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和書 769110 (22)



7月24日通り (新潮文庫 よ 27-3)
販売元: 新潮社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

読了後、カバー裏を見ると著者の作品「東京湾景」を以前読んでいたことを思い出しました。その本に対しては「ドラマのように流れるストーリーだが、不要な登場人物もいて完成度が低い」といった印象を覚えました。
本書でもドラマのようにそれぞれの情景が目の前に浮かんできます。何気ないOLの日常がエッセイ風に少しずつ進行していき、結果として一つの読みやすい小説になっています。結末は逆であってほしかったのですが、それも若い人の選択なのでしょうね。




7月24日通り
販売元: 新潮社

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各章のタイトルが
「モテる男が好き!」
「イヤな女にはなりたくない」
「どちらかといえば聞き役」など○×方式の自己分析になっている。
これは主人公の弟の恋人が自分がどんな女なのか分析して、
モテない理由を突き止めようとした場面で出てきた10個のキーワード。

あなたは何個あてはまりましたか?(私は6個)

平凡な女は恋愛で冒険をすることができない。
なぜなら、それは「間違える」ことを極端に恐れているから。
主人公の小百合もそんな夢を見ているだけの女の子なんだけど、
あることをきっかけに勝負に出ようとします。
これは彼女がそう決意するまでの物語です。

私もどちらかとこのタイプなので、生々しく共感できました。
特に高校時代の彼女に告白してきた男子が、
女子の話題の端にものぼることもない地味な男子であったことに傷つき、
「私はああいう男の子に選ばれるような女なんだ」と思ってしまうところなんか
悲しいくらいに理解できてしまった。

「もっと幸せになれたはずなのに・・・」と小さな後悔を抱えている
女の子たちに読んでほしい本です。
かわいいお話でした。




八月の光 (1967年) (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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八人目の敵 (1961年)
販売元: 集英社

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8人との対話
販売元: 文藝春秋

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8月の果て (上) (新潮文庫 (ゆ-8-11))
販売元: 新潮社

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8月の果て
販売元: 新潮社

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朝日新聞連載時は読んでおらず単行本しか読んでいないので、
ほかのかたと評価が違うかもしれない。

2年かけて新聞に連載されたとされるこの小説は、
「身を削って書ききる」まさにマラソンのような小説。
(系図には多少フィクションも含まれていると思われるが)
戯曲家から出発した作家としての柳美里さんらしく、
戯曲仕立ての「シャーマンの儀式」からはじまり、
タロットカードをモチーフにした「著者」が生まれるまでを描く
という構成はとても粋だと思う。

今までの柳氏の文章はリズム的に読みづらいものが多かったが、
この作品はすんなりと読めた。
それはおそらく作品と自分を突き放した「ドラマ」として成り立っているから。
それは最後に「ナミコ」と李雨植がシャーマンの手で結ばれるというところに現れている。

この小説を「社会派」ととるかたんなる「ドラマ」ととるかは
意見が分かれるかもしれないが、民俗学としてのしきたりなど、
とても興味を持って読み終えた。ラストの「自由!」の一行が柳氏の一番のメッセージなのであろう。

ただ、氏が主人公を「雨哲」にしたかったのか「雨植」にしたかったのかどっちなのかわからない。。。
全て、が正解なのだろうが。

これからも「作家:柳美里」としてどんどん書いて欲しい。




8月の果て 下巻 (3) (新潮文庫 ゆ 8-12)
販売元: 新潮社

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90番死なず (1984年)
販売元: 双葉社

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90番死なず―珠玉の野球小説集 (1981年)
販売元: 双葉社

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