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和書 882814 (69)



パウロとペテロ (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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教皇の始祖とされるペテロと、キリスト教の教義を確定したパウロ。初期キリスト教会の大物二人の交流と対比を丁寧に、一般向けにやさしく解説した本です。ただ結局、姿勢に関する、二人の差は大きいと考えるべきなのか、それとも小さいと考えるべきなのか、迷うところです。「パウロはその弱さを―ということは、キリストの強さを!―貫徹させた。それが、同じように弱さを認め、弱い自分を支えてくれるキリストを認識できたペテロとのただ一つの違いであっただろう。ペテロはいざという時に怯んだ。」(p219)このあたりの解釈は読者に任されているのでしょうか。
現存する史料が圧倒的に違うために、どうしてもパウロが中心となっているのはやむを得ないでしょう。




悲劇の宰相長屋王―古代の文学サロンと政治 (講談社選書メチエ (19))
販売元: 講談社

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ヒトの意識が生まれるとき (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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人はなぜ戦うのか―考古学からみた戦争 (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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『戦争』という大きな問題の隙間から、見え隠れする数々の問いを提示する本書は、考古学というものの面白さを見せてくれている。
細かな論争点を詳しくは扱わず、大きな流れを的確な論点で示して行きながら、著者の考えをうまく織り込む物語り的な語り口は本当に読みやい。
しかし、それでいて現在論争になっている事柄でも臆する事なく持論を展開している事で、かえって読む者を刺激して心地よい読後感を与えてくれる。
たぶん、歴史学の研究者からは絶対に出て来そうにない本書は、これから古代史研究を目指す者にとっては必読の一書では。




ヒトラー暗殺計画と抵抗運動 (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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ヒトラーという男―史上最大のデマゴーグ (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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ヒムラーとヒトラー―氷のユートピア (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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ナチズムには抗いがたい魅力がある。そこに人はユートピアを見るからだ☆ユダヤ人やロマ(ジプシー)や身障者を皆殺しにしたホロコースト(大虐殺)は、劣等人種をアーリア人種が支配するユートピアと現実との相克の結果おこったものであり、決して最初から意図されたものではない☆筆者は専らヒムラーとヒトラーの言説から、彼らの思想を読み解く☆非合理的な思想の手先として科学技術が動員されたことの原因分析が甘いことが本書の欠点である。たとえば、1930年代の生物学であっても、「アーリア人種が他のいかなる人種よりも優れている」というテーゼがナンセンスであることなどはすぐにわかったはずである。医学者や生物学者はナチス優生学にどう対処したのかを細かく追ってもらいたいかった。




ヒンドゥー教 インドという謎 (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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 この本はなかなか面白い。ヒンドゥー教の教義内容だけでなく、インド人の食生活についても著者の留学実体験を踏まえて紹介されていて、面白かった。インド人というのは殆ど「菜食主義者」と言っていいくらいで、彼らを「サイヴァム」と呼び「シヴァ教徒」の意味にもなるという。(ヒンドゥー教を代表する神・シヴァ神を信奉する人々の事)・・・
 ただ、洋の東西を問わず共通した出来事として権力者というのは自らの権威・権力を強めるために、いつの時代でも「上手に宗教を利用する」・・・というのは一つのパターンであるらしい。かつてのローマ帝国皇帝、コンスタンティヌスは弱体化していた自国の秩序回復と民衆の服従のためにキリスト教を公認宗教として利用したが、東南アジア諸国においてもヒンドゥー教的伝統の価値観を、王室の支配力強化のために是認、利用したという。・・・権力者の考える事というのは・・・どこの国でも、どの時代でも同じなのかと考えさせられましたね。




ビザンツ 幻影の世界帝国 (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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12世紀ビザンツ帝国。コムネノス朝三代目の皇帝、マヌエル一世コムネノス。
従来の通史で「国力をわきまえずに帝国の再興を目指し、逆に衰退をもたらした」と言われる彼の治世を、別の観点から見事に描ききった良作です。

十字軍国家やイスラム勢力が乱立する東方。神聖ローマ帝国とローマ教皇、ノルマン人やスラブ人らが混在する西方。
強大な対立者のいない中、国力を回復しつつあったが圧倒的な軍事力を持つわけでもないビザンツ帝国がとった手法。他のレビュアー様も書かれていますが、それは外交による自らの優位の確立でした。
ローマから続く高度な文化と伝統を持つ国というイメージ。富の眠る帝国というイメージ。優れた先代2人の軍人皇帝による征服者としてのイメージ。
こういった財産を駆使しつつ、自らの帝国を東地中海の盟主として維持しようと腐心する皇帝マヌエルの姿は、中世というイメージから遠くかけ離れたように見えます。
しかし、そう見えることこそが、本書のもっとも魅力的なところだと言えるのではないでしょうか。

ビザンツ史の通史を読んだ方にはぜひおすすめしたい作品だと思います。皆さまもぜひ。




美味の構造―なぜ「おいしい」のか (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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様々なトピックを紹介しつつ、それを基にして脳とおいしさの関係を解説している。「どうしておいしいと感じるのか?」と知りたい人や、脳科学の入門者を読む前の人はこの本を読むといいだろう。解説されている内容は、噛むことの効用、味と味覚の意味、味覚のしくみ、脳はどうおいしさを認識するのかなど。いまいちどなぜおいしさを感じるかについて考えてみよう。


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