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和書 769110 (54)



High and dry (はつ恋)
販売元: 文藝春秋

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女性はいくつになっても、心の中に「オンナノコ」がいる。
この小説は新旧の「オンナノコ」のためのもので
「オンナノコ」が共感しやすい感覚なのかもかな、と思った。

人を好きになると、その人のことが色々と知りたくなる。
彼の過去も家族も、家族に対するスタンスも。
それらを知ることで出逢う嫉妬や寂しさもある。
ヒロインは自分の嫉妬や寂しさときちんと向き合って、大人になる。
そして、少しだけ成長したヒロインは自分の中の「子どもの感覚」に気付く。
その場面がとても印象的だった。

何の疑問も持たず、当然のように家族から愛情を享受してきた子ども時代。
けれども、子どもはいずれ大きくなっていく。
ヒロインの父親と母親は、小さい頃に与えられるだけの愛情をたっぷりと与え、
ヒロインの成長を見届けた後、自分の人生を楽しみ始める。
そのことに寂しさを感じるヒロイン。
自分中心だった両親が、自分の成長によって対等の関係になってしまったことに、
なかなか慣れることができない。
そのことに彼女は人を好きになって、ようやく気付く。
愛情を与え、愛情を与えられることによって、
自分が寂しかったこと、まだまだ子どもだったことに気付くのだ。

このお話は初恋のお話。ほのぼのするような初恋の話。
そして、初恋によって成長する少女の話。
人は誰かを好きになることで、大人になるのだと、改めて気付かせてくれる話だ。

表紙も挿絵も色鮮やかでとてもキュート。
春の訪れのような色調とイラストが本当に「初恋」っぽくて、
本全体がばななさんの作品なんだな、と思った。




High and dry(はつ恋) (文春文庫 よ 20-3)
販売元: 文藝春秋

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はつ恋という副題ではあるが、読者はその恋物語よりもその裏側に
暗に示されている家族のつながりというものをより強く感じ取れると思う。

この本は若年向けの感じのする書き方をされているが、
なんくるないや白河夜船、アルゼンチンババアなどにも共通する
人間関係の複雑さや無情さ、幸せのあり方を感じさせられる内容であった。

周りのJKたちからは、やだーこんな可愛らしい本読んでるのー?と
からかわれたほどの可愛らしい拍子をした本とその題名だが、
近年若い子に流行している恋愛、略奪、レイプ、妊娠などがテーマの
携帯小説なんかよりは余程読む価値のある小説だと思う。





Historia Do Cerco De Lisboa
販売元: Editorial Caminho

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Hitec^arte―はいてくのろじ-・あ-と (1985年)
販売元: 毎日新聞社

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HOKKAI
販売元: 新潮社

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狗神
販売元: 角川書店

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The House Gun
販売元: David Phillips Publishers

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House Gun Poster
販売元: Bloomsbury Publishing PLC

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How to Keep the Peace (Collected Papers of Bertrand Russell)
販売元: Routledge

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「H」学
販売元: 講談社

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