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DVD/ビデオ 575126 (280)



邪淫の館 獣人〈ノーカット・ヘア解禁版〉
販売元: パイオニアLDC

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

馬の交尾を撮る令嬢、召使いと密通する娘、少年愛の神父、獣人に犯される貴婦人。以上のようなシーンがあるも、全体から漂う雰囲気はどこかユーモラスである。獣人伝説の伝わる、破産寸前の侯爵家に嫁ぐことになった令嬢を主人公とする物語であるが、不気味で恐怖感溢れるシーンを期待していると裏切られる。この題材をハリウッドに持ち込めば、緊迫感あるシーンの連続になったかもしれないが、肩肘張らずに作り上げた感が漂う。たまにはこんな作品を見てみるのも良いのではないかと思える作品である。




アッシャー家の末裔 (トールケース)
販売元: アイ・ヴィー・シー

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 映画は夢に似ていることが多い。映画を見たという体験と夢を見たという体験は非常によく似ている。サイレント、モノクロの場合は音も色もないのでこちらで想像する部分が大きく、より夢に近い気がする。そのせいか、サイレント・モノクロの作品は、トーキー、カラーの作品に比べ、記憶しにくい。怪奇映画の場合は、ストーリーというよりイメージの連なりで見せるので、余計にそうだと思う。見ているとすぐ眠くなってくる。夢が覚えられないのと関係しているような気がする。
 エプスタンの「アッシャー家の末裔」も確かに大学時代に見た記憶があるのだが、内容は殆ど忘れていた。どこで見たのかも定かではない。大阪の上映会だったと思う。字幕も付いていなかった。
 ところが、何かの時に突然、思い出したりする。最近では、黒沢清の「LOFT」を見ていて。森や陰鬱な空や枯れ木の感じから、「アッシャー家」の場面が急に浮かんできた。これはエプスタンだと思った。
 また、ブライアン・ユズナの「死霊のしたたり2」を見たとき、これは女人造人間が出てくる「フランケンシュタインの花嫁」のパロディなのだが、この女人造人間が登場してきて、やっぱりエプスタンのアッシャー家の「墓から戻ってきた花嫁」だと思った。
 「残酷の沼」でロバート・ブロックの「ポー蒐集家」のエピソードを見たときも、「アッシャー家」の波立つ沼のイメージが甦ってきた。
 夢のように意識下に記憶されているのだろうか。繰り返し繰り返し「アッシャー家」のイメージが反復される。
 改めて鑑賞すると、覚えている「アッシャー家」と随分違うのに驚く。バージョンも違うのかも知れない。
 記憶のアッシャー家はもっと怖かったようにも思う。恐怖が勝手に成長していたのだろう。
 風、波立つ沼、雲が走る空、不気味な枯れ木のシルエット。絵を描いているときのアッシャー家当主のアップ。交尾するガマ。絵に命を吸い取られていく花嫁。奇怪なイメージがどんどん重なっていくのが見事。
 途中、屋敷の周囲の森のようなところに、黒犬が小さく映る。呼ばれても、サッと身を翻して逃げてしまう。どうでもいいような場面だが、感心してしまった。今の映画だと必ず黒犬のアップを挟んでしまうのだろうけれど、挟まない。黒犬は小さいまま。そういうところが何だか凄くいい。夢のようにイメージとして、無意識下に残ってしまう。黒犬のアップが挟まってしまうと、「映画」を意識して夢から覚めてしまう。
 ラスト、墓から戻ってくる花嫁ですら、アップにならない。アップでは怖くない。
 屋敷が燃え落ちる場面はなかなかスペクタクルだった。ラストの花嫁の甦りはもう少しじっくり描いた方がよいようにも思ったが、どこかに別のバージョンがあるような気もする。





アッシャー家の末裔/キャット・ピープル
販売元: アイ・ヴィ・シー

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アッシャー家の末裔/悪魔スヴェンガリ
販売元: アイ・ヴィ・シー

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アッシャー家の末裔
販売元: アイ・ヴィ・シー

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 風、波立つ沼、雲が走る空、不気味な枯れ木のシルエット。絵を描いているときのアッシャー家当主のアップ。交尾するガマ。絵に命を吸い取られていく花嫁。奇怪なイメージがどんどん重なっていくのが見事です。途中、屋敷の周囲の森のようなところに、黒犬が小さく映る。呼ばれても、サッと身を翻して逃げてしまう。どうでもいいような場面ですが、何だか凄くいいと思いました。夢のようにイメージとして、無意識下に残ってしまいます。ラスト、墓から戻ってくる花嫁ですら、アップになりません。夢のように意識下に深くわけ入ってくる映像。素晴らしい作品だと思います。




ニコラ
販売元: 日活

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妄想癖って誰にでも多少はあるものです。こんな事があったらいいなぁなんて思っていた事が現実に影響を及ぼすなんて事も、ごくごくたまにあります。でもそれがあまりに強すぎると、現実の世界にまでそれが入り込んできて離れなくなってしまう。自分が考えている事が現実なのか、妄想なのか、夢なのか・・主人公のニコラは、外界とよりも内面との接触の方が強い男の子です。ラストまで暗くなぞめいた映像が続き、不安定な主人公を囲う登場人物たちも、皆独特の雰囲気でこの映画にぴったりでした。




幽霊屋敷の蛇淫
販売元: 紀伊國屋書店

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ヤコペッティの世界女族物語
販売元: ジェネオン エンタテインメント

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タヒチの女性が集団で川に入るところはカバの集団を思い起こさせた。アルジェリアでフランス軍の砲撃演習の際に発生する砲弾のかけらを生活の糧にする女性たちを見て、生きるということはとても切実なことなんだ思った。男性は化粧をしおしゃれをし、その代わりに女性が食べ物を得る社会を見て、へぇ、と思った。そんな感じ。





フランケンシュタイン 娘の復讐/死なない頭脳
販売元: エプコット

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「フランケンシュタイン 娘の復讐」
死体を掘り返しては日々、人造人間の開発に挑むフランケンシュタイン男爵。
完成間近に医大を卒業した娘が戻って来て、狂気の父娘によって人造人間が
完成するのだが・・・。71年イタリア映画。マッド・ドクター物には、大きく
三つに分けると、ひとつは現状の医学レベルには満足できず、さらに高めよう
とするチャレンジャー型、次に愛する者を救うため心を鬼にした人情型、最後
はなんでもいいから人体実験したがるサディスト型がありますが、本作に当て
はまるのがチャレンジャー型です。この作品の面白い所は、娘が関わってくる
事でマッド・ドクター映画定番の「フランケンシュタイン」からの脱却に成功
しており、娘役のロザルバ・ネリの妖艶さも、本作には合っていると思います
。助手がクラクラくるのも分かります(笑)。日本未公開作品らしい。一味違
うプロットが印象的でした。これ以上書くとネタばれしそうなので。★4個。

「死なない頭脳」
自動車事故で首だけになってしまったフィアンセを、特殊な血清を使って生存
させる事に成功した外科医のビルは、胴体を捜しに街に出るが・・・ 62年
アメリカ映画。本作は人情型ですね。「何で首だけになってしまった時点でフ
ィアンセは死なないの?」等、つっこんだらきりが無い位、ツッコミ所満載の
映画でした。TVタイトルは「美しき生首の禍」。レトロムービーで発売中の
同タイトル作品と同じっぽい。そこそこ楽しめました。★3個。




白い肌に狂う鞭
販売元: 紀伊國屋書店

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 マリオ・バーヴァらしい、きれいな映像と、雰囲気たっぷりの演出。主演のクリストファー・リーはもちろん、被虐趣味の女を演じるダリア・ラヴィの表情がとてもよくて、「モデル連続殺人」と並んでジャーロの原点ともいえる名作だと思います。
 冒頭、暗い海辺をリーを乗せた馬が走る場面だけでもうぐっと物語に引き込まれます。その後は古城とその周辺だけで話が進んでいきます。古城の家族とその召使の人間関係は大変ややこしく、その人間関係が悲劇を生んでいくのですが、凄いのが古城の中を描く映像の照明。赤、青、黄色、緑と様々な光に照らされ、どの場面も実に色彩が美しく、ダリオ・アルジェントの色彩感覚はバーヴァをお手本にしていたんだなということが分かります。
 ただ人が歩いている場面だけでも、その顔を照らす照明の色が次々に変わり、様々な陰影を作り、それが雰囲気を盛り上げていきます。この辺に魅力を感じられなければ、バーヴァやアルジェントは見てもつまらないかも知れません。
 浜辺でリーがダリア・ラヴィを鞭打つ場面は今見てもなかなかショッキングです。女主人公が被虐趣味というのがエロっぽくていいですね。このマゾヒズムが映画全体のテーマとなっていて、殺人の動機にもかかわっています。
 ラストのオチはジャーロのほとんどがそうであるように、あんまり納得は出来ないものですが、すべてが解決しないところがかえって不気味さを残していると思いました。
 クリストファー・リーは棺に入れられているだけでも存在感があります。死んでいる顔の陰影が凄くいいです。ダリア・ラヴィはピアノを弾いている場面の間、瞬きを全くしない。まるで人形のように見えます。ラヴィがピアノで弾くテーマソングもリリカルでよかったです。



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