戻る

前ページ   次ページ

DVD/ビデオ 575118 (64)



リオ・ロボ
販売元: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 映画黎明期からの巨匠、ハワード・ホークス監督の遺作です。作られたのが1970年であるということに驚嘆します。古き良き西部劇はマカロニ・ウェスタンの登場によってズタボロになり、ホークス自身ニューシネマによって過去の人となってしまいました。作品中、女性の裸があって、またその顔が切り刻まれて、「えっ、ホークスが!」と思ったのですが、その描写が当たり前だった時代趨勢故です。それでも彼は撮ったのです。J.ウェインも演ったのです。

 確かに『ワイルドバンチ』や『明日に向かって撃て!』の様な壮絶な西部劇が作られたこの時期にあって、『リオ・ロボ』は少し懐古趣味な感じもします。J.ウェインもかつてのような軽快なアクションは出来ません。そして「安心なの」と言われて苦笑するJ.ウェインは、きっとかつてはプレイボーイだったホークス自身の投影でしょう。

 しかし南北戦争の敵同士だった若い世代と共感し、一肌脱ぐ展開は当時のホークスのおかれていた状況と一致します。そもそもニューシネマ世代はホークスのことを尊敬していたそうです。フリードキンがホークスに諭されて『フレンチ・コネクション』を撮ったのは有名ですし、『おかしなおかしな大追跡』は『赤ちゃん教育』のオマージュです。『ジョーズ』の3人は『リオ・ブラボー』の人間関係を踏襲しているとか。そう考えると、この『リオ・ロボ』も彼ら若い世代へのホークスの贈り物のような所があります。冒頭の若い騎兵の死は、もしかしたらヴェトナムで死んだ世代への思いなのかも知れません。そして「自分はもう爺さんだが、若い世代のために何か見せて残しておこう」と共闘するのです。大監督として、見事な晩節だったと私は思います。




リオ・ロボ
販売元: パラマウント ジャパン

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






リオ・ロボ
販売元: パラマウント ジャパン

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

リオ・ブラボー、エル・ド・ラドに続くウェインとホークスのコンビ最終作。さすがに前記2本のノリよりは落ちるが、相変わらず独特のアイデアが楽しめる。音楽にジェリー・ゴールドスミスを起用。




リオ・ロボ
販売元: パラマウント ジャパン

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






リオ・ロボ
販売元: パラマウント ジャパン

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






リオ・ロボ
販売元: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






リオ・ロボ
販売元: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






帰らざる河
販売元: 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

父が学生時代に映画館でアルバイトしていたとき、上映されていたのが、この「River of No Return」だったようで、マリリン・モンローと言えば「River of No Return」だと、他の作品を認めません。「歌う姿に恋をしたんだ」と言っていました。「世界一可愛い女」だそうです。




帰らざる河
販売元: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

きっちりと映画作りをする職人監督として名高いオットー・プレミンジャー監督作品です。プレミンジャー監督の作品はそのせいでしばしば淡白でクールな印象を持つ傾向がありますが、この『帰らざる河』もきわめて淡白に、そして計ったように手際よく物語りが進行していきます。

このフィルムの着眼点はなんといっても、しがない町の酒場のエンターテイナー、ケイを演じたマリリン・モンローの魅力につきるでしょう。スタンダードな西部劇でも彼女が画面に現れ、セクシーな歌声と妖艶なパフォーマンスを披露するだけで思わず画面に釘付けになってしまいます。せっかくなので、彼女が登場する場面をもっと思わせぶりに派手にするなどの演出上の工夫があってもよかったように思います。しかし、そこはモンロー、希代のセックスシンボルとしての貫禄を動じることなく示しきっています。ドラマの場面でもいささか人物描写の掘り下げ方が浅くはありますが、金銭的に豊かな暮らしへの欲求と、貧しくても温かな心の交流がある生活への渇望との間に揺れる女心をうまく表現しています。

ケイと運命的な出会いを果たす子連れの前科者マットにロバート・ミッチャム。ミッチャムといえば『狩人の夜』や『恐怖の岬』などのフィルム・ノワールで見せたキレたキャラクター作りに定評がありますが、本編で見せたタフで男らしいヒーローっぷりも捨てがたい彼の魅力です。ここではむろんモンローにいささか食われてしまっているものの、淡々と自分らしく仕事をこなしていて好感が持てます。モンロー演じるケイとのラブロマンスが定石どおりではありますが、あくまでもさわやかな扱いなので決して悪くありません。

“帰らざる河”での河下りは、合成場面を多用しながらも凡長になることなく一応のスペクタクルとしてうまく出来ています。ただ、それだけではストーリーに幅を持たせることができなかったからなのか、途中で与太者二人とマットが対立する場面を挿入させていますが、与太者がだらしないので意外とサスペンスが盛り上がりません。そのあたりが残念ではあります。

とはいうものの、都会のモンローにはない清楚で素朴な彼女の新しい魅力が堪能でき、プレミンジャー監督のきっちりとした演出で危なげないテンポが保たれ、恋や河下りという娯楽性もそつなく挿入されているあたり、案外と面白いウェスタンラブロマンスとして楽しめます。




帰らざる河
販売元: 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 マリリンモンローといえば、一時代の一世を風靡した世界的セックスシンボル、古き昔の良き時代のハリウッド女優か。 古くは第二次世界大戦に於いて、米陸海空軍の召集兵達は挙って「マリリンモンロー」のブロマイドを携帯したと聞き及ぶ。 要は、単純なセックスシンボル。戦場に於ける若き兵隊さんたちの「無知蒙昧なる脳裡」に夜な夜な描き出でる夢想の性処理対称か。兵士各々勝手に描く脳裡内夢世界に蠢く「空想的従軍慰安婦的存在」だったに違いない。
 彼(N君)曰く、マリリンモンローは、そんじょそこらの女性とは大いに異る。
「モンローは美しい。永遠の理想の美女!でる。時代の変遷と共に、一旦決めたこの結論を今更勝手に変える訳にはいかない!」と、豪語する。 言動に出して女性賛美するは、これ、ヨーロッパ的騎士道精神の現われなり!
 我輩、かくして「帰らざる河」のモンローさんしか観ていない。
 映画鑑賞感想! とんでもない。 こんな映画の鑑賞感想なんて書けますか? 粗筋を書いたって意味ない。 唯一の進言あり、一度は必ず鑑賞すべき映画なり!


前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ