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和書 561446 (16)



歴史叙述 (叢書 ヒストリー・オヴ・アイディアズ)
販売元: 平凡社

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歴史をどう書くか―歴史認識論についての試論 (叢書・ウニベルシタス)
販売元: 法政大学出版局

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マックス・ウェーバーの歴史論について最も理解していたのは、実はフランスの歴史家でした。ヴェーヌの知性は鋭すぎて普通の読者の理解を超えているのかもしれません。




多元文明史観
販売元: 勁草書房

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歴史の方法 (大和選書)
販売元: 大和書房

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地名の由来から知る日本の歴史
販売元: ダイヤモンド社

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文明の多系史観―世界史再解釈の試み (中央叢書)
販売元: 中央公論社

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村上泰亮は、日本の経験を世界史の中に位置づけようとする、普遍的志向をもつ学者だったが、他方で西洋の社会科学や歴史理論を、非西洋の経験を取り入れて、より公平なものに鍛え直そうと願っていた。

本書も村上のこうした関心を反映している。前半の議論は、西洋中心的な単系史観を批判し、多系史観を提示することを目指している。その議論の中心は、「有史宗教」と「大文明帝国」に特徴付けられる「第二次農耕文明」にあり、中国、インド、ギリシア・ローマの三つの第二次農耕文明の基本的等価性を説くことが眼目となっている。

後半では、これを踏まえて、ともに「大文明帝国」の周辺で封建制を発展させた欧州と日本の中世が比較される。そこでの議論はかなり専門的であるが、分析は明快かつ説得的である。二つの封建制の比較もさることながら、何故20世紀の日本と欧州で、中世が文明的アイデンティティーの故郷と見られるようになったのかについての分析も秀逸である。

村上の個々の主張の妥当性については、専門家から見れば、色々と疑問があるだろう。また、斬新な歴史の見方が次々発表されている今日からすれば、本書はむしろ古色蒼然とした20世紀の遺物だ、といえるのかも知れない。しかし、村上の壮大な比較分析は、読者に歴史を把握する大きな枠組みを与え、更なる探究心を刺激するに違いない。

また、本書を読んで私達の周囲を見渡すならば、カタカナ文字の開発プロジェクトの陰で忘れられかけている集落や寺社や雑木林が、実は武士団や農民、商人達が活躍した中世史の舞台であって、それが人類史の中でも一定の意義を持つことが見えてくるに違いない。歴史の舞台は、なにもイタリアの都市やフランスの古城、中国の陵墓に限るわけではない。それは我々の足元から広がり、それがそのまま世界に通じてもいる。そんなことを教えてくれることも、本書の大きな魅力のひとつである。





中国古代の歴史家たち―司馬遷・班固・范嘩・陳寿の列伝訳注
販売元: 早稲田大学出版部

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朝鮮人戦時労働動員
販売元: 岩波書店

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綱ひきする歴史学―近世史研究の身構え
販売元: 校倉書房

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帝国の形而上学―三木清の歴史哲学
販売元: 作品社

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 興味深く読み終えることができました。見出しは三木清の歴史哲学と限定されていますが、全体像に迫ろうという姿勢であるようにみえます。同時代人の思想との類似の指摘とか、後代からの評価とか、著者が間口を広くとった研究をする姿勢が表れているように見えます。同情的に流れやすい三木清案内に比して、適度な距離を持っています。時代背景も含めて三木清研究の案内として役立つ著作だと感じました。
 ただアマチュアの読者としては不満が多くあります。専門研究としては当然なのでしょうが、膨大な量の参考文献を目を通さないと著者と同等の理解を得ることができないのか、「批判的」視点に立ちえないのか。著者が読者に要求している、言い換えると仮定している哲学的知識(および歴史哲学的知識)のレベルが高すぎるのではないか。三木清-西田幾多郎に特有の言語に慣れ、読み込んでいる者なら理解できるのかもしれないが、アマチュアにはどこが「歴史哲学」の問題であったのか、結局分からない。三木清の著書を順を追って分析しているとされているけれど、分析というより、跡をなぞっているとしか読めない。結論部として、三木のロゴスとパトスの弁証法の批判を「詳述」するとされている部分は、たかだか7ページに過ぎない。しかも批判的言辞の核心は他人の言葉ではないか。この本の帯に掲げて有る「果敢なる挑戦!」が寂しく感じます。


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