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和書 720720 (228)



脳と心に効く薬を創る (岩波科学ライブラリー (98))
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

アルツハイマー病に苦しんだ元米国大統領 故ロナルド・レーガン氏の例を見るまでもなく、高齢化の進む現代社会においては、中枢神経系疾患(脳・こころの病気)への画期的治療薬の登場が切望されています。

本書は主な疾患を取り上げるとともにそれに対する治療薬とその開発について述べています。全体的に平易な文章で書かれており、医薬・バイオ系のバックグラウンドがない方でも読み進めていくことができます。ただ、一部にはこれは専門的知識がないとすぐにわからないのではないかと思われる箇所もありました。

研究者になりたいなあと漠然と考えている高校生や大学院への進学を検討している大学1,2年生の方には特にお勧めできます。




脳の中身が見えてきた (岩波 科学ライブラリー)
販売元: 岩波書店

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3人の有名な教授による共著だということで購入してみたが、自分的には少し物足りなさを感じた。本の内容は学部レベルを超えておらず、脳科学を専門にする人にとっては耳に胼胝な感があった。ただ、この本の価格と一般向けに書かれているという点を考えると、買って損は無いように思う。脳に少なからず興味のある大学生にお薦めします。この本の良い点は脳というひとつの対象をMolecular,Systems,Computationalというレベルで多面的に紹介していることだと思う。




脳の不思議 (岩波科学ライブラリー (58))
販売元: 岩波書店

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脳の老化とアルツハイマー病 (岩波科学ライブラリー)
販売元: 岩波書店

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ヒトES細胞 なぜ万能か (岩波科学ライブラリー)
販売元: 岩波書店

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題名どおり、ES細胞についての本です。ES細胞って何?研究の歴史、その培養方法、利用方法などです。ヒトES細胞の扱いに関する問題点なども少々あります。どこまで研究が進み、今後何が課題になってくるか、がよくわかりました。と言っても、研究報告にもならず、初心者にもわかるように、ES細胞の「あれこれ」について解説してくれる本でした。




プリオン病の謎に挑む (岩波科学ライブラリー(93))
販売元: 岩波書店

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金子先生はプルシナーの直弟子という数少ない(唯一の?)日本人プリオン研究者。その分、冷静、公平、客観的なレビューではない。プルシナー説一辺倒であり、その点では注意が必要である。だからこの本は「プリオン病の謎に挑む」というより、「私が見たところプルシナ−はプリオン病の謎にこう挑んでいる」というのが正しい。一貫してプルシナ−を「スタン」という愛称で呼んでいる(こういう本は初めて見た)ことからもそれはうかがわれ、さらに随所に書かれる「私はこういう人間である」という自己言及の多さ。率直に言ってかなり暑苦しい。自己陶酔度はかなり高い本であると言えよう。それは置くと、プルシナ−説の紹介としてはさすがに直弟子だけあって水準は軽くクリア。プルシナ−説に対する批判は福岡先生のこれまた感情的な本で勉強できる。




免疫の不思議 (岩波科学ライブラリー (34))
販売元: 岩波書店

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偶然性の精神病理 (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

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 本書は既出の論文を集めた論文集の体裁をとっているので、内容はそれぞれ独立している。私が特に関心を持ったのは、第二章「真理・ニヒリズム・主体」と第三章「偶然性の精神病理」であった。どちらも「意識」あるいは「現実」あるいは「存在」あるいは「真理」の自明性を突き崩すことに眼目が置かれている。現象学はいかにして人間の現実が構成されるのかを考える哲学だが、著者は精神病患者の現実がいかにして構成されているのかに光を当てる。

 上の二つの論文は、ニーチェ「力への意志」「永遠回帰」、フロイト「死の欲動」の概念を軸に、ハイデガー、ヴァイツセッガー、西田幾多郎などを横断して、我々が構成した自明性を「虚構」あるいは「無」へと還元する。

 人生を虚しく感じている人のその虚しさも、虚構の上に構成されているものではあるが、しかしそういった「感じ」がリアリティを与える以上、いくら明晰な論理でも、というか論理だけでは人は現実の認識を変えることができないのも事実である。それはもちろん無いものねだりなのだが・・・。

 




治療文化論―精神医学的再構築の試み (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

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本書を、1990年刊の旧版で読んだのは、
90年代前半か半ば。
其の当時も、私は「技術論者」らしかったのかも
知れないが、「一人精神衛生技術」の部分を
熱心に読んでいた様に思う。

以下はトレーダーの立場でのレヴューと為るが、

本書に有るとおり、海外出張で宿泊先のホテルの
個室に戻り、「今日は我ながら良く遣ったな。」とか
「まあ、大体こんなものだろう。」の様に
『日本語』で「独り言」を言う、という遣り方・「一人精神衛生技術」
については、私自身、驚くほどの効果を確認している。
勿論、システムのパフォーマンスの向上等と言った
「客観的な数字」で現われる部分では無い。
2004年頃から、トレーディングのストレス・コントロール法の
一貫として、始めたのだが、1日8時間以上『英語』で考えていると、
「気持ちの上で」凄くラクなのだ。
特に、07年の7月中旬から、約一ヶ月間、大きな売り玉を
ホールドしながら、あの「夏の大馬鹿祭」を乗り切って
利喰いに成功したが、其の遣り方の非常に大きな「効力」が
トレーダーである私を支えてくれたし、助けてくれた。

値千金の一冊である。





レインわが半生―精神医学への道 (岩波現代文庫―学術)
販売元: 岩波書店

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 有名な「引き裂かれた自己」よりは、こちらがレインの思想を理解するためには適切であろう。レインは「反精神医学」として知られる思想の実践者であった。彼は「精神病者は理解できる、彼らは対話可能な存在である」として、常識であった閉鎖病棟をなくし、社会復帰のための施設を設立したりといった活動を行った。晩年は恵まれなかったようだが、彼の訴えそのものはこの現代においてもアクチュアリティを失っていないと思われる。
 レインが医師になった当時、勿論向精神薬はほとんど使えず、インスリン・ショック療法という危険度の高い治療が盛んに試みられていた。レインはこの治療の非人間性を糾弾する。しばらくすると現代でも用いられている電気ショック療法(ECT)が現れるが、これはある回数を超えると脳を破壊してしまう治療なのだ。レインは患者と向きあっていくうちに、彼らの妄想にもそれなりの根拠があり、理解可能であることに気付いてゆく。そしてその信念が後年「反精神医学」と呼ばれた主張に繋がってゆくのだ。
 薬物療法が発達し、軽症化が進んでいるといわれるこんにちでも、当時と同様の偏見や蔑視は後を絶たない。レインの人間的な対応には教えられるところもまだまだ多いと思われるが、いかがだろうか。


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