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DVD/ビデオ 575118 (63)



リオ・ブラボー
販売元: ワーナー・ホーム・ビデオ

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 文句なしに面白いですね。典型的な西部劇ではありません。むしろ保安官の駐留所やホテルに立てこもって軽口を交わしているシーンの方が多く、西部劇としては破格の構造です。「逆転した西部劇」とでも言うべきでしょうか。しかし抜群に面白いのです。
 思いの外少ないアクションシーンですが、どれもこれも一度見たら忘れることの出来ない場面ばかりです。唐突に行われる冒頭の殺人、暗殺者を血の滴りから発見して一発必中、人質交換から始まるクライマックス、そして鉢植えを放り投げて危機を脱するまでの一連の名場面(初見時最もインパクトがあったのがこの場面でした)…。思うにこれらのシーンが優れてアピールしてくるのは、みんなサイレントの技法で撮られている、と言う所にあるのだと思います。アクションをして全てを語らしめている訳ですが、その見事な展開。ホークス自身は「リッキー・ネルソンの人気のおかげで日本でこの映画が大ヒットしたよ」と語っていますが、それ以上に言語の壁を越えた面白さがあるからではないでしょうか。実際今の若い映画ファンに話を聞いても、この映画のアクションシーンは現代の凡百ハリウッド映画よりもずっと面白いみたいです。世代も超えた価値があるのですね。
 ホークスは映画黎明期からスタントもやれば脚本も書いていた根っからの映画人です。男性的映画の巨匠として名高い彼ですが、しかしスクリューボール・コメディにおいても第一人者ですし、真の意味で魅力的な女性(それも色々なタイプの女性を描き分けた!)を撮った監督としても評価されています。そんなハリウッド映画史を体現するかのような彼が、キャリアの最後辺りに来て、持てる技法・人物造形・語り口を全開にしたのがこの映画なのです。面白くない訳がありません。140分もあっという間。是非西部劇の醍醐味を味わってみて下さい。




リオ・ブラボー
販売元: ワーナー・ホーム・ビデオ

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

  ハワード・ホークスが本作を製作した、またはせざるを得なかった明確な動機が存在する。その動機とは「真昼の決闘」である。この映画をたまたま観たホークスは、劇中ゲーリー・クーパーがずっと孤立無援であることに大いに失望し、憤慨もしたらしい。そしてあてつけ気味に作ったのが本作である。

  ジョン・ウェイン、ディーン・マーチン、リッキー・ネルソン、ウォルター・ブレナンのキャスティングが最高。最初は彼らのチームワークはバラバラだが、様々な困難を克服して徐々に団結して悪に立ち向かっていくさまが感動的。孤立無援な人など誰もいない。ヒロインはアンジー・ディッキンソン。ウェイン本命だが、もちろん他の人たちにも優しいぞ。お色気あり、唄あり、もちろんハデなガン・アクションもあり、最後はあっと驚くダイナマイト攻撃で、最初から最後までまったく飽きることがない。天才ハワード・ホークスの面目躍如たる大傑作。極上のエンターテインメント。なんで今のハリウッドはこういう映画を作れないのだろう。

  ちなみに私が子供のころはTVの映画番組で本作を何度も観た記憶がある(本作だけでなく「ハタリ!」や「エルドラド」も定番でしたね)。現在の映画番組の主流は同じハリウッドでも、おぞましい殺人や暴力が氾濫する映画ばかりではないか。なぜこのような健全で前向きでよくできた映画を放送しないのだろう。




リオ・ブラボー
販売元: ワーナー・ホーム・ビデオ

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

派手なシーンは最後以外は少なかったです。
前半は敵は少なくて頭を使って戦ってました。ドラマがちょっと長いと思いました。
でも、終わり方がすごかったです。このために長かったんだと思いました。傑作




リオ・ブラボー
販売元: ワーナー・ホーム・ビデオ

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

これが楽しめる西部劇の見本だと思っている。監督も俳優さんも一流ですしね。歌手としても一流の2人がいて。実に楽しい映画です。ハワード・ホークスとジョン・ウエインは言わずもがなですが、個人的にはディーン・マーティンとリッキー・ネルソンの歌と女刑事ペッパーのアンジィ・ディッキンソンの姉御っぽい色気(ただこの時は20歳代ですけど)が好きで何度も見てしまっています。残念ながらリッキー・ネルソンは1985年に飛行機事故で帰らぬ人となりました。アンジィ・ディッキンソンの方は新オーシャンと11人の仲間にカメオ出演して元気な姿を見せてくれていました。70越えてもまだ色気は衰えず・・??ごちゃごちゃ波長の合わない仲間が段々まとまっていく映画って好きですわ。ディーン・マーチンとリッキー・ネルソンのデュエットがいいですね。




リオ・ブラボー
販売元: ワーナー・ホーム・ビデオ

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

This is John Wayne. You can spot the formula and most of his supporting actors for other John Wayne movies. O.K. you can also see that it is a Howard Hawks' movie.

Dean Martin plays himself as Dude. And Ricky Nelson as Colorado Ryan really fits in this movie.

You know the story. Good guys are holding baddy in the jail. All his compadres want him out. It is up to the town characters to prevent this from happening. How this is done or not done is the movie.

The only thing this movie needed to be perfect is black and white hats.





リオ・ブラボー
販売元: ワーナー・ホーム・ビデオ

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 映画評論家も世代交替して、この作品について熱っぽく語る人が少なくなりましたが、山ほど作られた西部劇の中において文句なしに5本の指に入る傑作です。ほとんどサイレントに近い一連の冒頭アクションから始まり、動と静を練り込んだシークェンスが緩急自在に展開し見応え200%。息詰まる中にユーモアがちりばめられ、歌も音楽も素晴らしく(D.マーティンの歌声にしびれる!)、そして観後感もとっても爽やかです。名匠H.ホークスが満を持して作り上げた極上の娯楽作品です。
 そして登場人物の友情や恋の鞘当てを本当に魅力的に描いている点もまたこの映画の醍醐味です。酒に溺れズタボロになったデュードを支えるチャンス(この友情のあり方がつかず離れずの見事な距離感で本当に素晴らしい)。この映画の遠い起源に、ホークスが脚本を書いた『暗黒街』というサイレントの傑作があります。アル中と痰壺の中の金貨、それを支えるタフな主人公、鳥の羽のコートを着たフェザーズの設定などはズバリここから来ています。彼はそれ以来連綿とこのテーマを語り返してきました。特にそれはA.ディッキンソン扮する魅力的なヒロインの造形に収斂しています。『脱出』や『三つ数えろ』のバコールを彷彿とする、クールさと情熱を兼ね持ったこの女性像は、まさに対等な男女の間柄というものの一端を感じさせます。チャンスがなぜ彼女に惹かれながらもつれない素振りを見せるのかというと、デュードの様に「恋愛のガンファイト」に敗れてしまう事への恐れがあるのだと思われます。しかし彼女は幾多の修羅場をくぐり抜けてきた「手練れ」の女性。腹も据わっており、そして純真さも失っていないのです。ともに闘うことのできる最高のパートナーとして彼女を認めた時、J.ウェインは「恋愛のガンファイト」に飛び込んでいくのです。これこそ本当の男の勇気。フェミニストにも絶賛されてきました。本当の名作というものはそういうものです。




リオ・ブラボー
販売元: ワーナー・ホーム・ビデオ

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 のんだくれで一文なしのディーン・マーチンが酒場にはいってくる。もう酒がほしくて恥も外聞もなくなっている、という導入部から、よぶんな前置きをはぶいて核心にはいっていく。よく出来た映画には、そういう作りになっているのは多い。そのあとは定石どおりで、敵役が事件をおこして、保安官のジョン・ウエインの活躍でめでたしめでたしとなる。
 リッキー・ネルソンとディーン・マーチンが唄う「ライフルと愛馬」、ウォルター・ブレナンの飄々とした演技、脚線美のアンジー・ディッキンソンにまいってしまうジョン・ウエインと、サービス満点である。酒場の主人のペドロ・ゴンザレスが狂言回しの役で、流れが整理されて、むだのない娯楽映画になった。




リオ・グランデの砦
販売元: ピーエスジー

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リオ・グランデの砦
販売元: 東北新社

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『アパッチ砦』(48)、『黄色いリボン』(49)に続く、「騎兵隊3部作」最
終章(ただし、この呼び名はあくまで便宜的なもの)。

『アパッチ砦』同様に、「対立」というテーマを扱っている(本作では、
父と息子)が、それほど重い扱いではなく、『黄色いリボン』同様に、
情感たっぷりのシーンも多いが、あくまで基調は明朗なエンターテイン

メント性である。とりわけ、その中核を担っているのが、アクション。
クライマックスのネイティブ・アメリカンとの攻防戦は、フォードのア
クション演出の独壇場である。また、「騎兵隊3部作」で、常にフォード
の愛情たっぷりに描かれてきた若い2人…ベン・ジョンソンとハリー・
ケリー・Jr.…が見せる危険なローマ式乗馬(2頭立ての馬の背に立った

ままで御すのは手に汗握る最高の見せ場だろう。
『黄色いリボン』で暴れまくったヴィクター・マクラグレンのクインキャ
ノン軍曹が再び登場するのも、豊かなフォード世界を形作り、「騎兵隊3
部作」の連帯性を強めていてうれしい。

ちなみに、この作品は、リパブリック社で『静かなる男』(52)を撮る前

に、「儲かる作品を撮ってくれ」という社長ハーバート・J・イェーツの
要望で撮られたものである。

本DVDの画質は、デジタル・リマスターということで、キズ・ホコリがほ
とんどなく、50年の作品とは思えないほどまばゆい画質になっている。
特典映像も充実している。




リオ・グランデの砦《デジタルリマスター版》
販売元: 東北新社

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