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和書 882814 (95)



ハイデガー (同時代ライブラリー)
販売元: 岩波書店

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「存在」の不思議を前面に押し出した、ハイディッガー哲学の解説書である。ギリシァ人は、記録に残る上で、「在る」ことの不思議さを始めて発見した人々であると言う。「在る」という事を果たして、誰が不思議に思い神秘に感じる人々が有ろうか?だが、哲学とはその様な根源的な問いから始まるのである。自己と意識の存在の謎に気付いた、のが、ハイデッガーの言う、ギリシャ人であった、しかも「存在」は「認識」に先立つ!スタイナーは、この解説書の中で、ハイデッガーの大きな才能を認めながらも、辛辣にハイディッガーを揶揄している。例のナチスへの加担と言う訳である、それは彼が、ユダヤ系の出自であることが影響しているのであろう。加担と言う言い方をするが、しかしそれは、ごく初期の一年間に過ぎないが、ワイマール時代の経済的混乱と道徳的退廃には心痛める民族主義者も居たのであろう。哲学者と言えども、世の中と係わり合い無く生きる事は出来なかった。ハイデッガーの拠って建つ立つ「哲学的原理」と「重要著作」を懇切丁寧に解説してくれる本書は、哲学という「学」に、初めて触れる若い高校生・大学生に打って付であろう。




果てしなき探求―知的自伝 (上) (同時代ライブラリー (248))
販売元: 岩波書店

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果てしなき探求―知的自伝 (下) (同時代ライブラリー (256))
販売元: 岩波書店

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広松渉哲学小品集 (同時代ライブラリー (276))
販売元: 岩波書店

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物故した哲学者、広松渉のエッセイ集。死後、小林昌人氏によって編まれたもの。この哲学者の書くものはけっして平易だとはいえないが、それだけにこのようなくつろいだ形でのエッセイ集の存在は貴重である。文末にある小林氏の解説も丁寧。広松が重視していたマッハ哲学のこと、そしてそのことがひきおこしたレーニン主義との葛藤など、広松を理解するにあたって興味深いエッセイが多く含まれている。また、「駒場村」を去るにあたってものされた一文も読む価値がある。評者はこれを読んではじめて、広松には外国旅行の経験すらないことを知った。そうであったとしてもメイド・イン・ジャパンの哲学者、広松の意義がいささかも減じられないことはいうまでもあるまい。




仏典のことば―現代によびかける知慧 (同時代ライブラリー)
販売元: 岩波書店

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文化としての技術 (同時代ライブラリー)
販売元: 岩波書店

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ヘラクレイトスの火―自然科学者の回想的文明批判 (同時代ライブラリー)
販売元: 岩波書店

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高校の生物最後の授業で配られたプリントはこの「ヘラクレイトスの火」の一節「白き血、紅き雪」であった。ワトソン、クリックのようにノーベル賞を取るよりも、つまり世間的な名誉よりも、むしろこのシャルガフのような文章が書ける人間になって欲しい、と先生が話していた。ノーベル賞なんか取れないし、こんな難解な文章なんて書けるわけもない、と笑い声が上がった。

その後分子生物学を学ぶようになって塩基対合の規則を発見したシャルガフ、そしてDNA二重らせんを発見したワトソン、クリックが分子生物学の中でどんな位置を占めたのかを少しは知るようになってから「ヘラクレイトスの火」全文を読んた。

決して一朝一夕には身に付けることのできない語学に裏打ちされた教養に畏敬の念を覚える他なかった。そしてまた、高校生のときに読んだ「白き血、紅い雪」でも触れられているように、最早「自然についてよりよく知りたいから」と、「科学」本来の目的であった「知ること」のために科学を志すことはできないのだと改めて実感した。

生命科学は今金儲けの手段に利用されているように感じる。科学は技術と最早不可分に結びついており、人間の福利厚生のために役立つのならそれにこしたことはないと思うが、幾分いそぎすぎているのではないだろうか。多くの人に読んでほしい本だ。




ペレストロイカの現場を行く (同時代ライブラリー)
販売元: 岩波書店

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滅びゆくことばを追って―インディアン文化への挽歌 (同時代ライブラリー (331))
販売元: 岩波書店

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言語フィールドワークの代表的著作。
実際にフィールドワークを行っている者には、色々と感慨深いものがある。
近代化を受けつつも、独自の文化が強く残っている言語文化もあれば、そうでないものもある。
著者のネズパースは、前者であろう。
それが非常に羨ましい。
著者の努力や才能がその利点に上乗せされて、ここに記されているような素晴らしい調査ができているのであろう。
だから、羨望と、感歎と共に読み切った。
面白い1冊。




魔女ランダ考―演劇的知とはなにか (同時代ライブラリー)
販売元: 岩波書店

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