和書 769110 (195)
おだやかな部屋 (集英社文庫)
販売元: 集英社
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おちくぼ姫 (角川文庫)
販売元: 角川書店
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阿漕の存在がいちばん好きです。
初めて読んだのはもうかなり前になりますが、ときどき書棚から引っ張り出してクックックと
笑いながら読んでいます。
いきなり古典を読むのは、少しとっつきにくいかと思います。
田辺さんが、ほんわかとやさしくユーモアたっぷりに書いているので、ぜひお楽しみください。
『舞え舞え蝸牛』とあわせてどうぞ。
おちくぼ姫―落窪物語 (1979年) (平凡社名作文庫)
販売元: 平凡社
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おちょこの傘持つメリー・ポピンズ (1976年)
販売元: 角川書店
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おっとりと論じよう―丸谷才一対談集
販売元: 文藝春秋
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おつきさまになりたい (あかね書房・復刊創作幼年童話)
販売元: あかね書房
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おとぎ草子・山椒太夫
販売元: 講談社
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一寸法師や浦島太郎の話はあらすじを人に語れます。夜、電気を消しても子どもに語ってやることが出来ます。ところが鉢かつぎはどうでしょう?巨大な鉢(ほとんど虚無僧や木枯らし紋次郎のイメージとダブっている)をかぶせられた可哀想な娘の話。「だからどうした」の部分が思い出せません。そこでこの本を読んでみました。この「古典文学シリーズ」はとてもためになります。当代の有力作家が今の言葉で古典を分かりやすく再現したもの。でも決して調子を落としたりしません。この本の担当、清水義範氏は、人間が持っている異形のものを忌み嫌う差別の気持ちを抜きにして「鉢かつぎ」を語ることは出来ないといっています。子供向けの本では使わないようにしていると思われる「片輪者」といった表現についてもきちんと説明しています。お説教をしているのではなくて時に鋭く突っ込むという感じです。ところで、「鉢かつぎ」はいいお話でした。玉の輿物語と読むべきか、母(あるいは観音様)の慈悲の物語と読むべきか・・・説話の世界は奥が深いのです。
おとぎ話の忘れ物
販売元: ホーム社
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本のさし絵は、文章にあわせて後で描かれます。
絵本の場合は絵がメインですが、やはり文章を先に書くことが多いようです。
本書は、「最初に絵を決めて、あとでその絵に合わせた物語を書く」というめずらしい順序で書かれました。
まずは、表紙の絵をじーっとご覧ください。
いかがですか。
この絵のタイトルは「サロメ」です。
サロメは新約聖書に登場するユダヤの王家の血筋をひく女性で、歪んだ恋心から洗礼者ヨハネの首をはねさせる、というオスカー・ワイルドの戯曲で知られています。
皿の上に乗せた預言者の首を持つ女、というモチーフで多くの画家が作品を残しているそうで、樋上さんも皿の上に生首を乗せた図柄を踏襲しています。
しかし、この絵の女性は何とも無表情です。
オスカー・ワイルドの原作では、切った首にキスして、「お前の口に口づけしたよ」と語りかける不気味な女性でしたが、樋上さんの絵にはドロドロした情念と無縁の少女が描かれています。
おまけに、胸を半分はだけているのに、エロティックな印象も与えません。
こんな不思議な樋上さんの連作絵画が、全部で4シリーズ小川洋子さんの手元にとどき、小川さんは絵のイメージに合わせた物語を紡ぎはじめます。
いずれも短いおとぎ話ですので、内容の紹介は差し控えますが、帯に「残酷で可憐な物語」とあるように、どの物語も、血塗られた結末が待っています。
樋上さんといい、小川さんといい、やはり女性は、男性よりも「痛み」や「血」に強いのでしょうか。
男性には近寄れない世界を垣間見た気がします。
樋上さんは最後に、「読む人の心にしみ込んでいくでしょう」と結んでいます。おとなの絵本として、私もお薦めです。
ただし、女性向け。
男性が読むときは、女性向け週刊誌を覗き見するような気恥ずかしさを感じることがありますので、ご注意ください。
おとこの事典 (講談社文庫)
販売元: 講談社
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おとこの天気おんなの元気―おとこの事典 (講談社文庫)
販売元: 講談社
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