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ミュージック 569300 (348)



The Single Factor
販売元: Polygram Int'l

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83年発表の10作目。アンディ・ワードが腕を傷めたためにキャメルは本作からアンドリュー・ラティマーのソロ的なグループとなった。そのため非常にたくさんのゲストが参加してこの作品を仕上げている。元メンバーのピーター・バーデンス(k、vo)、アラン・パーソンズ・プロジェクトや素晴しいソロ作を出しているクリス・レインボー(vo、k)、元ジェネシスのアンソニー・フィリップス(g、k)、元パイロットのデヴィッド・パットン(b、vo)、同じく元パイロットのスチュアート・トッシュ(dr) アンディ・ダルビー(g) 元フェアポート・コンヴェンションのデイヴ・マタックス(Dr)、元カーウド・エア、スカイのフランシス・モンクマン(k)、元スカイのトリスタン・フライ(Dr) らが参加。全体的にかなり斬新なモダン・ポップス系の人脈が多く、またほとんど対外活動をしないアンソニー・フィリップという超特大のゲストまで参加していてそれだけでも内容に期待せざるを得ない。実はこの頃に発表されたアンソニーのソロ作もキャメルに通じるモダン・ポップス風の作風だった。このセッションでの収穫はかなり大きかったのだろう。ちなみにこのアルバムの参加メンバーがピーター・バーデンスを中心とした KEATS に発展。アルバムも発表されている。
さて内容だが、一曲目からして参加メンバーそのままの素晴しい曲。後半ではアンドリューも水を得た魚のように素晴しいソロを聞かせている。このアルバムでは完全にキャメル = プログレの図式は無くなったが、どこをどう切ってもキャメルであることは変わりがない。完全に期待以上の作品だと思う。良くぞこんなメンバーを集めたという意味でも驚きだが、ここまで良い曲が揃えられるのもちょっと信じられないくらいだ。
ラストはアンドリューとアンソニーの共作となっている。




The Singles '82-88'
販売元: EMI

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 イギリス北部スコットランド出身のシンガー:フィッシュをフィーチャーした初期マリリオンのシングル全曲集。「詩人」と称されたその壮大な歌詞世界を、見事に具現化するメロディーと演奏隊の技量。欧州を制覇したスーパー・スター:マリリオンの全てがここにある。

 ヴォーカル:フィッシュは、身長2mの巨体からは想像しにくい、繊細で神経質な節回しが特徴のシンガー。文学的に高く評価されている歌詞は、行数が膨大なことでも知られる。
 歌部分は、さだまさし、尾崎豊、長渕剛といった「言葉」を大切にするアーティストを想像してもらえると、多少近いか? ただし、プログレッシヴ・ロック系であるため、演奏もオーケストラ並に壮大である点は大きく異なる。また、テーマは「初恋」「失恋」「人生」といった内面的なものが多いので、メロディーも切ないものが多い。

 フィッシュの詞は、英語の詩としても、相当ハイレベルなものであるため、日本ではなかなか理解されにくい。しかしその素晴らしさに惚れ込んだ担当者やファンの努力の甲斐あって、ここ日本でもある程度知られる存在となっている。

 本ボックス・セット収録曲は、フィッシュが在籍した1982年~1988年までの各シングルとそのB面「全て」で、2001年にリマスターされ音質が大幅に向上している。「Kayleigh(追憶のケイリー)」「Lavender」といった全英トップ10シングルは勿論、「Cinderella Search」や「Grendel」といったB面曲まで異常にクオリティが高く、その実力の高さが伺える。Editヴァージョンや Remixまでとにかく全部手に入るのでファンには非常にありがたい。

 但し、実は手違いで1ヴァージョンだけ洩れがあったそうである。バンドからも一目置かれているマニアのオランダ人、バートさんのサイトからの情報だが、「Garden Party」のRemixが、間違ってアルバム・ヴァージョンになってしまっているそうだ。「Garden Party (Remix)」は「ア・シングルズ・コレクション1982-1992」に収録されているので、マニアは聞き比べてみよう。




Singles A's & B's
販売元: Repertoire

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最新編集のベスト・アルバムです。単なるベストとは違い、「青い影」から91年の再結成盤までのシングルの両面がレーベルの枠を越え、収録されています。オリジナル・アルバム未収録曲のB面曲、リミックス・ヴァージョン、編集ヴァージョンも収録されています。3枚組ですが、この値段ですので、コアなファンからビギナーまでお薦めです。デジパック仕様です。




Singles Boxset, Vol. 2
販売元: EMI Int'l

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 フィッシュ時代のBOXセット『The Singles '82-'88』(黒色)と対を成す、"h" ことスティーヴ・ホガース時代のシングルBOXセット2の登場だ。その名も 『Singles Box Vol 2 '89-'95』(紫色)。

 EMI UKに所属していた時期のうち、ホガースのヴォーカルで発表されたシングル12枚と、そのB面曲「全て」を収録する。2002年にリマスターされ、音質が向上している。加入直後の欧州的で穏やかな曲調から、現代的でドライな曲調まで、ホガース時代の変遷を、ヒット曲を中心に辿れる内容だ。

 詩人と賞されるフィッシュは、その膨大な行数の詞を、早口で語るように歌っていたが、ホガースは叙情的に歌い上げる、オーソドックスなタイプ。彼の書く詞も素晴らしいが、個性派ではなく普通派。
 スイッチした直後にリリースした1stシングル「Hooks In You」はアップ・テンポのロック・ソングだったため、「まるでボン・ジョヴィのようだ」とファンを絶句させたが、アルバム『Seasons End』自体は至って叙情的で、ファンは安心したものだ。

 その後、『Brave』 で現代的なメロディーのコンセプト・アルバムを構築。複雑な内容にも関わらず全英トップ10に食い込み、関係者に絶賛された。シングルも「Alone Again In The Lap Of Luxury (Radio Edit)」、「Hollow Man」、「The Great Escape (Alternative Ending)」と3枚切られ、いずれも中ヒットに結び付いた。
 翌年、この路線を更に推し進めた『Afraid Of Sunlight』 を発表。シングル「Beautiful」が大ヒットするも、これを最後にEMIとの契約が終了。バンドは以後も存続しているが、ボックス・セットはここまでで終わっている。

 尚、前BOXセットに1ヴァージョン欠落が発覚しているが、本作にも1つ欠落がある。「Beautiful」に収録のB面曲だが、正しくは「Afraid Of Sunrise」だった。ところが、BOXセット2には代わりに良く似たタイトルの「Afraid Of Sunlight」が収録されてしまっている。
 ただし、いずれもアルバム・ヴァージョンと同一なので、そちらを聴けばOK。被害は最小限に留まった。




Singles Breaking Up, Vol. 1
販売元: Touch and Go

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 先日、新メンバーでの新作が発表されたが、
どうもしっくりこないのは、天才ギタリストのイアンの不在が大きい。
ドラムはとんでもない手数で相変わらず圧倒されるが、
どうも上に乗るギター2本が、フォロワー臭くて、これならOXESとかのが・・・と思ってしまう。
 このベスト盤は初期2枚とアルバム未収録音源などで構成されており、
やっぱりデーモン(dr)とイアンのせめぎ合いというか、お互いぶん殴りあうかのような殺気立った楽曲ばかりで、めちゃんこ盛り上がれる。
初期のストーナーメタルプログレテイストもマジ重たくて血管がぶちきれるが、
二ケタ台の楽曲は特に3rd以降の録音で、クリーントーンになったギターとスカスカのアレンジにクラクラする。
これがあれば大抵のマスコアはいらない超名作だと思います。




Singles Collection
販売元: EMI

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正式タイトルは『A Singles Collection 1982-1992』である。ちゃんと日本盤も出ていた。これはイギリス(UK)盤。全く同じ内容だが、アメリカ盤は『Six Of One, Half-Dozen Of The Other』という。

その名の通り12曲を、奇数番号:Steve Hogarth/偶数番号:Fish と、2人のヴォーカルの曲を交互に並べている。ラスト2曲は、当時、新曲だった。

現在は『Best Of Both』という2枚組のスーパー・ベストが出てしまっているので、あまり有難味はなくなったが、唯一「Garden Party (Remix)」はこの盤でしか聴くことができない。

膨大な行数の詞を、早口でまくし立てるように歌っていた個性派 Fish時代。淡い色合いであるが、歌い上げるノーマルな歌唱で叙情性を強調した Hogarth時代。いずれも高品質な曲が並ぶ。欧州ではこの時点で累計800万枚を売り上げており、名実共にトップ・クラスのロック・バンドであった。

しかし、いずれの時代も歌詞のレベルが非常に高く、対訳なしでは殆ど理解できないことから、日本では詞の世界観を正確に理解する人は少なかったようである。筆者も、たまたま海外で育たなかったら、何だか変な声のヴォーカルだな?(特に Fish期)で終わっていただろう。

音に国境はないが、言葉には間違いなく国境が存在する。




Sins of Our Saviours
販売元: Laser's Edge

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Sir Army Suit
販売元: Bullseye UK

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一般的にはあまり知られていないバンドですが、今夏に数枚の再発が決定した模様。これを機に、再評価が待たれるところです。サウンドはビートルズ後期、特に「アビー・ロード」の頃、サイケを吸収卒業した直後のみずみずしい感性によるアレンジを彷彿とさせます。優れたソングライターが二人いる、というのも評価されるべき点だと思います。このアルバムの中では、「A ROUTINE DAY」「EVERYBODY TOOK A HOLIDAY」といった曲が、ビートルズフリークなら、まず間違いないです。難点はソングライター二人が揃ってヴォーカリストとしては線が細く、エフェクター処理に頼っていることですが、聴いているうちにそれも逆に味わい深くなってきます。やはり曲が良いということでしょう。ビートルズ後期が好きな方は、この機会に是非聴いてみて下さい。




Sir Army Suit/Endangered Species
販売元: Import [Generic]

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Sir Army Suit/Endangered Species
販売元: Import

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なんとも贅沢な再発です。クラトゥーの代表作が2枚まとめて聴けるのですから。いわゆる「ビートルズライク」と表現されるバンドは数多く存在しますが、彼らの特性は、後期ビートルズ(特にアビーロード)を彷彿とさせるピュアな感性に尽きます。「Sir Army・・・」の1曲目「Routine Day」を聴けばすべてが解かると思いますが、アレンジの素晴らしさはかなりのものです。それでいてパクリなどではなく、この2枚のアルバムでは特に、オリジナリティ豊かな楽曲が数多く収録されています(まぁ、ちょっとタルい曲も中にはありますが)。「Endangered」の2曲目「Knee Deep In Love」は特筆モノで、「アビー・ロード」或いは「オール・シングス・マスト・パス」の頃の、冴えまくっていたジョージ・ハリスン・ナンバーのエッセンスが盛り込まれた名曲。ドラマティックなストリングス、遠慮がちな、しかし繊細に美しいメロディーを紡ぎだすヴォーカル、合間合間に噛みこんで曲を昇華させようとするリードギター。この1曲だけでも充分聴く価値はあります。


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