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DVD/ビデオ 16295831 (1)



12 THURSDAY-12日の木曜日-
販売元: ジェネオン エンタテインメント

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

13日金曜午前0時の「バニスター邸で容疑者・被害者共に不明の殺人事件起こる」の報道を見せられ、注目点を明らかにしてから話が始まる。そこに同居する4人の家族それぞれの立場から4通りの前日(12日の木曜日 )が正確な時間表示と共に再現される。4人が同居家族に持つ感情は4人4色。目線が違うとこうも変わるかと思うほど、同じシーンの意味が異なってくる面白さは出色。「容疑者は誰?被害者は誰?」に興味をかきたてられる。
カメラ位置などが異なるとはいえ、トータル180分、8~9割同じシーンが4回繰り返されるのに付き合うのはさすがに疲れる。しかし「何がどうなってこうなったか」を即理解するには一気に観ることをお勧めする。勿論、犯人と被害者は最後の最後で明かされる。そうでないと180分付き合う甲斐がない。
斬新なストーリー展開の心理サスペンスドラマ。




ピーター・グリーナウェイ+マイケル・ナイマン 水の協奏曲
販売元: 紀伊國屋書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

グリーナウェイは初期に多くの短編を制作していますが、この3作はいずれも英国のテレビ局チャンネル4に残した傑作です。どの作品も濃密な完成度を備えていて、長編と変わらぬ才気煥発とエネルギーを発散しています。彼の作品特有の計算し尽くされた息苦しいほどの構成美を気軽に堪能するには、むしろこういった短編でちょうど良いかもしれません。

水に関連するテーマが共通していますが、グリーナウェイにとって水は常に独自のメタファーとして取り扱われているようです。
一方ナイマンのミニマル・ミュージックは、小さな抑揚を繰り返しながら、全体としてもダイナミックなうねりを持ち、水の流れや寄せては返す波というだけでなく、生命や自然の周期をも表現するようなスケールの大きさも感じさせます。

作品1:
グリーナウェイ作品のほとんどはナイマンの音楽なので、DVDのタイトルにわざわざ「グリーナウェイ+ナイマン」と謳わなくてもよいのでは?と思っていましたが、この作品では確かに映像と音楽が分かち難く結びついています。
水棲動物の動き、子供の水遊び、高飛び込み、水泳、シンクロなどが現代音楽とスリリングに同期して、躍動感のある映像詩となっています。両者がお互いの作品で名声を高めて行ったことが十分に頷ける、息の合った密接な協働関係が窺われます。

作品2:
AtoZのアルファベットに従って、さまざまな浴槽が紹介され、浴室に関する人それぞれの考え方が綴られていきます。小説や絵本でも活躍するグリーナウェイならではの、映像による言葉遊び、映画による知的エッセイとでも呼べそうです。

作品3:
「数に溺れて」のメイキングとはいえ、これ自体が緻密な構成を持つ姉妹編と言えるような見応えです。本編の中の数字遊びや、絵画や文学からの引用といった知的装置について、アーティストというよりも有能なビジネスマンといった風情のグリーナウェイ自身が解説しています。




ジョン・ケージ/ロバート・アシュリー
販売元: 紀伊國屋書店

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フィリップ・グラス/メレディス・モンク
販売元: 紀伊國屋書店

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ALIVE 奇跡の生還者達 seasonII 暗黒の漂流~失われたバケーション~
販売元: (株)イーネット・フロンティア

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シャーロック・ホームズの冒険 10巻
販売元: ハピネット・ピクチャーズ

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 「もう一つの顔」は原題は、「Man with the twisted lip」で、第一短編集「冒険」の第6番目の作品である。これも原作に当たってきたものとしては、一瞬何の話かわからない。延原訳では「唇のねじれた男」となっているからである。
 結果として、果たしてこれが刑事事件であるのかよく分からない話であるが、途中までは、重大事件の様相を呈している。しかも、人の蒸発事件というトリックの原点とも言えるもので、興味深い。
 「六つのナポレオン」は、原題は、「Six Napoleons」でこれは、ホームズ物の定番としてよく知られたものである。第三短編集「帰還」の8番目の事件で、通算31作である。ナポレオンの銅像を壊していく犯人の目的は何かという謎解きであるが、これは、ビクトリア時代のフランスとイギリスの関係が説明されていないと、奥行きが薄くなる。
 そういう欠点があるためか、このテレビ版は、原作よりも、より感動的な結末を用意しているが、それは見てのお楽しみとしましょう。






シャーロック・ホームズの冒険 11巻
販売元: ハピネット・ピクチャーズ

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 コナン=ドイルのホームズ物には、4篇の長編があるが、第二作目のこの作品が(第一作〜デビュー作の「緋色の研究」は、このシリーズでは作品化されていない)、採用された。おそらく、「緋色の研究」は、モルモン教の方々に対しては不愉快な作品なので排除されたのではなかろうか?
 さて、この作品には、有名な「ベイカー=ストリート=イレギュラーズ」と呼ばれる浮浪少年たちが登場するし、犬のトビーも登場する。これで、ホームズの周辺の登場人物がそろってくるわけだ。
 植民地時代を背景にした今から観ればやや人種差別的な設定であるが、それは、歴史の事実なのであって、非難するに当たらないであろう。
 ネタバレにならない部分で本編の結論部分について少し薀蓄を語らせていただくと、原作では、この作品で、悲劇のヒロインメアリーと結婚して大団円を迎えるわけだが、それは、採用されていない。これは、時間の関係なのか、あるいは、シャーロッキアンの研究に対しての配慮であったのか、判断に迷う。つまり、シャーロッキアンの研究では、他の短編集のワトソンの結婚年代や妻の名前の呼び方等からして「ワトソンは二度結婚したのか」と指摘されているからである。同様にワトソンの怪我は肩か足かという研究などもある。このテレビシリーズは、結構こういう部分についても配慮しているように思う。さすが、本場である。





シャーロック・ホームズの冒険 12巻
販売元: ハピネット・ピクチャーズ

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 「銀星号事件」は、原題は、「Silver Blaze」で、延原訳では「白銀号事件」とされており、古い読者としては、こちらの方がしっくりする。第二短編集「思い出」の冒頭の事件で通算13作である。殺人事件と、名馬の失踪という二つの問題が、絡んだ事件の展開は、意外な結末に終わる。
 ホームズ物で競馬に関わる話はこのシリーズ16巻の「ショスコム荘」にも出てくるが、確か原作では馬券を買うつもりといっただけのホームズが、このテレビ版では大量の配当を受け取っている。「事件そのものが報酬さ」のホームズの人生観と合うのかは議論の分かれるところではないだろうか?
 「悪魔の足」は、原題は、「Devil's foot」このテレビシリーズでははじめての第四短編集「最後の挨拶」の7番目、通算43作である。
 原作では、ワトソンが中々作品を書かないのでホームズが電報を送って「コーンウォールの事件をなぜ書かないのか?あれは僕が手がけた最も怪奇な事件だ」と促しているが、公平に見て、他の事件と比較して「最も怪奇」とはいいがたいであろう。
 ネタバレになっては申し訳ないので、犯人などについては記載しないが、この事件で、ホームズがコカインを砂浜に埋めるシーンがあるが、原作にはこれがない。薬物撲滅へのキャンペーンとも思えるし、この事件の謎の暗示かもしれない。
 この事件においても、「ホームズの犯罪」と題した私の同人誌への投稿が適用される結末になっている。道義性と刑事罰の違いであって、これは、法学部の副読本に使われてもいいかもしれない。





シャーロック・ホームズの冒険 13巻
販売元: ハピネット・ピクチャーズ

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 グレナダテレビの第二シリーズ「帰還」の最後の巻である。
 「ウイステリア荘」は、原題は「Wisteria Lodge」で、延原訳も同じ。第四短編集「最後の挨拶」の冒頭を飾る作品で、通算37作である。原作は、短編というよりも中篇といえそうで、「ジョン=スコット=エクルズ氏の怪奇な体験」と「サンペドロの虎」という中見出しがついているし、ストランド誌でも2回に分けて掲載されている。それを短編と同じ時間にまとめようとしたためか、役に立たないスコットランドヤードのグレグズン警部が登場しないし、何よりも、原作では、ホームズ以上といっていい活躍をするサリー州の田舎のベインズ警部までが省略されている。
 原作を読んだ者としては、ホームズの鼻を明かしたといえそうな唯一の名警部が登場しないのは残念極まりない。彼との「対決」というか、競い合いは、レストレードたちとの競い合いとは違う趣があったのに。
 「ブルースパティントン設計書」は、原題「Bruce Partington Plans」第四短編集「最後の挨拶」4番目、通算40作である。「ギリシャ語通訳」で登場した兄マイクロフトが登場して、国家的危機の解決を依頼する。ここで、初めて、マイクロフトがイギリスの国歌のかなりの地位を占める人物であることが明らかとなる。私が、「シャーロッキアン」の同人誌にホームズは「私立」探偵ではなく、国歌から何らかの庇護を受けた探偵だと言う話を書いたのも、この作品があるからだ。
 それはさておき、首尾よく、イギリスの危機を救うわけだが、そこには、マイクロフトの知識や推理が相当役立っている。マイクロフト自身も探偵としての素質に恵まれていたのではないか?この兄弟が、共同して他の事件の解決に当たったらどうなったろう・・・・これは、見てはいけない夢でしょうかね。






シャーロック・ホームズの冒険 14巻
販売元: ハピネット・ピクチャーズ

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 このシリーズ2作目の長編には、原作の4つの長編のうちの3作目が選ばれた。第一作「緋色の研究」と第四作「恐怖の谷」は、このシリーズでは取り上げられなかった。
 この作品の持つ恐怖、怪奇さは、読んでも怖いが、おそらく映像にすれば、さらに強調できるのであろう。
この作品の「恐怖の犬」の描写は、それほど怖くない。全体的に陰惨な雰囲気はあるのだが、原作を読んだときのような恐怖が感じられなかったのは残念である。
 あと、おなじみのレストレード警部が、原作ではかなり重要な役回りになっているが、この作品では、登場しない。理由がよく分からない。

 そんなこんなで、☆1つ減点させていただきました。



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