和書 882814 (2)
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いま人間であること (岩波ブックレット)
販売元： 岩波書店
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いま教育に欠けているもの―私の道徳教育論 (岩波ブックレット (No.45))
販売元： 岩波書店
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いやな時代こそ想像力を (岩波ブックレット (No.504))
販売元： 岩波書店
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今を描く事で定評のある作家高村氏と過激な発言で知られる評論家佐高氏の対談なので、緊迫感溢れる対談を期待したが、常識的なものに終始している。
「今教育に欠けていること」、「横ならび社会という呪縛」、「宗教と現代社会」、「「ヤドカリ神話」を崩す」の4つのパートから成る。まずは、国というものをどうして行くべきか、ビジョンがない事を指摘する。その下で、自分の頭で判断する事をせず、情緒に流される危険性を述べる。現在の"ゆとり教育"も情緒によるもので、それによる学力低下を深刻に危惧する。高村氏の作品に良く出て来る諜報戦ではないが、まず疑ってみる事の重要性を唱える。「横ならび社会」では企業のトップの責任感の無さをまず指摘する。そして、日本独特の企業文化を批判するが、対談中で褒められている、ソニーとゴーン氏の日産が現在苦境に立っている事を想うと、皮肉を感じる。宗教問題では、高村氏がオウム真理教に対して、着地点だけが悪く、オウムの存在自体は否定できないと述べているのは、大いに疑問。私は存在そのものが悪だと思う。最後の「ヤドカリ(会社に巣食う意)」論は、冒頭の繰り返しで、若者を中心とする情緒的反応と戦略を持つ必要性を論じる。
全体として、佐高氏が高村氏の論調に合わせて話が進むので、穏やかな対談となった。内容は冒頭で述べた通り、常識の範囲を逸脱するものではないが(オウムを除く)、高村氏には今度"ヤドカリ"として生きられない人間を主人公にした小説を書いて欲しいと思った。
おしゃれの社会史 (朝日選書)
販売元： 朝日新聞社
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お墓がないと死ねませんか (岩波ブックレット)
販売元： 岩波書店
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お念仏とは何か (新潮選書)
販売元： 新潮社
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他力。全部あきらめて、自分のずっと彼方にある仏さんにすべてをまかせてしまうこと。そのすごさが、あるいは浄土経典にある仏さんのしつこいばかりの誓いの紹介から、あるいは法然、親鸞、一遍それぞれの仏さんに対する態度の相違の考察から、まったくもってわかりやすく解説されている。自分がかかえている悩みや自分のこだわりや自分の精一杯の努力の、捨て方の指南書、これはそういう本であるといってよい。自分を捨てる！技術。
お念仏。他力にふれようと決意したり、他力にふれられていることに気付くとき、その六字のメッセージが口から発せられるという。それは、救ってね、という合図であることもあれば、自分のこと思ってくれて、ありがとね、という感謝の言葉でもあるし、他なるものでありながら自分という存在に等しい不思議な何か、でもあったりする。その受取り方は人それぞれ、それが大事。すべてを包み込む大きなものでありながら、個別個人にオーダーメイド。昔から、常に現代に生きる我一人のためにあった。いつだって時代の最先端、ということだ。
本書では、確かにひろ氏の深い智慧にもとづくお念仏論が語られているのだが、そしてそれは非常におもしろいし勉強になるのだが、それもひとつのお念仏の受け取り方にすぎない。自分はまた別の念仏ルートを探す。そうはっきりと自覚させられたなら、本書はその本願をまっとうしたことになるのだと思う。
「こっくりさん」と「千里眼」―日本近代と心霊学 (講談社選書メチエ)
販売元： 講談社
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ことばの政治学 (同時代ライブラリー)
販売元： 岩波書店
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ことばの詩学 (同時代ライブラリー)
販売元： 岩波書店
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こどものための博物館―世界の実例を見る (岩波ブックレット (No.362))
販売元： 岩波書店
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こんな博物館があったのか！と思わせます。この本を読んだ人がボストンへ行ったら、絶対にボストンこどもの博物館(The Children's Museum, Boston)へ行くはず。徐々に日本にも浸透してきつつある、ハンズオンの考え方がわかりやすく書かれています。