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ミュージック 575170 (211)



歌劇《オテロ》全曲
販売元: ユニバーサル ミュージック クラシック

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自分はヴェルディのオペラは1935年~21世紀の録音にいたるまで色々と聴いたのですが、この演奏をもってしてヴェルディの「オテロ」だと思わないでください。例えば酒盛りの場面は、雰囲気こそうまく出来ているとはいえ、音楽がまるでドイツのビアガーデンのような感じです。

ヴェルディの音楽の楽しさをもっと感じたいのであれば、トスカニーニ指揮の「オテロ」(モノラル・BMG)の演奏の方がもっと面白く聴けます。映像であれば、マゼールの方が映画のようなつくりになっているので楽しめると思います。星2つにしたのは、それでもオテロ役の人(ジョン・ヴィッカーズ)がいい演技しているから。それだけでも楽しめます。




歌劇《カルメン》
販売元: ユニバーサル ミュージック クラシック

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言わずと知れた超人気作品であるこのオぺラ、映像も音声もこれまでにかなりの種類の名演が記録されてきたはずですが、近年の不景気のせいか、なかなか国内盤DVDの種類は増えず、このところはレヴァイン盤が価格・内容ともに殆ど独占的な地位を占めている状況でしたが、今回ようやくこのカラヤン盤も、価格改訂されて再販されました。カラヤンが一時期好んで創っていた、映画仕立てのオペラシリーズの中でも、このカルメンは出色の出来栄えだといってよいでしょう。カルメン役のグレース・バンブリーの、やや癖のあるねっとりした歌い方と演技、はっきり言って私は結構気に入ってます。ホセもエスカミーリョも、男前ですごく格好いいです。そして何といってもラストの場面の迫力ある演技と歌唱!考えてみると、スペインを舞台にした物語をフランスオペラに仕上げた作品を、ウィーンフィルが演奏しているなどというのは、何というコスモポリタンな贅沢であることでしょう。そんなことを感じさせるのも、この作品が、時代や文化を超えた普遍的な共感を呼ぶ傑作である証拠なのかもしれません。




歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》全曲
販売元: ユニバーサル ミュージック クラシック

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実際にシチリアを舞台につくられたオペラ映画です。見たら絶対に行ってみたくなります。そこで繰り広げられるドラマが素晴らしい。オブラスツォワ、ドミンゴ、ブルゾンの3人が特に素晴らしい。かわいそうなサントゥッツァを完璧に演じるオブラスツォワには本当に同情をするし、ドミンゴのトゥリッドゥはいつもながらに完璧で、乾杯の歌からラストまでの彼の演技、歌唱はすさまじい。手に汗握ります。そして、アルフィオのブルゾンがまた素晴らしい。「馬は勇んで」はめちゃくちゃかっこいいですし、最後のトゥリッドゥとのやりとりもやらしくてGOODです。
また、ルチアを歌っているのが往年の名メゾのバルビエリで、適度に衰えた?声が母の役にぴったりです。

とにかく全編気が抜けない映像になっています。見なきゃ損です。




歌劇《コシ・ファン・トゥッテ》全曲
販売元: ユニバーサル ミュージック クラシック

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オーストリア帝国は、このオペラが作られた当時、トルコ戦争の勃発(1788年)により戦時下にあった。ゆえに、夫や恋人を戦場に送り出さなければならないということは身近な出来事だっただろう。さらに、夫や恋人に戦死され、未亡人になり、または恋人を失った女性たちは、新しい恋人を探さなければならなかったことだろう。よって、このオペラは、ナンセンスな喜劇ではなく現実の写し絵だったのかも知れない?

ポネルの演出は、第1幕こそ、娯楽的で軽い喜劇を思わせるが、第2幕になって、時刻が夜になり、恋人たちの演技にも力が入る。ここに至って、このオペラの残酷な一面が姿を現す。幕切れの場面では、恋人たちは、バラバラに配置され、それぞれの思いに沈み和解に至ってない。そして、ここでは≪コシ≫の真の主人公はドン・アルフォンソであることがわかる。ポネルの演出は今日でも身近にある戦争という現実を観る者に突きつける。




歌劇《セビリャの理髪師》全曲
販売元: ユニバーサル ミュージック クラシック

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オペラ界には、「ドイツオペラのフィガロ」(モーツァルト)と「イタリアオペラのフィガロ」(ロッシーニ)の二人のフィガロがいて、同じキャラクター(歌詞はともにイタリア語)にもかかわらず、得意歌手が歴然と分かれている。そして、「ドイツのフィガロ歌い」ヘルマン・プライが、縄張りを破って「イタリアオペラのフィガロ」に挑戦したのがザルツブルク音楽祭。このディスクはそれを踏襲したミラノスカラ座公演の映画化である。

プライの歌唱は、熱心なイタリアオペラファンには違和感が残るものだろう。しかし、その明るく温かみのある声はやはり魅力的で、他には変えがたいものがある。伯爵にあまり位負けしない、友人めいたイメージになっているのが面白い。ルイジ・アルヴァの伯爵、テレサ・ベルガンサのロジーナは十八番中の十八番だけに完璧で、特にベルガンサはやや容色の老け込みが早かった人だけに、若き日の美貌と魅力をぎりぎりのところで記録したこの映画は貴重である。二人のバスも名唱。

ポネルの演出は例によって機知縦横で、ややわずらわしく感じる人もいるだろうが、楽しく見ることができた。アバドの指揮も後年の再録音などより遥かに締まりと輝きがあって文句なし。ただ、録音がこの時期にしては少し貧しい。音・絵別撮りのスタジオ収録なのにどうしたことだろうか。




歌劇《タンホイザー》全曲(パリ版)
販売元: ユニバーサル ミュージック クラシック

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シノーポリの紡ぎだす室内楽的な美しさは今日の演出の基本的精神を導き出した先駆者だ。彼の最高傑作アイーダは惜しいことに録音が残されていない。後期ロマン派はフランスに長らくお鉢を奪われていたグランドオペラがイタリアとドイツにもたらされた革命的な時期だった。だがそのことはその巨大性に本来の美しさが隠されてしまったことにもなり、シノーポリもまたそのことを痛く嘆いていた。カラヤンはそのか細い美しさと巨大性の狭間を中庸に受け止めることでそれを逃れた。カラヤンにはない美しさを見事に描き出したシノーポリはやはり天才だった。しかし、彼はその代わりにそのグランド性を見事に失ってしまったため、聴衆はそれを承知で放棄しなければならなくなってしまったのだ。このDVD盤しかり録音盤しかり完全にタンホイザーの壮大な音楽が失われてしまっている。テンポも遅めにとっているのに、なぜか壮大なイメージがまったく浮かんでこない。ミクロな目で捉えると最後まで気が抜けないのだが、マクロな目で見るとなんとつまらない舞台だろう。これを彼の芸術性ととるか、それとも駄作ととるかは聴衆の判断次第である。




歌劇《蝶々夫人》全曲
販売元: ユニバーサル ミュージック クラシック

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カラヤンとポネルが描き出す蝶々夫人は美の極致だ。パリに興ったジャポニズムの極みを我々はここで目にすることができる。ここにはポネルが思い描いた幻想の国ジパングが描かれている。白塗り、ゲイシャ、カブッキーOh!おおよそ見当のつく外国人の日本から想起されるありとあらゆるエッセンスが溶け込んでいる。しかし困ったことに、それは「日本」ではないという基本的部分において星を与えることができない。なぜなら我々は今日八千草薫の蝶々夫人を見ることができるし、ミッテラン監督の「調整された」映像も目の当たりにすることができるからだ。顔だけを白く塗り、布袋を崇め、簪を投げつける坊主や宇宙人と交信するような謎の所作はやはり西洋の幻想なのだ。珍品としてではないもう一つの蝶々夫人として大事にしたい作品だ。




歌劇《トスカ》
販売元: TDKコア

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 アヴァドじゃなくリカルド=ムーテイでしたね。この映像は最高ですね。特にトスカ役の女優。決してトスカ向きではないんですが、彼女が歌う『歌にいき、恋に生き』では、彼女はひざまづいて歌うんですよ。合唱をちょっとでもやったヒトならわかると思うんですが、あの姿勢であの声量です。そして悔しいことに、この映像、何度も何度も見ているとトスカははまり役であることに気がつくはずです。強烈です。
 私が一番好きなのは、1幕最後のテデウム。スカルピアが聖堂内で2匹の獲物を狙うと歌うそばで、荘厳なテデウム(私は神を崇めます)が大合唱で流れるシーンには鳥肌が立ちます。映像に写っている合唱隊のスカルピアの右側の女性が歌い始める口元、テデウムを歌うためだけに振り向く聖職者の一群、それらを私は実際に見たものですから、このDVDには思い入れがあるんです。ほかのDVDなら、トスカが絶品とか言う票が多いでしょうが、これは見れば見るほど味が出るDVDです。




歌劇《トスカ》全曲
販売元: ユニバーサル ミュージック クラシック

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歌劇《道化師》全曲
販売元: ユニバーサル ミュージック クラシック

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私は最初にちょうどこの作品から10年後、パヴァロッティ、ストラータス、ポンズの組み合わせで作られた版を最初に見ましたが、ずっとこちらの方が良いです。さすがに10年、ストラータス、ポンズは声も容姿も比べ物にならない程に若いです。特にストラータスは生活に疲れたおばさんのような印象があったのですが、この作品では若くて挑発的で役柄にぴったりです。これなら3人の男性を狂わせることができそうです。若いストラータスを見るためだけでも価値があると思いました。


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