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和書 882816 (83)



日本人にとっての中国像 (同時代ライブラリー)
販売元: 岩波書店

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日本人の世界地図 (同時代ライブラリー (297))
販売元: 岩波書店

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野口英世 (同時代ライブラリー (239))
販売元: 岩波書店

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ノーベル賞の決闘 (同時代ライブラリー)
販売元: 岩波書店

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 1977年のノーベル生理学・医学賞は、ロザリンド・ヤーロウ、ロジャー・ギヤマン、アンドルー・シャリーに贈られた。ギヤマンとシャリーの「先取争い」を追った本だ。

 二人の研究者が同じテーマの研究成果を争う場合、勝利、名誉、業績……これらすべては、先に論文や学会で成果を発表した人のものとなる。「早い者勝ち」が科学の常識だ。

 相手との駆け引きとなると、学会や雑誌での発表を温存して競争相手に情報を漏らさぬまま、ある日満を持してすべてを発表するといった戦法をとることもある。だがこの戦法はリスキーだ。発表を温存している間に競争相手に同じ成果を発表されてしまえば、なにもかもが水の泡に帰すのだから。「沈黙」か「開示」か。このふたつの間で揺れるギヤマンとシャリーのジリジリとした葛藤が伝わってくる。

 けれどもこの本はそれだけにとどまらない。「早い者勝ち」という科学界の常識を揺るがしかねない事実を示してくれる。

 シャリーは甲状腺刺激ホルモン放出因子という物質の構造の研究成果を、ギヤマンよりも先に論文にした。シャリーの勝ちだ。ところが、いくぶん社交的で筆も立つギヤマンは、巧みな宣伝活動によってそれがあたかも自分の研究成果であるかのような状況をつくり、対決を引き分けに持ち込んでしまったのだ。

 名誉欲やライバル心は科学者にもあるだろう(ギヤマンはそれを否定しているが)。けれどもこの二人に限っては、最初からまったく馬が合わなかったという一言に尽きる気がしてならない。

 さて、晴れのノーベル賞授賞式。けっきょく共同受賞となったこの二人は、目を合わすことはいっさいなかったという。性格の合わぬ人間の典型例をこの本は見事なまでに描ききっている。




破鞋―雪門玄松の生涯 (同時代ライブラリー)
販売元: 岩波書店

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遥かなる日本人 (同時代ライブラリー (259))
販売元: 岩波書店

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バンコクの熱い季節 (同時代ライブラリー)
販売元: 岩波書店

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 教育がいきわたらないアジアのほかの国々において、仕事をしたい、またはNGOの活動に関心のある人にとっては、筆者の実体験は非常に参考となる一冊。真摯にとりくんでいるタイのスラムでの教育支援やタイという国についても非常にわかりやすい文体でかかれている。




パタゴニア探検記 (同時代ライブラリー)
販売元: 岩波書店

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パレスチナ難民の生と死―ある女医の医療日誌 (同時代ライブラリー)
販売元: 岩波書店

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本書は1985年から1987年までの、レバノンのパレスチナ人難民キャンプにおける医療活動の記録である。だが、読み進むにつれて、著者が極めて困難な時期に遭遇したことが理解される。

1986年、PLOと対立関係にあった、レバノンの民兵組織「アマル」は、ベイルートのパレスチナ人難民キャンプへの攻撃を開始した。所謂「キャンプ戦争」である。そして、著者が赴任したブルジバラネ難民キャンプは6ヶ月の間封鎖され、難民25,000人の絶滅さえ危惧されたのである。
本書の後半部はこの封鎖期間中のキャンプ内の記録に充てられている。食料や物資の絶対的な不足により、医療活動はままならない(著者もまた、飢餓に苦しんでいる)。しかし、イスラエルの建国以来、常にそうであったように、ここでもやはりパレスチナ人達の声は顧みられることが無い。
著者の苛立ちと焦燥はまさにここにある。著者の友人は本書で次のように語る。「誰もパレスチナ人のことなんか聞こうとしないんだ。僕は前にもこういうことを経験している。世界中がパレスチナ人の問題など存在しないと思いたがってるんだ」(p.264)

ある程度パレスチナ問題の予備知識がないと、とっつきにくいかもしれないが、貴重な記録である。一読するに如くはない。





非国民!?―法を撃つ人びと (同時代ライブラリー)
販売元: 岩波書店

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