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和書 882814 (52)



行とは何か (新潮選書)
販売元: 新潮社

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 本書に登場する小林栄茂師は比叡山の千日回峰行を成し遂げられた方ですが、筆者である藤田庄市氏のインタビューに答えて「修行はすればするほど、悟りから遠くなります」と語っておられます。
 荒行によって肉体を酷使したあげくに見る幻覚や、陶酔状態の中で得た擬似的な神秘体験を悟りだと誤解する行者もいますから、小林師の言葉はそうしたことへの警告とも解することができるのですが、もしかしたら師はもっと深いことを言われているのかもしれません。
 個人的な行いである「行」が信仰とどうつながり、さらにそれが他者とどう関わっていくのか、そんなことを深く考えさせてくれる書です。




ギリシアローマ 古代知識人群像 (同時代ライブラリー)
販売元: 岩波書店

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ギリシャ正教 無限の神 (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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銀座四百年 都市空間の歴史 (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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世界的にもよく知られている
「銀座」について、
その都市空間がどのようにできたか、
が丹念に書かれた1冊。

都市としての銀座というと、
一般的には、
明治のレンガ街からはじまったように
思われているらしい。

しかし、著者は、
すでに、江戸時代にその礎が築かれ、
そのまんまその上に、
現代の銀座が築かれているのだと言う。

新橋から銀座を抜ける銀座通り、
銀座から日本橋へ続く京橋通り、
そして、日本橋と浅草をつなぐ本町通り、
これらの道が、道幅が違っている。
それを、その造られていく過程からひもいていく
様子は、都市の歴史空間を探偵しているよう。

じっくりと腰をすえて読めば、
治世者の考えから、人々の暮らしまで
見えてくるはずだ。

非常な労作で、
読み応えがある。




銀文字聖書の謎 (新潮選書)
販売元: 新潮社

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 ヘブル語、ギリシャ語の聖書を司教ウルフィラがゴート語に
翻訳しようとします。
 「神」という言葉をどの言葉に置き換えるのか、など、
翻訳によって伝わるイメージが微妙に変化してくる感じが本書からも
読み取れます。

 「主の祈り」の箇所が細かくとりあげられ説明されています。
「父」という言葉(ギリシャ語のパーテル)をゴート語のどの言葉に
置き換えるか?英語のファーザーの原語である「ファーダー」が
存在していたのにもかかわらず、
ウルフィラは「アッタ(とうちゃん)」というゴート語で置き換えます。
 「天にましますわれらのとうちゃん」という感じでしょうか。
 本書の説明を読むまでもなく、ヘブル語の「アバ」という言葉と
偶然ですが発音が似ています。
(ぴったりの言葉があった、という感じでしょうか)
 もちろんウルフィラはパーテルをほとんど「ファーダー」に
置き換えているそうです。
 では、主の祈りのこの部分をわざわざ「アッタ(とうちゃん)」と
した意味は?

 ギリシャ語のテオス(神)を「話しかけられ呼びかける存在(相談相手)」という意味である
「グス」という言葉で訳した。それが後にゴッドという英語になったようです。

 これは4世紀の聖書原典からゴート語への聖書翻訳のお話で、
現在もうゴート語は使われていないそうです。

 聖書になじみがあり、また
多少なり、ヘブル語、ギリシャ語の知識があり、それから、
英語(特に英語の語源)に興味のある人なら面白く読めると
思います。
 「主の祈り」を暗唱している人や聖書翻訳に
興味のある人はつい買ってしまうかもしれませんね。

 以上、私の記憶をたよりに書いたので(間違いがあるかもしれません)
もし気になる場合は本書でご確認ください。

 

 

 




 

 









空の実践 ブッディスト・セオロジー(4) (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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籤引き将軍足利義教 (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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   室町幕府の将軍・足利義教に焦点をあてた大層「面白い選書」です。当時の占卜について考えさせてくれる本でもあります。  だけど、嘉吉の乱の原因となった「男色」のもつれ等、当時ではあたりまえと見なされていた性愛の様相に対する突っ込みが今ひとつ十分とは言えないような気がしました。 やはり、この時代を語るにあたって、貴族社会や僧侶、武家などの間で一般化していた男同士の恋愛に関する知識・理解は欠かせないものだからです。




熊から王へ―カイエ・ソバージュ〈2〉 (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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第一巻で、神話がどのように作られ、流布してきたのかを解明した著者が、今回はさらに深く、国家の成り立ちについて解明しています。
そこには、「国家となったケース」と「国家にならなかったケース」の違いを神話との関係性で説明していますが、大変興味深く大いに納得しました。

個人が持つ権力への欲求を、組織として大変上手にコントロールしてきたネイティブアメリカン達の思考は、今改めて評価される必要がある、という著者の評価には私も大賛成です。








クラシック不滅の名演奏 (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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グノーシス―古代キリスト教の“異端思想” (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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正統派とは違い「反宇宙的二元論」を唱えるグノーシスの生誕、そして終焉が
詳しく(一般の方からすれば)書かれています。
入門書としていいかもしれません。
グノーシス派は一時期、巨大な勢力であったにも関わらず、
何故それらは「異端」とされて、弾圧されてしまったのか。
当時の宗教に対する考え方や宗教が繁栄した理由などをうまく読みやすく
説明しています。
グノーシス…って何?と言う方にオススメです。



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