ミュージック 569350 (174)
Inkwell
販売元: Warner Bros / Wea
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Inner Space
販売元: Atlantic
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Inner Trust
販売元: Criss Cross
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Inner Urge
販売元: Toshiba EMI
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Inner Voices
販売元: Original Jazz Classics
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マッコイ・タイナーの本作が、今回のスピリチュアル・ジャズ・シリーズの復刻に選ばれたのは、彼にしては極めて珍しい男女混声コーラスを加えたことがポイントになったらしい。
しかし、素直な耳で聞くと、必ずしも音楽的に成功しているとは感じられない。
なんというか…少なくとも、この録音の段階では、アリス・コルトレーンやファラオ・サンダースに聴くことの出来る真のスピリチュアリズム――心の平穏とでもいうべきものを、音楽でまだ具現できていないような気がする。
ジョン・コルトレーンは、あるとき、ラヴィ・シャンカールに、君の音楽には怒りばかりで癒しがない、みたいに批判されたらしく、それから音楽の方向性を変えようとした。遺作の「エクスプレッション」にはその萌芽が見受けられるが、残念ながらそれを発展するまもなく急逝した。
したがって、もし、彼の音楽の真の継承者がいるとすれば、それは、音楽で癒しや平穏や優しさを体現できていなければならない。
つまり、この段階では、マッコイは真の継承者たる資格に欠いていた、というのがわたしの判断である。
音楽的には、むしろ、アコースティック・ギターのアール・クルーと、「出戻り」エリック・グラヴァットのドラムスに注目したい。
とくに、アルフォンソ・ムザーンとのスワッピングでウエザー・リポートに移ったエリックは、そこですばらしいドラミングを展開した。ジャズ史的にはあまり評価されていないが、個人的には十指に入るドラマーだと思う。
本作では、全盛時ほどではないが、それでも才能の一端を垣間見させてくれる迫力のあるドラムを叩いている。
ロン・カーターの「鼻づまり」ベースも健闘している。
曲的には、ブラジル色の濃いラストの「フェスティヴァル・イン・バイーア」が最高だ。
アルバム全体として、コーラスの代わりにシンセサイザーを採用していたら、マッコイももう一皮向けることが出来たのに。惜しい。
なお、今回同時リイシューの10アイテムのうち、本作のみ薄い紙ジャケだが、その代わり、内袋が付いてくる。
※今回のリイシュー10枚に敢えて私的ランキングをつけるなら
1)ジョー・ヘンダーソン
2)ユセフ・ラティーフ
3)スタンリー・カウエル
4)ナチュラル・エッセンス
5)マッコイ・タイナー
6)プリンス・ラシャ&ソニー・シモンズ
7)ゲイリー・バーツの3作
Inside Out
販売元: Ecm Records
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2000年7月26・28日ロンドン、ロイヤルフェスティバルホールでのライブ。
約2年間の闘病生活の後、復活したキース。『The Melody At Night,With You』は自宅で録音できるまで回復、『Whisper Not』ではスタンダーズとしてライブに立ち、スタンダード・ナンバーを演奏できるまでに復活。そしてついに本作では、アンコールを除いて全てを3人のインプロビゼーションという、新たな挑戦を始めるまで復活を遂げた。
『生きて、演奏していくこと』のエネルギーを徐々に挑戦していくエネルギーにまで昇華していく。そこに出来上がっていく音楽、予想すらできない展開をスタンダーズは残していく。激しいインプロビゼーションの果てにアンコールで演奏する『When I Fall In Love』。まるで激しいスポーツを3人でこなした後のような清涼感がある。
髪をとても短くしたキースの新たな挑戦の始まりだ。
Inside Out
販売元: Red Records
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Inside Out
販売元: Universal
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1990年作品。若々しい面子と組んだチック・コリアがどんなエレクトリックを聴かせてくれるかと期待するように出来ているアルバムである。ただしここには仕掛け人が存在する。Executive Album Producerとしてクレジットされているロン・モスである。Akoustic BandとOriginとElectric Bandいずれも、ロン・モスの影を感じてしまうのは僕だけだろうか。
この時期のアルバムには内面から湧きだしてくるような音楽を感じられない。結局はうけよう・気に入られようというというやましさがあるのだと思う。だから同じエレクトリックをやっても『浪漫の騎士』の頃のRTFとは大違いになってしまうのだ。実につまらない聴くに値しない作品である。
Inspiration
販売元: Milestone
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Inspiration
販売元: TCB
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