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和書 882814 (67)



日本語に主語はいらない―百年の誤謬を正す (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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我が国の国語教育が英語のソレ(グラマ)を基本としているのが悲しいですね。
国語のくせに一体全体日本人に英語を教えたいのか、と訝ります。
しかしこれは黒船敗戦と二次戦敗戦のダブルパンチで屈服してしまったからでしょう。
僕はアイではなく、アイほど僕でない。
伊豆の踊り子の有名な冒頭を英訳することが難しいそうです。
そりゃそうだ、主語はないのだから。




日本人の起源―古人骨からルーツを探る (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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日本人の起源探しを、古人骨を調査研究する人類学者の立場から一般のひとにも読みやすく解説した本。
歴史学者、古代史研究家の本にときどき見られるような、自説を強引に振り回すことはせず、戦前の研究成果なども含め、これまでの先人の研究内容をわかりやすく紹介しながら、いまわかってきたことまでを明らかにしてくれる。
講談社選書メチエというシリーズの性格上か、または学者としての著者の立場やキャラクター上かはわからないが、一般読者としては誠実だがどこかあくの足らなさに不満を少し感じてしまうのは、読み手のわがままかも知れないが。
弥生人がどこからきたのか、について、北九州東部や山口あたりの弥生人と朝鮮半島、大陸との人骨上の類似性についての記述等を読むにつれ、書記・古事記等を研究する古代史学などとコラボレートされて探求された本があったら、などと興味を膨らませてしまう。
個人的には、古代もさることながら、中世の日本人の身長が一番低いという話も面白かった。




ニーチェ―〈永劫回帰〉という迷宮 (講談社選書メチエ (165))
販売元: 講談社

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ニーチェの思想をバランスよく紹介する本ではないので、初めてニーチェに触れようとしている人は、まずは別の本から入ったほうがいいと思われる。例えば、「超人」や「力への意志」といった側面は、この本ではほとんど触れられていない。

この本で著者が取り組んでいるのは、敢えてキーワードで示すなら「永劫回帰」と「神は死んだ」の2つだろう。等しきものの永劫回帰によって何が浮上してくるのか。神が死んだあとに何が起こるのか。それらのキーワードの先に何が用意されているのか。それらはすべて、大きく言えば近代批判のための有力な手がかりとなりうる問いである。

ニーチェに関する受験生的な知識の一歩先に関心がある向きには、一読を勧めたい。




熱帯雨林を観る (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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ノイマンの夢・近代の欲望―情報化社会を解体する (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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今まで山のように情報化社会論が出版され、紙くずとして廃棄あるいは図書館でホコリをかぶってきた。実用的な価値はゼロどころか、読者や著者の時間を消費した点では効用はマイナスだった☆にもかかわらず、なぜ性懲りも泣く「情報技術の発展で社会はこう変わる」論が出るのはなぜかを近代産業社会や市民社会の仕組みから分析していく、いわば「メタ情報社会論」である☆もう、情報化社会論には踊らされなくていいという事実に気がつき、今後の人生の時間を幾分か節約できるので、この本には効用はある☆ただし、タイトルがおかしい。「近代の欲望」はいいのだが、「ノイマンの夢」ではない。ノイマンの名声で多少売れ行きを伸ばそうという、スケベ根性が見えて、不快である




脳とこころ―内なる宇宙の不思議 (講談社選書メチエ (67))
販売元: 講談社

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一般人向けの啓蒙書だから、脳科学を網羅することはできない。取捨選択する必要がある。ところが、その基準がさっぱり明確でないのである。著者の自慢タラタラの研究談義があったかと思うと、有名なナントカ先生にありがたいお言葉をいただいたとかいう話すが、ダラダラと脈絡もなく登場する。知識は不十分だしおもしろくもない。




能に憑かれた権力者―秀吉能楽愛好記 (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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 この本では「能に暇なく候」とある秀吉が正室の北政所(ねね)に送った手紙を始め、大量の史料を引用しつつ秀吉が能に熱狂する様子を描き出しています。扱われているのは秀吉の天下の時代、それだけに能楽もやはり秀吉を中心に展開していますので、安土桃山時代の能楽史を展望する本となっています。また序章で秀吉以前の例も説かれているので、江戸時代以前の武将による能楽愛好の通史と見ることもできます。

 読んでいて感じるのは、秀吉の能への熱中ぶりの無邪気さです。能や狂言にハマった人間なら一度は夢見るようなことを、天下人という立場にいるだけあって、現実に成してしまう…。ひいき役者を呼び付けては何番もの能を目の前で演じさせたり、混ざって自らも演じるだけに飽き足らず、天皇から出演料を賜って能役者気分を味わったり、秘曲を復活させたり能を新作して自ら演じたり…。それは、苦笑を超えて羨ましさすら感じてしまいます。




信長とは何か (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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信長、秀吉時代のことについては
資料が散逸していて 意外に 基本的なことがよくわからない
というのは 知っている人は 知っている話ですし、
また 信長にしても 独創をいう人もいますが 彼も時代の子です。
通俗的な 評価が高すぎるのかもしれません。

それはさておき
この本で 意外にして 一番 おもしろかったのは
戦国時代の 最中に 京都から 東北まで 旅が かなり
でき 江戸時代に出来たと思われていた 社会的基盤の蓄積が
すでに出来ていた点が興味深かったところで こんな戦国もあったんだ
という点です。

その点では もうすこし 題材を絞ったほうが
よかったのかもしれない。




俳句のユーモア (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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ハイデガー入門 (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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ハイデガーの本領が、『存在と時間』の実存主義にあると書かれています。
いったい、何を言っているのでしょうか?

いわゆる後記思想を待つまでもなく、『存在と時間』の序論に、現存在の実存を分析するのは、存在への問いに備えるためだと、はっきり書かれています。

私は哲学を専門とする者でもありませんし、専門的な教育を受けたわけでもありません。
その私にも、上記のことは自明なのです。

注意深く読まなければ見過ごす、などと言うレベルではありません。『存在と時間』の序論にハイデガー自身が、何回も、強調して、書いていることなのです。

竹田氏はちゃんと読んだのでしょうか?


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