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和書 720720 (231)



岩波講座 免疫科学 (4)
販売元: 岩波書店

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岩波講座 免疫科学 (6)
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岩波講座 免疫科学 (8)
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カラー版 細胞紳士録 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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近年科学の進歩目覚しく、人間の設計図たる「ヒトゲノム」が解読されてしまうこのご時世。
僕自らが塩基の配列によって高度にプログラムされた存在であるならば、
その実体、そのミクロの構成要素、その営みはどうなっているのかしらん?
と興味を持って手にとったのがこの一冊。

電子顕微鏡に捉えられた各器官の細胞の姿。
タコ足のようなもの、無数に並ぶイソギンチャクのようなもの、一言に細胞といっても多種多様。
時にその姿は美しく映え、時に恐ろしく胸に迫るようであり、改めて生命の神秘に驚かされる。

著者のあとがきの一節
「人生で一番うれしいのは出会いであろう。<中略>
この本は、美しい細胞たちとの出会いである」
多様な細胞一つ一つに擬人的なフレーズをつけ、あたかもそれに「出会う」かのように紹介してくれる、その洒脱な編集に感謝したい。
もとより科学の門外漢たる僕ですが、眼に映るこのミクロの営みの美しさに、素朴な感動を禁じえないのです。

自らの意識とは別に、僕のカラダでは数十兆もの細胞がこの生命を維持すべく奮闘している。
改めて生命とは、遺伝子とは、そして主体的な自我とは何か?
そんな思惟に浸ってしまうのです。





現代の感染症 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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「感染症」と聞いて、「あの病気この病気」と名前は浮かんでも、どんな定義で、どんな原因があるのか答えられる人は少ないだろう。

 最近の感染症禍を考えれば、感染症をけっして教養とかでなく、必要な知識として知っておかなければならないように思えてくる。そんな必要性を十分満たしてくれるのがこの本だ。読んだあと、汚れていた台所や風呂場をついつい掃除してしまった。

 本の構成は、始めに感染症というものが寄生虫・細菌・ウイルスなどから起こる病気であることを概説し、そのあと経路別に(飲食物を介して起きる、動物や昆虫を介する、など)それぞれの代表的な感染症を取り上げるといったもの。最初の部分が取っつきやすくなっているので、読みやすい。

 計算上では、われわれが毎日排桊??している糞尿の、なんと半分が細菌でできているのだそうだ。きれいに食べて、きれいに出すといったことの大切さを実感する。
「エイズやエボラ出血熱以上に、もっとどうもうなウイルスが人類の前に出現しない保証はありません」と書かれている。いみじくも、2003年の春にはSARSが世界的に流行したわけだ。

 では、これら感染症にどのように接していったらよいか。著者は「排除よりも共生」を、と強調している。交通や開発の技術が進めば進むほど、病原体と接触する機会も増えるわけだ。感染症の病原体とこれからどのように「仲良く」やっていくか、だれもが考えなければならない課題だろう。




心の病理を考える (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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二項対立は単なる二項対立ではないとし、その構造を説き明かす、そして変奏する。しかし変奏の果てにあるのは何か?

個別化の原理は、個人の代替不可能性、交換不可能性にあるとするのは分かるが、その根拠として個人の死を持ち出す必要性があるのだろうか。それならば個人の生を持ち出しても同じであろう。実際、著者は個人の死のほかに個人の歴史とも言っているが。
「現象学的他我認知の問題など、もともと存在しない」と断言してすっきりさせているように、個別化の原理は、個人の代替不可能性、交換不可能性にあると言い切るだけでいいと思う。

基本的には、自と他の関係性の問題、あるいは社会性の問題である。それは、著者のように「あいだ」の問題と言ってもいいが。どこからか自らに命令してくる、それは客観的にはありもしないのに主観的には生々しく聞こえてくる。加えて重要なのは、聞こえてくるのは言葉であるいうこと、ではなかろうか。




心病める人たち―開かれた精神医療へ (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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日本の精神医療はどのように形作られてきたのか、精神障害のある人たちと私たちはどのようにつきあっていけるのか、まず手にとっていただきたい本です。できれば森実恵『“心の病”をくぐりぬけて』 (岩波ブックレット)をあわせて読んでください。






新型インフルエンザ―世界がふるえる日 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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鳥インフルエンザと普通のかぜとはまったく別の病気である。そんなことすら、私は知らなかった。かつて流行したスペイン風邪(同様の強毒型インフルエンザ)が発生した際の、患者の症状について本書で述べられているが、イメージとしてはインフルエンザというよりは、エボラ出血熱などの熱病を思わせるものだ。まともな人なら、正視に耐えないだろう。
究極の鳥インフルエンザ対処法は、ウイルスに対抗できない人が滅亡(死亡)するしかない、という最悪のシナリオも紹介。しかも、歴史上はこれらのインフルエンザ流行が約50年の周期で、繰り返し地球上では流行しているのだ。
われわれは、祈ることしかできないのだろうか?




神経内科―頭痛からパーキンソン病まで (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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一般向けの新書版であるが、内容はきわめて専門的である。よくあるような、「パーキンソン病とは…」「ALSとは…」といった、病状の記述と申し訳なさ程度に記された疾病の(現在考えられている)発症機構の説明に終始、といった体裁ではなく、その疾病が発見されるまでの背景、そして実際に罹患した患者の臨床例、そして何より、新書版とは思えない専門用語による解説。特に脳-脊髄系の神経回路や神経核など、神経科学の基礎が頭に入っていないと、小脳系の疾病や片麻痺の記述については理解が難しいと思う。
内容が内容なだけに、すらすら読める本ではない。ちょっとした教科書、もしくは受験の時に使った「豆単」的な重要事項のチェック本、といった感じが強い。手に取りやすい体裁ではあるが、結構勉強になる本だと思う。




純愛時代 (岩波新書 新赤版 (688))
販売元: 岩波書店

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本書では様々な症例・エピソードをもとに、「純愛」を求め過ぎる現代のねじれた恋愛を論じていきます。
しかし、実際には「論じていきます」の部分はほとんどなく、症例・エピソードの紹介がほぼ全てを占めています。

なのでひと言で言えば、事実をもとにしたフィクション短編集。
もっと言えば、新書型「こたえてちょーだい!」(最近「わかってちょーだい!」に変わったらしい)。
いわゆる再現型フィクションドラマですね。

一応最後のあとがきで

現に生活し恋愛をする〔自分〕と、それを見つめ、小うるさく監督し指示するもう一つの〈自分〉とがいて、その葛藤が今風の恋愛を生み、また恋愛自体を難しくしている

などといった解説がなされていますが、付け足しみたいで微妙。

実際の症例をもとに書いている分、エピソードだけを挙げて解説を省いているのは、精神科医として不謹慎だと言われてもしょうがない一冊だと思います。


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