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ミュージック 13837451 (34)



ラフマニノフ:前奏曲全集
販売元: BMG JAPAN

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

ずっと以前に買ったまま眠っていたCD。実はルガンスキーの前奏曲を先に聴いてからワイセンベルクの前奏曲集も持っていたことに気がついた次第。
その他の演奏家の前奏曲集とも聴き比べてみると、ワイセンベルクの演奏はキレがあり、華もある。そして、男性的。
Op.23-1は暗い不安感で覆われた小品だが、中間の山に一本調子に上り詰める緊張感の表現は見事。ピアノの音は古い響きを感じさせるが、Op.23-2, 4などの曲調にあっている。難曲で知られるOp.32-5で見せるテクニックは圧巻。
ところで、彼の演奏は楽譜の指示に必ずしも忠実ではない。例えば、有名なOp.23-5の最後の一音を彼はフォルテで締めくくるし、Op.23-7でも中間のピアノの指示を無視してフォルテで続ける等、多数見受けられる。しかし、恣意的な押し付け感はない。
このCDは、各種ラフマニノフの前奏曲集の中で最高の1枚である。




ラフマニノフ:前奏曲全集
販売元: BMGメディアジャパン

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 わたしはワイセンベルクというピアニストが好きである。この人は録音のキャリアであれこれ損をしており、批評家などにも「ばんばん叩くピアニスト」といったマイナスイメージで書かれた。1990年代はじめに実演に接し、バッハやドビュッシーをアンコールで弾くのをきいて「この人はマッチョな部分だけでなく、心の襞も持っている」と感じた。
 だからたとえばバッハの「パルティータ」を弾いたディスクであるとか、これは残念ながら国内盤から落ちたようだがブラームスのピアノ協奏曲第1番をジュリーニと組んで入れたディスクなどではとても良い演奏をおこなっている。
 このディスクでも技巧上の凄さは比類ない。たとえば作品10の第2番(トラック3)など、唖然とするような冴えである。だが、もうすこし注意してきいてゆくと、他のピアニスト達が伝統的に調和するよう弾いている部分(つまり左手と右手の和声)をワイセンベルクは「楽譜通りならズレがでる」と、そのまま弾いている。そちらのほうがかえって難しいのだが、そうしたギザギザを突きつけられたききては、どう判断してよいのか戸惑う。わたしは、すぐれて現代的で斬新な表現だと思い、その部分が好きである。そうした態度はたとえばポリーニがショパンを弾くときなどにも現れる(個人的意見として、ワイセンベルクとポリーニには、あちこちいろいろ共通する部分があると思う)。
 思うにワイセンベルクという人は、そこでテンポ・ルバートをしたり、スラー・ペダルを一杯に踏めば聴衆を「なかせ」ることができるとわかっていても、敢えてやらない人なのではなかろうか。わたしは彼のそういうところが好きなのかもしれない。




ラフマニノフ:ピアノ作品集
販売元: BMGメディアジャパン

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バッハ:無伴奏チェロ組曲
販売元: 日本クラウン

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ラフマニノフ:24の前奏曲
販売元: ユニバーサル ミュージック クラシック

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1974年1月から1975年4月にかけてピーターズハムのオール・セイント教会にて録音。最初のラフマニノフ・ピアノ協奏曲全集を録音した3年後ということになる。こちらの協奏曲は僕の知る限り全曲を2度、第2番は3度、第3番に至っては4度レコーディングしているのだが、この作品は1度きりのようだ。実に不思議だ。

と言うのはラフマニノフに対するアシュケナージの思い入れは並大抵のモノではなく、協奏曲全集のライナーではアシュケナージ自身がラフマニノフ論をはっていて、他の演奏者のラフマニノフ演奏は生ぬるいと一刀両断しているくらいなのだ。ところがこの作品については1度で終了などということでいい訳がないだろう。吉田秀和がなんと言おうとこの時の演奏は、たくさんのものが足らない出来映えになってしまっている。

『ラフマニノフといえばアシュケナージ』ならより完璧な演奏を目指し、是非再録して欲しい作品だ。




チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
販売元: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル

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「演奏ヴォロドス、指揮小澤征爾だと…」とCDショップで見かけて即購入。
やはり演奏は完璧で、まったく過去の偉人達と引けを取らない。
チャイコフスキーも非常に緻密な演奏で、迫力満点である。
また、ラフマニノフも流石ヴォロドス、技術は当然、やはり昔は声楽を学んでいたためか
まるでピアノが歌っているかのように綺麗で聞きやすい。
ヴォロドス編曲のイタリアンポルカも非常にセンスを感じる。
これでこの値段、正直ありえない。どこを批判すればいいのだろうか。買いである。

ヴォロドスを知らない方も少々いるとは思うので、少しだけ説明を。
8歳からピアノをやり始めたという非常に遅いスタートながら、その技術、表現は
目を見張るものがある。その抜群の安定感と技術は、21世紀最高のピアニストの一人
になりえるのでは?と今から考えてしまう。
まるでホロヴィッツのようなその音色、シフラを彷彿とさせるその技術。
興味をそそられたならば、ぜひ聞いてみていただきたい。ちなみにヴォロドスのデビュー!
というCDもおすすめである。




チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
販売元: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル

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チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
販売元: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル

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ラフマニノフ:前奏曲全集
販売元: BMGビクター

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このCDに収録されている24の前奏曲(Op.3-2、Op.23の10曲およびOp.32の13曲の計24曲)の全体を通じての印象は、色とりどりの絵巻物のような感じである。彼のこれらの曲へのアプローチは、確固たるテクニックで、作品自体をあぶり出すかのごとく手法を採る。曲に呑み込まれることなく、距離を置きつつ、各作品自体に語らせているのである。特に感銘を受けたのは、24番(Op.32-13)である。締めくくりの曲に相応しく、フレージングに曖昧さはなく、豪快で規模を大きく感じさせる奥行きがあり、且つストイックな演奏である。彼のラフマニノフへの敬意すら感じる熱演だ。




プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番&第2番
販売元: ユニバーサル ミュージック クラシック

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今まで難しくてよくわからず、親しめなかったプロコフィエフですが、庄司さんのライブ演奏に衝撃的に感動してから自分なりに楽しめるようになりました。目から鱗でした。TV番組や雑誌のインタビューやコンサートパンフレットに寄せるコメントを拝見すると、庄司さんが曲の解釈を自身なりに深くなさっており、それを支えるテクニックだけではない知識量や勉強量や努力があることがわかります。その蓄積から生まれる感動の演奏で、プロコフィエフさえ私のような素人にも魅力を教えてくださるのだなあと感謝です。
CDを楽しんでいる方、一度ライブ演奏を聴かれること、おすすめします!人気でチケット入手は難しいですが、それもできるだけ生の音に近い前のほうの席で。




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