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和書 882814 (61)



ソフトウェアの挑戦―仮想空間からの問いかけ (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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パロアルト研究所の話とかコンピュータ黎明期とか、今までパソコン雑誌で散々語りつくされたことをいまさら書いて何の意味があるのか。ちょっとコンピュータに興味がある人なら、誰でも知っている。ソフトウェアの未来を予言するラディカルさもない。




ソ連=党が所有した国家―1917‐1991 (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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 東西冷戦の終結から一回りを経て、ソ連という国家は何であったのか、政治史や経済史、文明史など、様々なレベルで考察が進められているが、明快な答えはまだないというのが穏当なところであろう。
 このような問題に対して、本書はモロトフという個人に焦点を当てて、ソ連の歴史を考察していく。ソ連の成立から崩壊までをこのようなユニークな観点から探ることで、党が所有していたという歴史上類稀なその性質を明らかにする。
 その着眼点のユニークさ及び考察の濃密さが本書の特徴である。




大清帝国 (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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 「清」については、中国最後の王朝として皇帝独裁体制を究極にまで発展させたものというイメージが強く、従来の中華世界プロパー的な見地からは、明の政治支配体制の延長版という見方が一般的なのではないでしょうか。
 これに対して本書では、一般向け概説書にしては珍しく、言わば「満学」的な立場から大清帝国の実像にアプローチしており、なぜ辺境の一小部族に過ぎなかった満洲が東洋世界を席捲し、またモンゴル等とは異なって安定的な支配を達成し得たのか、満洲社会の特性などを踏まえながら説き明かそうとしています。
 そして筆者は、その秘密を解くカギとして、入関前旗人社会の多民族共同体的性格、部族連合的国家の中央集権化を目指す歴代ハンと保守派とのせめぎ合いのダイナミズム、更には中原支配のための「華夷一家」イデオロギーの創造といった点に注目して論をすすめていきます。
 また、はっきりとした説明がなされているわけではありませんが、「大清帝国」の「帝国」たる所以が何処にあるかについても、本書を読み進めているうちにはっきりイメージできるのではないかと思います。
 論旨は明快、語り口は明瞭、アプローチは斬新。読んでいてたいへん楽しい本です。筆者の論証が成功しているか否かは読者の判断によりますが、いずれにしても知的好奇心をソソラレル本であり、また満洲ファン(そんな人達が存在するのかどうか知りませんが)には堪えられない一冊です。




太平記「よみ」の可能性―歴史という物語 (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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他界からのまなざし―臨生の思想 (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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 「他界からのまなざし」などと言うと、死に際のまなざしと考えるかも知れないが、それは「臨死」である。死に際のまなざしの臨死ではなく、生の間際に臨む「臨生」である。

 判りにくいかも知れないが、この現実を見る視座・まなざしを翻すこと、つまりこの世この生を180度反転させ、反対側からこの世この生を見つめ直すということである(本書p153)。「そんなこと出来るのか」と思うかも知れないが、それを出来た人々がこの本に登場してくる。世阿弥・宮沢賢治・フッサール・プラトン等である。ほかにもいる。この本では書いてはいないがドストエフスキー・マン・ハイデッガー・夏目漱石・高史明・瀧澤克己。今現在存命の方々は、前川博(『水は流れず』不識書院)・小林孝吉(『存在と自由』皓星社)・門脇佳吉(?)・八木誠一・鈴木亨・諸富祥彦(明治大学文学部教授)ナドナド。

 では、180度視座が変わるとどういうことになるのか。簡単に言えば生きる意味がわかるということ、「あなたは何処にいるのか」と言う問いに「私は神の芻タにいます」と応えることが出来るのである。ごく当たり前の日常の事実が、そして、この世界の存在や自分の存在がとんでもなく<ただごとならないこと>(明石海人)として、実感されてくる、つまり今生きていると言うことが、とほうもない輝きを放ち続けている奇跡の連続であったと痛感されてくるのである(p7)。<今><ここ>に神の光が来ているのであるなら、「バス」には乗らないことになる(p199)。

 本書を「理解」することはできるかも知れない。しかし、本書に書かれてあることを<体験>することは難中の難である。位相が違うのである。著者の他の本でもこれは同じである。ただ、惜しむらくは、そこ到達する階段・手段の記述がない。このことは前述した人々の著書・作品でも書かれいない。これは言葉の問題(限界)でもある。「言語道断(ごんごどうだん)」である。しかし、本書はこの現代に於いて、確実に<ひかり>を放ち続けていることは確かである。一読に値する。




宝塚―消費社会のスペクタクル (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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歌劇団創成期から現在まで、著者特有の鋭い視点で論述する。「一部の熱狂的な女性ファンが支えている」と言われる宝塚が、実は消費社会全体と密接に関係していることを明らかにしている。特に宝塚歌劇団の当たり作「ベルサイユのばら」と「エリザベート」の違いを女性の社会進出と合わせて論じている所が秀逸。




達人たちの大英博物館 (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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大英帝国の「死の商人」 (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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大英帝国の大事典作り (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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英語やイギリスの社会・歴史・文化を学ぶ者にとっては手放せない『オックスフォード英語辞典』『ブリタニカ大百科事典』『英国人名辞典』の成り立ちから、現状と将来の展望までを一冊に収めた解説の労作。便利な本の刊行を歓迎したい。ただ、盛り沢山の内容をまとめる苦心の跡が顕著だが、資料の文献の英語に引きずられたような、日本語としてこなれない(時には意味が通じない)翻訳調の文章が目立つのと、「死亡」という言葉がやや無神経に多用される点が気になるので特に担当編集者はもう少し「最初の読者」としての仕事をしてもらいたかったところ。




大英帝国のパトロンたち (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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