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和書 561446 (17)



歴史学の革新―「アナール」学派との対話 (テオリア叢書)
販売元: 平凡社

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歴史と批評 (テオリア叢書)
販売元: 平凡社

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天皇のロザリオ 上巻 日本キリスト教国化の策謀
販売元: 成甲書房

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 思い込みの激しい、強引な推論が重なるので途中何度も投げ出しそうになったが、結局2週間ほどかけて上下巻を読了した。内容は、副題の通り。
 敗戦直後、国家神道の解体や天皇の戦争責任回避、マッカーサーの思い入れなどが交錯する中で、天皇のキリスト教改宗が議論の俎上に上ったことは事実だろう。当時の状況では、西洋文化に親和性のある人材が政治の中枢に引き入れられやすく、クリスチャン比率も高まっただろうから、日本をキリスト教国に…という空気が相当の範囲で醸成されていたとしても不思議ではない。
 しかし本書は相対的に堅実な方向での検証に留まることなく、GHQ占領下の日本で天皇の劇的なカトリック改宗を演出すべく、1949年6月の「ザヴィエル渡来四百年祭」開催と抱き合わせた陰謀が具体的にあった、と踏み込む。それが冒頭で描かれる「別府事件」であり、本書の全体が、この陰謀が現実にあったという前提の下で初めて許容されるような語調の激しさに彩られている。ところが、本書の支柱となるはずのこの「事件」に、直接的な証拠は何一つ示されない。
 要するにここには、状況証拠により特定の「出来事」を「事件」化し、この「事件」を前提に状況証拠をさらに深読みするという自己増幅的な循環がある。孤独な思索者が、一種のハウリング現象に囚われてしまったと言うべきだろう。
 ただそれでも、私は本書に幾許かの真実はあると思うし、市井に生きつつともかくも自力でここまで資料を集め、考え抜いた著者のある種の強靭さを、無碍に貶めたくはない。




天皇のロザリオ 下巻 皇室に封印された聖書
販売元: 成甲書房

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断片的な日本の近代についてのいくつかのイメージや仮説があるわけですけど、私たちはそれ以上のsynthetisの作業には踏み込むことはありません。その危険な領域にまで踏み込んだのこの作品です。そのモティーフは、キリスト教の日本への侵入とそれへの抵抗とcollaborationです。歴史書ではなくドキュメンタリーというものでもありません。たくさんの書物をこの角度から読み直して、そこに著者が直感から得たデザインと推理を補強する状況証拠を探した作品です。でも状況証拠の積み重ねは、選択的でわかりにくく、強引な部分もあります。しかし、この孤独な作業によって浮かび上がらされた近代特に戦後日本の姿は、あまりにもグロテスクで目を背けたくなるほどです。確かに日本は大量の改宗が起きなかったという意味ではキリスト教の侵攻を防ぐことに成功しました。しかし一神教の相手はもっと上手だったというわけです。特に皇室の周辺に徘徊することになった多数のキリスト教コネクションの人々の姿と彼らの果たした役割はどう形容したらいいのでしょうか。godでもなく神でもなく、多神教のカミに日本の根源を求めるというのは、著者の最後のかすかなよりどころです。




トインビーの歴史観 (レグルス文庫 68)
販売元: 第三文明社

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トインビーから比較文明へ
販売元: 近代文芸社

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比較文明と歴史哲学 (刀水歴史全書―比較文明学叢書)
販売元: 刀水書房

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比較文明の方法―新しい知のパラダイムを求めて (刀水歴史全書―比較文明学叢書)
販売元: 刀水書房

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比較文明文化への道―日本文明の多元性 (刀水歴史全書―比較文明学叢書)
販売元: 刀水書房

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フランス歴史哲学の発見 (日本大学法学部叢書)
販売元: 未来社

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