ミュージック 569350 (263)
My Spanish Heart
販売元: Polygram Records
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ジャズ或いはフュージョンという文脈からは離れて、と一旦前置きして、記します。(多くを知らないので)。
これを聴いたきっかけは、中山康樹氏の文章です。ちなみに『ジャズ名盤を聴け!』双葉文庫に所収のものです。
その中で氏はチックのこの手の作品を評して「…夢と幻想にみちたディズニーランド的ファンタジーが炸裂」していると言います。このアルバムの「印象」は、まさにそれに尽きます。
日本では1983年に東京ディズニーランドがオープン。このアルバムは1987年発表。まさに「80年代のファンタジー」です。これの特徴は、快楽の細かな配置とその徹底的な管理による現実からの隔離にあると思われるが、『My Spanish Heart』でのチックの音(またミュージシャン)に対する態度に、それは現れている。
そして、TDLの「ミッキー」に相当するものが、チックの「スペイン」なのでしょう。重要なのは、この手のファンタジーが、ともすると単なるBGM、環境音楽になりがちなのに対して『My SpanishHeart』では、聴き手をハッとさせる局面が散在することです。
ともかく、昨今のダンス・運動といった枠組みで押し付けられる音楽に辟易しつつある人達にとって、徹底的に構築されたファンタジーは逆説的に音楽を取り巻く現実を認識させてくれるようです。そこに『My SpanishHeart』の現代性がある、と思われます。
My Standard
販売元: SteepleChase
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常に「前衛」のレッテルがついて回るブレイが、奇をてらわず、淡々とスタンダード・ナンバーを弾いているアルバム。しかもピアノトリオで。普段が普段なので多少違和感はあるが、元はと言えばこの人はチャーリー・パーカーとの共演歴すらある「正統的な」ピアニストだったのだから、例えばAll The Things You Areを演奏しても別におかしいことはない。ただ、平然と「サンタが町にやってきた」をやっているあたり、やはりちょっとおかしい。もちろん、そこらに一山いくらで転がっている日本人ウケを狙ったスタンダードピアノトリオものとは違って、ブレイに特有の緊張感は完全に維持されている。フレージングも含め、そこかしこにキース・ジャレットの影が差すのはご愛嬌。
Mysteries: Impulse Years 1975-1977
販売元: Impulse!
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中でも「ミステリー」が注目。フルートとパーカッションの「祭礼」のような曲あり、ハービーやショーターの入ったマイルスクインテットを思わせるような、ダイナミックな曲あり。キースは昔も凄かった!
Mysterious Blues
販売元: Candid Records
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Mysterious Blues
販売元: Zyx
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Mystic Mile
販売元: Grp
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Mystic Mile
販売元: Geffen
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Mystic Mile
販売元: Stretch
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1993年の作品で、もう10年近く前の作品になってしまうのだが、これを初めて聞いたときの衝撃は今も体に残っている。ロベン・フォードはうまいギタリストとして評価されてはいたけど、どちらかと言えばフュージョン・ギタリストとしてであり、しかもやや中途半端なテイストだった印象だった。これを出すまでは。
基本的に歌物で、トリオ編成、ご丁寧にクリームがやってた「Politician」までレパートリーに加えて一見するとオールド・スタイルのブルーズ・ロック・バンドなのだが1曲目を聞いた瞬間から目が醒める。
多くの現在のブルーズ・ギターはよりテクニカルになるか、渋さを前面に出すか、のどちらかで、あとは音色、録音の色あいが違うだけという状況で、ロベン・フォードは典型的なブルーズ・ロックの曲のフォーマットの中でジャズ・イディオムを消化した上でのそれでも紛れも無いブルーズの手触りを持った新しいタッチのギター・プレイを展開している。
そのカッコよさは尋常ではない。この作品ではじけた彼はこのあと快作を連発するのだ。
Napoli Connection
販売元: Red Records
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Nashville
販売元: Elektra/Nonesuch
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本場ナッシュビルでのレコーディングとだけあって、カントリーな内容です。
ただ、そこはフリゼール。カントリーとはいっても、彼独特の浮遊感溢れる心地よい世界が繰り広げられます。
フリゼールのギターに加え、本場ナッシュビルのバンジョー、ドブロの達人ミュージシャンの演奏が大幅にフィーチャーされてて、カラフルな楽しさがあります。
カントリーと聞いたら拒否反応起こす方でも、気軽に聴けると思います。
私も、基本的にカントリーは苦手なんですが、これは別。
フリゼールの音がカントリーミュージックに喰われてるわけではなく、彼独特の音世界は崩れてません。
3曲だけ女性ボーカルがフィーチャーされてて、内2曲の甘切ないバラードも最高です。
真昼の心地よいBGMとしても最適じゃないでしょうか。