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ミュージック 911660 (4)



Kind of Blue
販売元: Sony

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

JAZZのアルバムの中で、世界中でもっとも売れるこの"Kind of Blue"は、
JAZZの代名詞となってしまうかもしれない、という日本のJAZZミュージシャンがいる。
数十年後の世界では、JAZZというものを紹介するときに、このカテゴリーに他のもの、
例えばチャーリー・パーカー等のビバップなどは入らないことさえ考えられるかも、と。

それはさておき、Kind of Blueである。
マイルスのアルバムの中でも、押さえたムードの中でお洒落で都会的なサウンドが静かに展開される。
タイトルどおりちょっとブルーな雰囲気。
十代の頃に何十回も聞いたアルバムだ。一言で言うとマイルスのアルバムの中でも特に格好いいのだ。
マイルスの口癖でもあった"So What?"(だからどうしたってんだ?)から始まるこのアルバムの曲は、いつでも頭の中でリフレインする。
マイルスは、最晩年に至るまで、常にJAZZ界に新しいアイデアを提供してきた。
多くのミュージシャンがこのアルバムを聴きまくって、いろんなヒントを得たのも事実だ。
マイルスが亡くなったときにキース・ジャレットが「これからは誰がアイデアを提供するのだろう」と嘆いたのは有名だ。
モード奏法の確立したアルバム云々、このアルバムについての解説は恐ろしいほどの量だ。
だけど、虚心坦懐にこのサウンドに耳を傾けてほしい。
マイルスの終生変わらなかった洗練された、繊細なサウンドを楽しんでほしい、と思う。

そして若いリスナーには、”音楽の秘境”へと突き進んでいき、つねに驚嘆すべきサウンドを作り上げていった、
この天才ミュージシャンの70年代、80年代、90年代のアルバムも聴いてもらえたら嬉しい。




L.A.コンフィデンシャル
販売元: RCAアリオラジャパン

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Lady in Satin
販売元: Columbia

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初めてこのジャケットを見たときそこに漂う妖気のようなものを感じ空恐ろしい気持ちになった。そして聴かれる歌声のなんとも人間の領域を超えた悲痛な叫びとその裏に潜む美しさを聞いた。これほどの迫力のある歌があるだろうか。最晩年の声の荒れた、声量もつやもない朽ち果てそうな女のメッセージは人生経験がまるで足りない20代の男にも何か名状しがたい熱い魂として伝わった。I'm a Fool to Want You の悲しげな切ないビリーの歌声。彼女は最後の力を振り絞って人生の全てをこのアルバムに託したのではないか。そう、峠をとっくに過ぎたスポーツ選手が見せる力を超えた凄みのようなものが伝わってくる。You Don't Know What Love Isに聴かれる恋のすいも辛いも知り尽くした熟女のしどけなさとしたたかさ。ここにビリーの真実の歌声がこめられているのだ。




Live-Evil
販売元: Sony Jazz

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70年発表のワシントンDCでのライブとブラジルの鬼才エルメトパスコートを迎えたスタジオナンバーからなる2枚組のアルバムです。

スタジオナンバーも無国籍的でアブストラクトな他のアルバムでは聴けないサウンドで一聴の価値はありますが、やはり白眉はDISK1の①④、DISK2の②③からなるライブナンバーでしょう。エレクトリックマイルス時代の最強布陣ともいうべきメンツからなり、正確かつ強力なジャックディジョネットのdr、ファンキーなマイケルヘンダーソンのbとアイアートモレイラのperをバックに、gのマクラフリン、keyのキースジャレット、そしてマイルスが吹きまくる凄まじい演奏を展開しています。
エレクトリックマイルスファンには是非お奨めしたいアルバムです。




Mingus Ah Um
販売元: Millennium Editions

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1・6・7・8が1959年5月5日ニューヨーク、残りが1959年5月12日、ニューヨークで録音。5月12日の録音ではジミー・ネッパーに代わりウイリー・デニスが加わっていて残りは同じメンバーである。

このアルバムの裏面には長い長いミンガス自身のコメントが書かれている。そこでは『ジャズ・ワークショップ』のアイデアに始まり、人種隔離反対運動の意思表示も見える。事実このアルバムの中で、差別主義者の白人を徹底的に皮肉った『フォーバス知事の寓話』をやっている。ただそういう意思以上に音楽としてこのアルバムは素晴らしい。後にジョニ・ミッチェルやジェフ・ベックがカヴァーした『グッドバイ・ポーク・パイ・ハット』だけでなく、ブラス・アレンジが光る1や4・5などは後々に登場するジャコ・パストリアスのビッグ・バンドにおけるアレンジに多大な影響を与えていると思う。

このアルバムを支えるサイド・メンは全てミンガス門下生。ミンガスは彼等に譜面を配らず、部分部分を簡単にスケッチしてメンバーに渡し、ピアノで曲の解釈・構成をメンバーに伝える。その後で今度は曲のコードやスケールを説明する。次に一度演奏させ、二度目はミンガスが特別に指定した部分以外はコードやスケールを自由にする。そうやって曲をまとめていったらしい。黒人差別に激しく抵抗したミンガスも音楽では有能であれば人種に関係なく受入れ、お気に入りのトロンボーン、ジミー・ネッパーは白人だったし、2度の結婚も白人だった。

ひとつ笑ってしまうのは当時のライナーを書いている岩浪洋三氏のミンガスの表記があれほどミンガスが嫌がっていた『チャーリー』になっていることだ。『俺をチャーリーと呼ぶな、チャールズと呼べ』というミンガスの罵声が聞こえてくるようだ。




MJQ
販売元: ビクターエンタテインメント

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Milt Jackson Quintet との共演作品。Milt Jacksonnが、やりたいことを
やりたいままにやらせてもらえてるアルバム。




N.Y.メロウ+1 (紙ジャケット仕様)
販売元: ビクターエンタテインメント

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マンハッタンに向かうタクシーがブルックリン・ブリッジにさしかかった時に、ANGELA(タクシーのテーマ)のメロディが頭の中で流れ始めた・・・この曲はアンディ・カウフマンやダニー・デビートが出演した人気テレビ・シリーズ『TAXI』のテーマ曲として使用された。ボブ・ジェイムスの都会的で洗練されたセンスが活かされた傑作。




On Parade / Lux. ed.
販売元: Unknown Label

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Orgy in Rhythm, Vol. 1-2
販売元: Parlophone Jazz

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Sketches of Spain
販売元: Columbia

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マイルス・デイビスの実験精神が、スペインとジャズ、クラッシックとジャズなどアポリアと思われていた組み合わせを見事に一体化させた好例である。ビ・バップ、クール、ハード・バップ、モード、エレクトリックジャズと常に時代をリードし、新しいジャズのあり方を模索してきたマイルスであるが、ギル・エバンスとのコラボレーションは、ともすると独善的なコンボによる、構成に流されがちなモダンジャズにとって、オーケストラゼーションというもう一つの大切な音楽性を知らしめる役割を果たしている。中でも、この作品は、カインド・オブ・ブルーの直後ののりに乗ったマイルスのソリストとしての一面をクローズアップさせながらも、エバンスのペンによって、新たなジャズ音楽の可能性を示唆している。個人的には、素晴らしい音楽ながら、コルトレーンの「至上の愛」同様、心して聴かなければならないタイプなので、ついつい敬遠勝ちになっていしまうが、名盤である事には変わりない。後のチック・コリアのスパニッシュモードの基になっているコンセプトに注目したい。


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