ミュージック 575442 (55)
Book of Love
販売元: Giant
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90年代からの内省的な面が頂点を極めた作品。全体を聴き終わって、何とも不思議な感覚にとらわれた。このアルバム以前の作品とも以降の作品とも違うのだ。つまり、エア・サプライっぽくないというか、実験的というか。あえて言うとすれば「Across The Concrete Sky」が近い感じ。
全体的に内省的な楽曲で占められ、1曲目から新境地を聴かせる。tr.5は初のインストゥルメンタル。大作tr.6も今までのサウンドとは趣を異にしている。最後のtr.10も絶対にエア・サプライの領域じゃない。
何でだろうと考えたとき、ある結論に至った。このアルバムが他の作品と違う理由は、”未完成さ”なのだ。全体を通してシンプルなサウンドでまとめられていることもその原因の一つだろうが、楽曲の出来が未完成さを感じさせる一番の理由だと思う。ただ、今回はそれが悪い方向に行かず、実に深く渋い味わいを醸し出しているのだ。そして、ラッセルのハイトーンヴォイスも、少し枯れてきた感じがこのアルバムでは逆に深みを出すアクセントになっている。tr.2、3、7等はラッセルのヴォーカルが冴えながらもシンプルで落ち着いた印象を与える佳曲になっていると思う。というわけで、エア・サプライ作品の中では最も異色な作品であることは確か。興味深いが爽やかになるかどうかはあなた次第です。
Boomerang
販売元: IMI
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Borderline
販売元: Wea International
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ダブバージョンが聴きたかったのに・・・その代わりにアルバムバージョンが入ってます。輸入盤は表記されてるトラックリストと実際の内容とが違うことがあるので気を付けて下さい。
The Boss
販売元: Universal
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このアルバムは、70年代の活躍の総集編的な意味合いを持つ作品。プロデュースはおなじみのアシュフォード&シンプソンが全面的に担当している。
1曲目No One Gets the Prizeにはストーリーがあって、「彼女と私は恋敵同士、あの子も嘘をついたけど、私もある事無い事言ってやって、結局どっちもフラれちゃった」というおバカなストーリー。でも、ケンカしてでも好きだったんだねぇ、その人のこと。女性ならでは。2曲目はI Ain't Been Lickedは正に文字通り「舐めんじゃないわよ!」。強い、自立した女のシュプレヒコールである。3曲目のAll for Oneは、一時期コンサートの最後でよく歌っていたナンバー。急に今までのカラーからずいぶん善人になってしまうのだが、「皆のための個、個のための皆」を高らかに歌い上げる。4曲目は全米19位のヒット曲。この後のUpside downに繋がる大事な一曲になったと思う。彼女の高音が映えるディスコナンバー。ちなみに、彼女の高音の出し方は、マライアやデニース、ミニーのそれとは違うものと考える。ちゃんとライブでも出していた。
B面の1曲目(CDは5曲目)Once in the Morningも軽快なディスコナンバー。It's My House(6曲目)もシングルカットされたが、これは不発だった。可愛い感じのミディアムナンバー。SparkleとI'm in the Worldは、アシュフォード&シンプソンお得意のスケールの大きなバラード。
個人的には、続くUpside down, I'm coming outを冠したアルバムDianaがあまりに良く出来ていたので、それの影に隠れがちだが、爆発の前の予兆を感じさせる。また、他のアーチスト(ドナ・サマーやそのほかのディスコ系の人々)に迎合することなく、独自のスタイル(Love hangoverなどに代表される)を貫いたのが良かったか。
The Boss
販売元: Euro Parrot
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Boston Blues
販売元: Recall
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「Live at the Boston Tea Party」の題名で出ている3枚バラ売りシリーズのライブを、2枚組に再編集したもの。熱心なファンにはオリジナル盤を推薦でしょうが、ピーター・グリーン期のマックにちょっと興味があって…という人の入門編には最適です。選曲もお値段も。
1970年2月のボストン・ティー・パーティーで3日間行われたライブから収録。エアロスミスがライブで取り上げるRattlesnake Shakeは、25分も続けてそれでも収まり切らず最後フェードアウトという快演。後にRats In The Cellarで使われるフレーズも出てきます。演奏も音質も良好な、熱いライブです。
THE BOSTON BOX
販売元: Snapper UK
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Boston Live
販売元: Castle
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Both Sides
販売元: Virgin
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明暗を分けた紙一重の問題作。最小限の音色とアレンジ、アルバムに漂う内省的な統一感。本当はこれでいいんです。でも前作が華やか過ぎた分、それはマイナスのイメージとして捉えられ商業的にコケるはめに。確かに地味な部分は否めないが、よく聴けば一曲一曲のクォリティは他のどのアルバムよりも素晴らしく、シングル「both sides of the story」や「survivors」「we wait and we wonder」など、アッポテンポの曲がしっかり支えており、フィル・コリンズの才能が十二分に発揮されてます。派手な期待感を脱ぎ去って聴き込んでみれば、きっと、彼が愛した作品であることが解ってもらえるはずです。
Both Sides
販売元: Virgin
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明暗を分けた紙一重の問題作。最小限の音色とアレンジ、アルバムに漂う内省的な統一感。本当はこれでいいんです。でも前作が華やか過ぎた分、それはマイナスのイメージとして捉えられ商業的にコケるはめに。確かに地味な部分は否めないが、よく聴けば一曲一曲のクォリティは他のどのアルバムよりも素晴らしく、シングル「both sides of the story」や「survivors」「we wait and we wonder」など、アッポテンポの曲がしっかり支えており、フィル・コリンズの才能が十二分に発揮されてます。派手な期待感を脱ぎ去って聴き込んでみれば、きっと、彼が愛した作品であることが解ってもらえるはずです。