史の意識と理論 (岩波モダンクラシックス)
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フランス歴史学革命 アナール学派 1929-89年 (岩波モダンクラシックス)
販売元: 岩波書店

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リュシアン・フェーブルやマルク・ブロック、フェルナン・ブローデルといった名前に聞き覚えは無いだろうか。彼らはアナールと呼ばれる「新しい歴史」の担い手である。
今日ではごく当たり前の社会史や心性史といったジャンルは彼らが築き上げた遺産と言えよう。所謂王道史学のアンチテーゼとして、彼らはいかにこのようなテーマを築き上げていったのか、それを明かすことが本書の目的である。
史学史としてそれ自体が歴史となりつつあるアナール運動の最初の研究書として、本書は意義のある書といえる。




文化の新しい歴史学 (岩波モダンクラシックス)
販売元: 岩波書店

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歴史・文化・表象―アナール派と歴史人類学 (岩波モダンクラシックス)
販売元: 岩波書店

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歴史学と精神分析 フロイトの方法的有効性 (岩波モダンクラシックス)
販売元: 岩波書店

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膨張する帝国の人流 (岩波講座 近代日本と植民地)
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抵抗と屈従 (岩波講座 近代日本と植民地)
販売元: 岩波書店

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