ミュージック 701042 (266)
鬼才アファナシエフの軌跡7 ブラームス:2台のピアノのためのソナタ
販売元： コロムビアミュージックエンタテインメント
Amazonのカスタマーレビュー（口コミ）
ブラームスの『ピアノ五重奏曲』のピアノソナタへの編曲版が聴き物。容貌魁偉な二人の鬼才が睦まじく並ぶポートレイトもユニークだが、ここには本物の音楽がある。
アルゲリッチとラビノヴィッチによるモーツアルト『２台のピアノのためのソナタ』も超名演であったが、本盤はあれほど話題にならなかった。
これを聴き逃すのはまことに勿体無い。
作品が初期のものだけに、冒頭から例のベートーヴェン的な、しかしブラームスにしかあり得ない暗い闘争が始まる。その楽音をこれ以上は無いという遅いテンポで２人は弾きだす。この重みは戦いの深刻さを現しているが、ここでのブラームスはまだ若い。その後、決して音楽は低回せず、まるでベートーヴェンのように「展開」してゆくのだ。
ピアノ協奏曲１番にも通じるベートーヴェン２世がここにはいる。その若々しさを、それとは逆の重厚さでじっくりと奏でるこの演奏は、しかしその実、作品の美点を描きつくしていると思われる。原曲『ピアノ五重奏曲』では、レーゼル盤（ドイツ・シャルプラッテン）が最も直截に音楽に向き合った名演だが、この編曲版ソナタは音楽的により深い演奏と言えよう。
ブラームス:2台のピアノのための作品集
販売元： ワーナーミュージック・ジャパン
Amazonのカスタマーレビュー（口コミ）
「ハイドンの主題による変奏曲」はオーケストラ版が有名だが、
最初は２台のピアノのための作品として作曲された。
「２台のピアノのためのソナタ ヘ短調」は、最初に作った
弦楽五重奏が良くないため、作曲者自ら率先して編曲した。
この曲がピアノ五重奏になったのは、クララの忠告によるものだった。
つまりこの２曲については、作曲者が２台のピアノのための曲を
つくるつもりだったということ。ただこの演奏にその真意が
明確にでているかというと、？？？と感じた。
確かに、ここでの演奏は、高い水準で音楽を楽しませてくれる。
「ハイドンの主題による〜」は多彩な音が印象的だった。
また「２台のピアノのための〜」はアルゲリッチの真剣な音楽姿勢が
印象的で、思わず引きずられそうになった。
だが、何のためにこれらの曲を録音したのだろう？という疑問が｡｡｡
要はブラームスの意図が見えないし、アルゲリッチにしては、
２人による演奏のためか、解釈の凄さもキレも感じなかった。
そのため、どこか徹底していないもどかしさを感じる。
普通にこれらの演奏を聴くと、「オーケストラの方が〜」とか
「ピアノ五重奏の方が〜」と思うだろう。
多分それらのヴァージョンを聴いていなくても、不満に感じるに違いない。
ただワルツ集は名演！ワルツ集は、４手のための連弾を
２台のピアノに作曲者が編曲したものだが、よりブラームスらしさを感じる。
こちらは最初から最後まで聴き応え十分で、２人のピアノのノリの良さが
印象的だった。
ん〜とすると、私が受けたこの演奏の印象は、ブラームスの曲の出来に
左右しているのかも？それとも演奏者の気質？
個人的には、最初の２曲も２台のピアノによる演奏で味わえるよう、
踏み込んでほしかった。アルゲリッチであればできるはずだし、
再度チャレンジしてほしいと思う。
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
販売元： ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
Amazonのカスタマーレビュー（口コミ）
NEW ビューティフル クラシック TV＆シネマBEST
販売元： ワーナーミュージック・ジャパン
Amazonのカスタマーレビュー（口コミ）
モーツァルト・ベスト・オブ・ベスト
販売元： ユニバーサル ミュージック クラシック
Amazonのカスタマーレビュー（口コミ）
演奏陣の豪華さにつられ買ったものの、収録30曲のうちほとんどが抜粋（曲目の末尾の「より」を見落としていた！）。確かに演奏の質は高いものの、フェイドアウトで唐突に終わるのは残念至極。ただ、モーツァルトの音楽を初めて聴く人には良いかも。
頭が良くなるモーツァルト
販売元： キングレコード
Amazonのカスタマーレビュー（口コミ）
頭が良くなるモーツァルト
販売元： キングレコード
Amazonのカスタマーレビュー（口コミ）
2台のピアノのための作品集
販売元： ポリドール
Amazonのカスタマーレビュー（口コミ）
モーツァルト : 2台のピアノのためのソナタ・ニ長調
販売元： ポリドール
Amazonのカスタマーレビュー（口コミ）
この曲の魅力を余すところなく伝える好演奏。二人の息もぴったりと合っている。何よりも、二人から作り出された音の軽快感がすばらしい。
録音的には少々古くなったが、そんなことは全く気にならない。暖かみのある有機的な音が心を和ませる。
![]()
モーツァルト:P協奏曲選集
販売元： BMGインターナショナル
Amazonのカスタマーレビュー（口コミ）
小柄で元気なラローチャおばあちゃまのモーツァルトは幸福感にあふれている。ドラマティックな20番を弾いてもどこかおっとりした雰囲気は消えない。しかし、これは老婆の単なる昔語りではありません。その音の一粒一粒までに生命感はみなぎり、明朗なリズム感は枯れているどころか、老いてなお盛んなスペインの芸術家の例に漏れません。ただそこには我の強い自己主張はまるでなく、作曲家につつましく仕える召使のような謙虚な姿勢が素晴らしい！私は個人的に22番、23番、27番が好きなのですが、この撰集に入っているものはどれも大好きです。同じ曲が好きなかたは、ぜひ聴いてみてください！